皆さんはプログレフリークのイベント「Cruise to the edge」なる企画をご存じでしょうか?
豪華客船に乗り込みクルーズを楽しみながら、クルーズ期間中船内ではプログレ三昧のライブが繰り広げられるというマニア垂涎の企画です。参加料もそこそこで決してお金持ち向けの企画ではありません。(但し、長期間の休暇がとれるかどうかがミソですが・・・・)
今年は「Cruise to the edge 2014」と銘うち、2014年4月7日の午後7時にフロリダ州マイアミを出発、途中ホンジュラスの島に寄りメキシコを経由して12日にマイアミに戻る6日間のクルーズだったようです。
(この企画は2013年も開催されたようですが来年もやるんでしょうかね?)
クルーズの企画タイトルはもちろん「Close to The Edge」からとったものでしょう。参加バンドではYESがメイン・アクト的な位置にいますね。ロジャー・ディーンのポスターも目を引きます。
参加しているバンドがもうすごいです。ざっと並べてみると・・・
イエス、マリリオン、タンジェリン・ドリーム、クイーンズ・ライク、スティーヴ・ハケット(Genesis Revisited)、ルネッサンス、パトリック・モラーツ、PFM、トニー・レヴィン、ストロウブス(メンツ不明)、ソフト・マシーン(レガシー)、スリー・フレンズ(ジェントル・ジャイアントメンバーの派生ユニット)などに加え新しめのバンドではライフサインズ、ムーンサファリなどなど。
日本からは「Asturias」(ちなみに今回はエレクトリックVer)が参加してます。
これだけのバンドのステージを何度も趣向を変えてみることができたり、異なるバンドメンバー間でのジャムが企画されていたりと企画盛りだくさんです。
で既にいくつものライブ映像がyoutubeに投稿されています。いやはや凄い時代です。
これらを見た感想・・・・素直に、参加したくないですね・・・・
いや新しいバンドのライブならもちろん見たいんです。が、かつてのビッグ・ネームたちの過去の栄光を引きずるだけのようなステージははっきりいって見たくないという印象を持ってしまいました。
なぜ今その曲を演奏するのか、必然性がないから。彼らがバンドとしてたどり着いた今のヴァージョンを聴かせてくれるなら大歓迎なのですが、ただ単に過去の楽曲をそのままなぞるだけで、しかもそこにはハリもツヤも緊張感もない。
リズム感も思い切り悪くなっているミュージシャンが多く、私がyoutube映像で見た中ではスティーヴ・ハケット以外は虚しく感じるものが多かったです。
一生懸命なのだろうけどベースのアドリブラインがまるで面白くないクリス・スクワイヤ、座ってギターを弾く丸まったスティーヴ・ロザリー、声質が全く変わってしまっているのに同じように歌おうとするアニー・ハズラム、やっつけ仕事風味満載のゲイリー・グリーン・・・・正直言ってこれらは見たくないです。
単に再現する事には意味を感じられません。
伝説が目前で生きて動いている・・・とは言えこれじゃもはや音楽とは言えないのでは?
特にプログレというジャンルは先鋭さが命だと思ってます。刃こぼれしてしまった刃からの鈍い一撃では何も切る事はできません。「昔はこういう風に切ったんだぜ」と言って型を見せることの意味はなんなのでしょう。
しかし、ニーズがあるからクルーズは継続しているのだと思いますが、仮に私が乗船したら多分新しいバンドしか見ないような気がします。
「Cruise to the edge」の元ネタである「Close to The Edge(危機)」は正にへりに近づいている危機的な状況を表していたと思います。
この企画自体が、いやプログレたるジャンルがedgeに近づいていない事を祈ります。
ビッグネームとは言え、現役バリバリのプレイヤーによる創造性あるステージならばもちろん見たいですよ。
閑話休題、「HUNTER×HUNTER」連載再開の報を受け、少年ジャンプ購読をこの一作のためだけに再開するか非常に悩んでいます。
全く悩みが多いね(笑)