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最近観た映画(と言ってもこれを書いているのはちょっと前なのですが・・・)で印象に残った2本を紹介。
前置きしておきますとこれらの作品は決して万人受けしないだろうし、作品としてもかなり欠陥が目立ちます。テーマだって決して重厚ではないし、言ってしまえばカタルシスだってそれほどは感じません。
それでも2作品とも強烈にヴィジュアルに訴えて来るモノがあり、変に構えた映画や高尚っぽく見せようとするエセ作品よりはずっと観てて潔く、それが心地よいのです。グロいんだけど心地よい。
十三人の刺客は筋と呼べるようなものはほとんど無し。時代劇としては珍しくとにかくアクションを前面に見せるためだけにひたすら時間をかけている。まともなシーンがあったかなと思うとすぐにむちゃな筋立てにシフトし後は必然性の感じられないエピソードが加わってきたりとやや意味不明なところが散見するものの、その意味不明を吹き飛ばすような有無を言わさぬ戦闘シーンが見所です。300人対13人ってのもスゴイ。稲垣吾郎の怪演ぶりは良かったです。しかし、あの牛のCGだけは絶対ダメ・・・いかん・・・
一方KICK ASSは何と言っても「ヒット・ガール」の存在です。女の子が人を殺しまくる何とも違和感たっぷりの映像にはやられてしまいます。何がどうなってんのと考える前に脈絡なく殺戮が始まる。こちらもテーマがどうだとか言う前に不条理な場面を強制的に眼前に提示される事の快感というか・・・もしかしたら映画の原点の一つはこういう感覚ではなかったでしょうか?
結果、見方によっては救いようの無い2本ですが、その実、変に感動させようとする最近のあざとい筋立ての映画より余程好感が持てます。そういう映画は見てて疲れる・・・予定調和はいかんでしょう。