Mel 9・・・使えないけど、、手離せない | 音楽見聞録

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Electro Harmonix社のエフェクター「Mel 9」(メル・ナイン)

う~む。

これほど使えない!!のに手離せない!!エフェクターも珍しいです。

 

どんな音が出るか、上のYoutubeの宣伝映像でご確認ください。

(もうサンプルとして演奏される曲もアレなのですが・・・)

 

要するに「ほんのちょっとだけ」メロトロンなのです。

・・・プログレ好きにはある部分をくすぐるたまらん音です。

なんちゃってメロトロン。

 

この音が楽曲の後ろで鳴っているだけで許せてしまうこともある。

でも使われていればOK!って訳でもない。例えばアネクドテンはあまり好きじゃないし、、、

 

メロトロンの本物なんて所有できないし、所有したところで管理が大変そうだし、何よりもロクに鍵盤を弾くこともできないので如何ともし難いのですが、このエフェクターにはある種のプログレ・ファンの夢を満たし、胸を熱く、せつなくさせるものがあるのです。

メーカーも痛いところを突いてくるなぁ。ニッチと言えばニッチだし、どストライクと言われればそう。

 

元来、ギターでの使用を想定されていますが、ベースでもA弦の一定の音以上であれば使用できる、と謳っています。

 

・・・が、はっきり言って残念ながらベースでは全く使い物になりません!!!

音が低すぎるため、うまく反応しません。

バンドの中で使うことは諦めた方が良いでしょう。特にベースでは弦振動が大きい分、追随性は非常に悪いと感じます。使用には耐えません。

ブリッジ側のピックアップを使い、懸命に細目に音を切って、丁寧に丁寧にミュートに気を付けながら弾けばある程度は使用出来ると思いますが・・・素早いパッセージは絶対に無理でしょう。

 

一番の使い方はギターで思い切り気分に浸ること。(出力はエフェクト音だけに設定してかな。)

 

・・・あと、意外と使えると思ったのがアコースティック系の音の補助です。

特にエレアコ!これには使えます。

例えば、アタックタイムを長くしてストリング等の音を選択、楽器の原音の方をやや大きめにして、エフェクトも少し強めにするとむちゃ綺麗なバッキングが付いた感じになります。特にアルペジオを弾いてる時なんて絶品です。

もう一台バッキングの楽器が増えたような印象を与えます。

 

但し、あまりコードチェンジが頻繁でない曲(一小節に一コードくらい)の方が効果が上がると思います。

もしくはつまらないけれど白玉音符。

ややメロトロンの主旨からは外れてしまうかもしれませんが、この使い方は「有り」だと思います。

 

なんか出来の悪いダメな親戚を一生懸命に擁護しているような気もしますが。

・・・とにかく愛着ある使えない奴なので、手離すに至らないのです。