Grover Allman VINTAGE 1.35MM  | 音楽見聞録

音楽見聞録

単なるリスナーが好きな音楽について勝手きままに書き散らかし。
CDレビュー中心のつもりが、映画や書籍など他の話題も。

え~と。またベース関連の話です。つまらないかも、、、

 

ベースを弾く時は基本的に「指」弾きなのですが、Beatlesのセッションに参加する時や、バンドでの楽曲でどうしてもピック弾きが必須だと思う曲にピックを使うことがあります。

 

ベースのピックと言うと良く言われるのが昔からある「三角形」の大きなやつ。

このタイプはお勧めとして説明されることも多いのですが、私、あれが全くダメなんです。

手に余るというか、持ってると非常に落ち着かないというか・・・もう全然しっくりこない。とにかく使いづらくて。

 

あれやこれや探して、一時期、使用ピックは某製品!と決まっていたのですが、その製品はかなり以前に製造中止となり、後は手元に残っているものだけで終了!という状況でした。

 

で、私はセッションの時に良くピックを失くすんです。

普段ピック弾きでない分、演奏後に、ついついどこかに入れちゃって後で探すけど見つからない。消えちゃう。出てこない。

 

そうこうしているうちにもう手元には当該ピックが1枚しか残っていない状況になりました。

 

さすがにコレはまずいと思い、次に続く、使いやすそうなピックを探すこととなりました。

大きさや厚さ。微妙な違いで指にフィットするかしないか、コレは人によって大きく異なります。

まさにここは好みです。

 

敢えて助言があるとすれば、とにかく気になったものを片っ端から使ってみて自分に合うものを探しましょう、ということに尽きます。

それほど個人的なものだと思います。

 

で、今回、今後しばらくコレを使ってみようかな、という製品にたどり着きましたのでちょっとだけご紹介。

 

Grover Allman (グローバー・オールマン) は「ピック」や「ストラップ」といった楽器用アクセサリーを販売しているオーストラリアのブランド・メーカーです。2014年頃から日本に入ってきたらしい、割と新しめのメーカーです。

ここは色々な種類のピックを出しているのですが、気に入ったのはオーソドックスな「VINTAGE」というシリーズ。

 

素材は歴史のある「セルロイド」です。最近の新素材にありがちな、妙なクセのある音はしません。王道な感じ。

 

弦にあたる感じもパキッとはせずにもう少ししっとりした印象です。

ピックの形状はいわゆる「ティアドロップ」型です。

若干わずかに上下が長めかも。

 

で、これが一番問題なのですが、「厚み」です。

基本的にベースは弦が太いのである程度厚いピックが必須かと思います。どんなに薄くても1mm以上は必要だろうな、と思います。

 

Grover Allmanのこのシリーズ、1mm以上のラインナップでは「1.14mm」と「1.35mm」が用意されています。

とりあえず両方を購入して弾きくらべしました。

 

1.14mmはほんの少しだけ薄い感じですが、ピックが弦にあたった後の「しなり音」が丁度良いのです。

完全にそらない代わりに「しなる」ことにより、音に艶が生まれる感じです。捨てがたい。

但し!!早いパッセージの時にそのしなりが邪魔をしてひっかかりが発生し、スムーズに弾けないことがあります。

これは私自身のテクニックやクセのせいかと思いますが、やや致命的かと。

 

で、1.35mm。こちらは早いフレーズでもびくともしません。追随性は非常に良い。けれど、ほぼ、しなりません。

弦がボン!ゴン!と鳴る感じ。つまり音の艶がやや犠牲になる。

 

従って演奏に使用するにあたっては1.35mmのチョイスとなりました。

あ~あ。これが、もう0.1mmほど薄かったら両方のニーズを満足させてくれるような気もするのですが、そこは仕方ないですね。

 

という訳でしばらくはこのピックを使ってみようかと思っています。

品切れを心配し今度は10枚まとめて購入しました。

 

失くさない限りはそう簡単に削れて使えなくなることはないのでこれだけあれば(失くさない限り)大丈夫でしょう。

 

※雑誌等にあるベースのピック関連の記事見ていると、大きな三角のピックは一端が削れても他の2つの角が使えてリーズナブルって話が良く出てるのですが、ホントにそうなの?

皆さん、弾いているとそんなにピックが削れてしまうものなの?どんだけ力持ち?