魔女ベファーナからのプレゼントは多分、炭だな、、 | 音楽見聞録

音楽見聞録

単なるリスナーが好きな音楽について勝手きままに書き散らかし。
CDレビュー中心のつもりが、映画や書籍など他の話題も。

クリスマスですね。

と言っても、私はクリスチャンではありません。

宗教とは無縁のいかにも乾いた、それでいて欲まみれで日々の生活を送っています。

 

敢えてキリスト教との関連を挙げるとすれば、幼少期にミッション系の幼稚園に通っており、日曜日が休日だった時代に、土曜日が休みで日曜日の午前中には園での礼拝に参加するという生活でした。
後は、今は亡き恩師が敬虔なクリスチャンであったことくらいでしょうか。

従ってどこかで思想的には影響を受けていると思います。

というよりも、汎ヨーロッパという世界観に立って物を考えようとしたときに、文学にしても音楽にしても何がしかの影響を避けることは出来ないものでしょう。

ただねえ、、、、クリスマスって寂しくないですか?
なぜなら、明確に終わっちゃうから、です。

クリスマスは「過ぎ去る」感が強くて。
パタっと終わるのがとても寂しいのです。昨日まであんなに騒いでいたのに、、もう終わりで、正月に切り替え??

(尤もカトリック色の強い国では年明けまで期間が続くようですが、、、)


それに比べると日本の正月のありようは!
もちろん「元旦」はありますが、三が日とか松の内とか小正月とか。最早いつまでが「正月」なのかよくわからない。

よく分からず日本中が寿ぎ、目出度がっている内にいつの間にかすっと新しい年に馴染んでいる、といういかにも日本的な展開で、まあ、こちらの方が少しだけ気楽ですよね。

特に好きな季節や行事という訳ではありません。なんか人も多いし、押しつけがましく暑苦しい感じがして。

そう考えると潔いクリスマスの方が本当は好きなのかもしれません。

 

さて、クリスマスに因む音楽について。

ん~「ちなむ」となると難しいです、、、

 

洋楽だとクリスマスそのものを歌った曲は基本的には陽気なものが多いような気がします。

お祝いなのでそうなりますよね。

ただこの陽気さはあまり趣味ではありません。後は純粋な聖歌くらいか。

邦楽では逆に陽気な曲は少ない傾向にあるような気がします。クリスマスに絡めた「別れ」とか、、、つまりクリスマスの本質に触れるというよりはその周辺で起きた出来事を歌にするというか。まあ季語の一つみたいな使われ方をしているのではないかと思います。

自分の中でのクリスマスソングは何年かはユニコーンの「雪が降る町」が定番でした。

これ良い曲ですよね~。アルバムに収録されていないシングル曲で、厳密に言うとクリスマス以降年末までのことを歌っていますが(ここもいかにも日本的と言えるのか?)まあ、クリスマスソングの括りという事で。

そして、ここ数年で良く聴くようになったのが澤野弘之氏のプロジェクトであるSawanoHiroyuki[nZk]が2017年にシングルの収録曲(いわゆるA面曲ではありません。)として発表した「Christmas Scene」という曲です。

<Chrismas Scene> by SawanoHiroyuki[nZk]

このプロジェクトでは常連さんの、mizuki(ミズキ)とTielle(チエル)という二人のボーカリストが歌を担当しています。
この曲が自分にとって、ここ数年のクリスマスソングの定番となっています。

なかなか良い曲だと思いますが如何でしょうか?
(※蛇足:このビデオでもドラムを担当している同プロジェクトでも有名な山内(マッショイ)優さんが急逝したのが昨年の今頃、2019年12月でした、、、、一度だけライブハウスで生演奏を聴いたことがありますが、とてもカッコ良いドラマーでした。まだ齢も若かったのに。残念です。)

洋楽では?と言えば、クリスマス時期にふさわしい、「冬」や「雪」を歌った洋楽曲として、こんな曲は如何でしょうか。

どれも好きな曲ばかりです。

Tori Amosのデビュー盤に収録された素晴らしい楽曲「Winter」

この人はデビュー盤でもう完成しています。いまだに活動を追っている一人です。

<Winter> by Tori Amos

 

次は何ともノスタルジックで幻想的な佳曲Genesisの「Snowbound」です。

あ~これも大好きな曲です。
Genesisが3人になっての初のアルバムに収録のこれはマイケル・ラザフォード作曲ですかね。

フィル・コリンズがまだそれほどねちっこい歌い方をしておらず、全体的に清涼感があります。

ラザフォードのアルペジオとバンクスの端正な鍵盤って良いですね・・・

<Snowbound> by Genesis

 

さて、きりが無いので、これで最後の曲とします。

スティーヴ・ミラー・バンドの「Winter time」で締め。

この曲だけはSMBの他の曲とは異様に雰囲気が異なるんですよね、、結構好きなんだけど。

<Winter Time> by Steve Miller Band


最後におまけ。定番で見る映画はもうコレにて決定です。
英国の香りがぷんぷんするディケンズの超有名小説の映画化です。

クリスマス・キャロルの映画化はあまたあれど、アルバート・フィニーが主演のこれが一番好きです。

普段はミュージカル作品を見る習慣はないのですが、この作品はNHKでTV放送されたのを見て以来、何度見たことか、、、、名作だと思います。(最初はTVで撮ったビデオ、続いてLD、その後しばらくDVDしかありませんでしたが今はブルーレイ化されておりホクホクです。)

アルバート・フィニーが主役のスクルージを演じているのですが、この老け役がスゴイです。

当時、フィニーは34歳だったと思うのでこの演技には恐れ入ります。

途中で若かりし頃の自分を自分で演じているシーンがありますが、ここではあまりの落差にほとんどの人は同一人物が演じているとは気づかないのでは?

画面の端々が「英国」っぽくてなんか良いんですよね、、、、見ると一瞬だけでも改心する、、、

 

 

ちょっと早めのメリー・クリスマス!!でした。

こんな状況の中ではありますが、皆様にとって良いクリスマスでありますように。

 

誰もがいつもより余計に不安や不満を抱えている昨今かと思います。

それぞれの皆様の心が少しでも満たされることを祈ります。誰かに何かを与えることこそがそれを実現する近道かもしれません。