こんにちは、アリゾナからKEIKOです。

 

自然を五感で感じ、生きる力にクローバー

ゆる~く、ありのままの自分を愛するハート

アロマセラピーとハワイアンヒーリングハーブのスクールKokopelli Healing Arizonaを主宰しています。

 

 

アリゾナのフリー情報誌オアシスに”薬と健康”というコラムを担当しています。

 

オアシス3月号ウェブ版はこちらからご覧いただけます。

https://www.acejapan.net/index.html

 

注意上のリンクは、随時最新号へ飛ぶようになっています。

過去のオアシスの記事は、バックナンバーから読めますので、参考にされてください。

 

3月のテーマは

 

”コロナ禍の小児救急の現場とワクチン”

 

こちらは、記事をブログ用に編集しています。

 

 

アリゾナは春

 

みなさん、お元気ですか?アリゾナは、少しずつ春らしい日が増えてきましたね。この季節、アレルギーに悩まされている方も多いのではないでしょうか?新型コロナウイルスの対策でマスクが義務付けられている今では、花粉症に対しての対策にもなるので、一石二鳥ですね。新型コロナの新規感染者数は減ってきてはいますが、引き続き、手洗い、うがいなどを続けましょう。また、花粉症にも感染症に対しても、目や鼻の洗浄も効果的ですので、ぜひ取り入れてみてください。

 

 

 

おすすめサイト「こびナビ」

 

みなさん、「こびナビ」というサイトをご存じでしょうか?「こびナビ」とは、新型コロナウイルス感染症の研究や患者の診療に取り組む医師たちが、新型コロナウイルスワクチンに関する正確な情報を届けるインターネットサイトです。非常に正確にかつ分かりやすく解説されていますので、ぜひみなさんの知識や理解を深めるため、興味のある方はご覧ください。https://covnavi.jp/

 

 

コロナ禍の小児救急の現場

 

 こびナビの中でも、実際に新型コロナウイルスワクチンをすでに接種した医師たちの体験談がシェアされていて、とても参考になります。体験談の中に、アリゾナ在住の岩野仁香先生の体験記を見つけました。偶然にも、1月のKokopelli勉強会のワクチンの回に、岩野先生がご参加くださったというご縁がありました。そこで、今回は、アリゾナで小児救急医として働く医師の岩野仁香先生に、「コロナ禍での小児救急の現場とワクチン」についてお話をうかがいました。

 

 岩野先生は、日本の医学部を卒業後、2012年に渡米、その後、米国の医師免許、小児専門医を取得して、現在は小児救急医としてValleywise Health Medical Centerの小児ERで日々、活躍されています。岩野先生は、3月に第二子を出産予定の妊婦さんでもあります。

 

 

コロナ禍での小児救急の変化

 

ちょうど、新型コロナが世間を騒がせ始めて、ちょうど一年になります。この一年での小児救急の現場の変化はどうですか?

 

「患者数は、減りました。私が勤務する小児救命救急室(以下小児ER)は、風邪などの軽症者や腕が折れた、頭を打ったなど、外傷や骨折など、通常の外来診察では追いつかない特殊な例が多かったのですが、子どもたちの自宅で過ごす時間が長くなったからか、かかりつけ医との相談をより密にして、小児ERに行くタイミングをより慎重に見極めるようになったからか、特にこの一年で患者数は減りました。

 

去年の2月は、仕事中に座る暇がないくらい忙しかったですが、今年はインフルエンザや流行性のRSウイルスなどの患者もほとんどいません。」

 

 

変異株の影響、子供の感染者数は増えている?

 

最近では変異株の流行も見られています。元々、ウイルスというものは変異するものですが、子どもにも感染しやすく変異しているのでは?という知見も出ています。現場での変化は感じますか?

 

「現場では、子どもの感染者が増えているという感覚はあまりないですね。基本的に子どもは重症化しにくいといわれるので、新型コロナに感染しても軽症者が多いイメージです。ティーンネイジャーでは重症化して入院しているケースはありますが、最近急に増えたという感覚はありません。いわゆる学童期の子供たちの感染は、まだ少ないと思います。」

 

 

妊娠中でのワクチン接種への不安

 

岩野先生は、3月に出産を控えた妊婦さんでもあります。妊婦は、新型コロナウイルスに感染すると、重症化しやすいといわれています。現在、アメリカでは妊婦や授乳婦も医師と相談の上、リスクとベネフィットを考慮して、ワクチン接種が可能です。医療従事者として、妊婦として、ワクチンを接種する不安はありましたか?

 

「不安はありませんでした。筋肉注射による痛みや打った後のしんどさなどの副反応もある程度は覚悟しているので、それが怖いという気持ちはありませんでした。不安があるといえば長期的な副反応くらいですね。自分で調べられる範囲で調べてみて、不安定なmRNA(メッセンジャーRNA)を利用しているということだし、治験の報告書からも大丈夫だろう、と判断しました。

 

ワクチン接種を決断した時点で、妊娠26週で安定期に入っていたというのも、決断した理由の一つでした。もし、まだ妊娠初期で安定していない時期だったら、少し時期をずらしたりしていたかもしれません。」

 

 

ワクチン接種後の副反応は?

 

今回のmRNAのワクチンは、2回の接種が必要なワクチンです。主な副反応としては、接種部位の腫れ、発赤、発熱、倦怠感、頭痛などが報告されています。副反応の症状は、1回目よりも2回目の方が強くでる方が多いと言われています。岩野先生はファイザー社のワクチンを接種されましたが、副反応などはいかがでしたか?

