Out of My Book by Van Der Graff Generator
このアルバムはバンドがもう一皮剥けたら良いな!という時期の作品ですが「Refugees」と並んで好きな曲です。
清涼剤みたいな存在。ピーター・ハミルの端正なVoには惹かれます。
ニック・ポッターはなかなか良いベーシストだと思っていますが全面参加はこのアルバムが最後でバンドを去ります。
数年後再び、バンド(バンド名は短縮)(やハミルのソロ)と一緒に演奏することになるのですが、相変わらず魅力のベースラインです。
これ、もし知らない人がいれば是非聴いて欲しい。
Ship of Fools by Van Der Graaf
復帰後のバンドとして最後の「爆発」がこのライブ・アルバムでした。
この時期、バンドの中核を成す楽器はなんとチェロとヴァイオリン!なのにこの音圧とノイズ!
ハミルの絶叫は空前絶後のRockです。
当時流行し始めた似非ファッションパンクなどこのサウンドの前では成すすべもない印象が、、これは必聴盤です。
、、って思わせぶりに曲を出しておいて内容はまた全然違う話です。まあ、楽曲とは「book」つながりということで(笑)
さてさて、9月6日の土曜日、用事があって有楽町の三省堂書店に出かけました。
この夏前に地元の小規模な書店が閉店し、ついに徒歩圏内に書店がなくなったところでした。
割と規模の大きな書店訪問は久しぶりでしたが、やっぱり良いなあ、、と。
2時間くらいはあっという間に経ちますねえ。
普段読むことのないであろうジャンルの平積みとかを眺めて、面白そうな書籍を手にしてみる。この上なく贅沢な時間です。
確かに「Electronic Commerce」使えば何でも買えるし、在庫もすぐわかるし、色々と手間も省けます。
ただなぁ。この「手間」を省くことが果たして良いことなのか、、
音楽もそうですが、レコード店での思わぬ出会いってありま
すよね。
西新宿で輸入盤を漁っていた頃が懐かしいです。
音楽選びは今よりずっと真剣勝負でずっとスリリングなものでした。
不思議とジャケ買いにも自信と貫禄が付いてくる。
今みたいに簡単に試聴なんてできないし、穴のあくほどジャケットの情報を確認して後は一発勝負みたいなところもありました。
「あたり」を引いた時の嬉しさは格別です。
それに失敗しても思わぬ音源に出会ったりもあります。
「便利より不便の方が大分良い」ってやつです。
勿論、書店もそうです。
ECではAIに趣味嗜好や傾向を探られてその関連商品が表示されます。
結局カタログから選ばされている感が半端なく、世界が狭まった感じさえします。
で、今回も書店にてあれこれ普段読まないジャンルの本を感心しながら見てました。まだまだ知らないもの、非常に沢山あります。
で、勿論知ってる作家さんの新刊情報も。実地で!
例えば、奥田英朗さんの「伊良部シリーズ」の最新作の文庫化とか(9月3日発売だったようですが)出てる!!
他にも、あーこの人の新作も出してる!!も複数あって楽しい限り!
三省堂は著者のサイン本が形態を問わず結構置いてありました。
昔は文庫本ではサイン本なんてほとんど無かったんじゃないでしょうか。
湊かなえさんのがあったので購入してしまいました。
散財しますがやっぱり書店は楽しいな~と。
書店員さんによるPOPも良いです。
Amazonなどにあるユーザコメントはそれこそ幼稚なものが多くて、ましてや評価なんて参考になりませんが、本を知る人の情報は純粋に次元が異なるものです。
トンデモ精神科医・伊良部一郎が主人公のシリーズ17年振り!の最新作「コメンテーター」が文庫化です。
このシリーズは1作目の「空中ブランコ」が直木賞受賞作となりました。
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「いらっしゃーい」
伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。
色白で太ったその精神科医の名は、伊良部一郎。
そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。
プール依存症、陰茎強直症、妄想癖、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど……訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。
こいつは利口か、馬鹿か?
名医か、ヤブ医者か?
看護師のマユミちゃんもとても良い味出してます。
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作者の奥田さんはルーティンで書くことを避けるため一度このシリーズを封印したようですが、年齢やキャリアを重ねることでもう何を書いても良いか、という想いになり再開したようです。


