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1. 三ツ星カルテット
2. R.I.P.
3. ウェザーリポート
4. 分別奮闘記
5. モーターサイクル
6. 透明飛行船
7. 魔法の料理 ~君から君へ~
8. HAPPY
9. 66 号線
10. セントエルモの火
11. angel fall
12. 宇宙飛行士への手紙
13. イノセント
14. beautiful glider
BUMP OF CHICKEN
PVで紹介したのはアルバムの先行シングル「宇宙飛行士への手紙」です。いや~サウンドの手触りはまるでcoldplayですね。透明感のあるギターが空間にうまく配置された感じ。
このアルバムは1年ほど前に発売されたシングル「R.I.P.」からの集大成みたいなものでしょうか。以前このブログでも紹介した8.「HAPPY」とその少し後に発売されたこれまた秀作な7.「魔法の料理~君から君へ~」と強烈なシングル曲4曲を含んでいます。
中心人物の藤原基央のVOは決して声量豊かでも無いしテクニック的にも?と思う点が多い。特にライブでの歌声は?。しかし、だ。彼のちょっとか細く頼りない声が楽曲にのり空間を切り裂いて行く様は痛快でさえある。
曲も本当に洗練されてきており仕掛けも満載。だが何と言っても歌詞です。
藤原の表現しているものは何なのか、つらつらと考えてみるとそれは「不在」という事に収束して行くように思えます。「不在」と対峙する位置にある「今存在する」という事への不安。限られた空間や時間の中で自分達はどう在るべきなのか?歌詞の端々からその意識を感じます。ピーター・ハミルばり。
またHAPPYのブログ記事でも書きましたが、不器用に生きるしかない大半の人を否定する訳ではなく逆にエールを送る姿勢に感じ入る所があります。まだ30歳ちょっとなのに老成した感じがします(笑)
「死んだ魚の目」をしている人間をこき下ろすのが良くあるパターン。彼らは死んだ魚の目のずっと奥の心に拍手を送り、そこにある心を丈夫だぜと誇り、確かにそれが脈を打っていることを宣言する。
藤原にとって人生は「どうせいつか終わる旅」であり「そしていつか星になってまた一人になるから」である。不在に向かって確実に進む時間。
でも「今もいつか過去になって取り戻せなくなるから それが未来の今のうちにちゃんと取り戻しておきたいから」「言えないからつれてきた思いは育たないまましまってある」だから自分はそれを唄にする。彼が唄う理由はくり返しそう表現されている。
「自分を嫌えば許される それは間違い 自意識が過剰 そもそも嫌えてない」
でもこれらの主張は「あぁ君には言ってない そう無視してくれていい 相槌さえ望まない そもそも大した事言ってない」だと。爽快ですね。