 

「私の場合は、副反応はほとんどなかったです。少し筋肉痛のようなものがあって、でも普通に生活していたら、痛みを忘れる程度でした。1回目は、ワクチンを打ったことを神妙に受け止めて大人しく過ごしましたが、2回目は、接種後にボクシングをしました。ジャブを打った時に、「あ!今日ワクチン打ったんやった」と、思い出したくらいでした。その後、少ししんどいかな、という程度の倦怠感があった程度でした。」

 

 

感染しないよう心がけていることは?

 

パンデミックから一年。初期の段階では、未知のウイルスに対して分からないからこそ、人々は色々な対策をしてきました。今振り返ると、行き過ぎた対策も中にはあったかもしれません。先生が今でも感染しないように心がけていることはありますか?

 

「病院で患者さんを診療するときは、マスクにアイプロテクターなどをつけて、感染を防いでいます。外に出る時は、マスクをするなど基本的なことをしています。一年前のパンデミック初期は、もっと細かく気を遣っていました。通勤の行き帰りの洋服を替えたり、帰宅後はシャワーを浴びたり、注意していました。最近では、一ヶ月に1,2回は帰宅後に疲れ果てて、着替えずに倒れ込むようなこともあります。ただ、靴だけは今も車の中で履き替えています。

 

あと、こうした方がいいよと、言われることに対して、あらがわないようにしています。心と頭を柔軟に切り替えられるように心がけています。」

 

 

今後子供へのワクチン接種が増える?

 

現在は、ファイザー社のワクチンが16歳以上、モデルナ社のワクチンが18歳以上での使用になっていますが、低年齢(12~17歳)での子供への治験が進められています。今後、子どもへのワクチン接種の拡大が推奨された場合はどう思いますか?

 

「大人もそうですが、子どもも、ワクチンを接種するメリットがあるかどうかが判断基準になると思います。生活している環境や持病などによって、考え方も変わってきます。現状の重症化しやすい、感染しやすい人たちをフェーズ分けして、順に必要な人が打つか打たないか選択をしていったらいいと思います。」

 

 

子をもつ親として、医師として、伝えたいこと

 

 人それぞれ、考え方や環境なども違うので、一人一人ができる感染対策や行動も変わってくると思います。まだ終わりが見えない中で、重症化しやすいと言われる妊娠中で、小児救急医療に携わる身として、子育て世代の方々へのアドバイスをお願いします。

 

 「いろんな意味でバランスがとても大事だと思います。もちろん、感染対策として気を付けるに越したことはないですが、確かな情報源からのガイドラインを知り、その範囲内でのことを守っていれば、その後は個人個人の考え方次第だと思います。

 

なかなか頭が休まらない状況ですが、あと2年くらい自分たちが燃え尽きないくらいのペース配分は大事だと思います。子どもの学校選びなどでも、自分の考えに合う選択ができない場合は、学校を変えるという選択肢も出てくることもあるのではないでしょうか。無理をしてまで何かを強要されるべきではないと思います。最終的には、自分で調べて自分で決める」ことがとても大切になると思います。」

 

 

 “常に変わりゆくコロナ禍”で、いかに自分や家族、地域を守っていくのか、参考になるお話をありがとうございました。情報や対応、ルールも常に変化しています。医療者だけではなく、一人一人があふれる情報を正確に理解し納得して、自分たちの生活や健康に役立てていく時代になってきています。

 

妊婦で小児救急に携わり、ボクシングで自分の息抜きも上手にバランスよくされている岩野先生。とてもエネルギッシュで、かつ幅広い視野をもってある素敵な先生でした。お忙しい中、本当にありがとうございました。

 

 

Kokopelli勉強会

 

オアシスで取り上げたテーマを元に、月に一度のZoom勉強会です。

 

次回のテーマは、「アメリカのコロナ禍での小児救急の現場とワクチン」です。

お話をうかがった岩野仁香先生も交えて、ざっくばらんにお話をしたいと思っています。

 

日時: アリゾナ時間3月5日(金)17時

     日本時間3月6日(土)9時

料金: 無料

オンラインZoomを利用します。

 

参加希望の方は、下のLINE@からご連絡ください。

詳細をお送りいたします。

 

LINEのメッセージのやり取りは、一対一のやり取りです。
ID:@869rxhti
アットマークから入力してください。

 

アリゾナだけでなく、日本の方、世界どこからでもご参加、大歓迎ですハート

 

日本、ハワイ、ヨーロッパなど世界各地から、ご縁を頂いています。

 

1時間弱の気軽な会です。どうぞ、気軽にご参加くださいね!

 

LINEの方が、連絡がスムーズですが、

LINEをお使いではない、もしくはEmailご希望の方は、

info@kokopellihealingaz.com までお問合せください。

 

KEIKO

 

 

•Anyone has a hundred great doctors in the body.

    人間は誰でも体の中に百人の名医を持っている

•The farther a person is from nature, the more likely the person gets sick.

    人は自然から遠ざかるほど病気になる

•Regard your meals as medicines, and medicines as your meals.

    汝の食事を薬とし,汝の薬は食事とせよ

•Any disease can be cured by dieting  and exercises.

    病気は食事療法と運動によって治療できる 

•Walking is the best medicine to us human beings.

    歩くことは人間にとって最良の薬である

 

by ヒポクラテス

 

 

 

 

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