We're all alone
先日の記事で「歌ものベース」について触れましたが、
Boz Scaggsの「We're all alone」も素晴らしいベースが聴ける「歌もの」です。
1976年のアルバム「Silk Degrees」に収録された曲ですが当初はシングルB面に収録されたり、別アーティストに提供されたりとあまり良い目にあっていません。
が、結局はアルバムを代表する1曲となっています。
アルバム録音メンバーには、D・ペイチ(key)、D・ハンゲイト(bass)、J・ポーカロ(drs)が参加しており、この3名が数年後にTOTO結成に至るのは周知のとおりです。
という訳でベースはD・ハンゲイトが弾いています。
ハンゲイトはTOTO(「Rosanna」や「Africa」を含むグラミー制覇アルバム「TOTO IV」まで在籍)でのPlayもそうであるように、派手で目立つタイプの個性派ベーシストではありません。
しかしながらこの曲においても楽曲を「歌もの」と考えた時に最上となるベース演奏を聴かせてくれます。
ベースの音色、音の運び方、メロディに対するアプローチと、どこをとっても文句のつけようのない仕上がりです。
このベースは基本スローテンポな曲に更に緩急を加え、独特のグルーヴ感を与える役目も担っています。
しかも全く旋律の邪魔をしていません。
弾いていても非常に気持ち良いです。
これも「歌ものベース」の醍醐味です。