David Sanborn R.I.P. | 音楽見聞録

音楽見聞録

単なるリスナーが好きな音楽について勝手きままに書き散らかし。
CDレビュー中心のつもりが、映画や書籍など他の話題も。

ああ、知らなんだ、、、

 

David Sanborn 享年78
今年(2024年)5月12日に18年前から患っていた前立腺がんによる合併症で亡くなったと。


この偉大なプレイヤーを自分のような者が語るのはおこがましいのですが、この方のアルトサックス、特別でした。

「ブロウ」ってフレーズ、自分の中ではサンボーンのアルトです。

 

とにかくアドリブが歌です。

旋律にスケール等の機械的な感じは全くなく血肉が通っている。

サンボーンのアルバムは78年の「Heart to Heart」から99年の「inside」までおっかけていました。(その後はあまり知りません、、、)

 

中でも好きなアルバムは、


84年の「Straight to the Heart」(ライブ盤)

 

87年の「A Change of Heart」

 

収録曲 Chicago Song

このアルバムを表すようなむっちゃ硬質なサウンドですが、まあ時代ですよね。

 

86年、ボブ・ジェームスとの「Double Vision」

 

収録曲 Maputo 

ひたすらカッコ良い曲です。

 

92年の「Upfront」

 

ファンク、ブルース、R&B。
前作のJAZZ-JAZZしたアルバムから180度方向転換したアルバムでかなり好みです。

 

収録曲 Benny

この曲は特に素晴らしいです。

まさに旋律が歌っている。サンボーンっぽく吹く人はあまたいれども、サンボーンは一人しかいないのですねえ、、、涙

素晴らしい作品を聴かせていただきありがとうございました。