- Twisted Tenderness/Electronic
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Twisted Tenderness / Electronic (1999)
元スミスのジョニー・マーとニュー・オーダーのバーナード・サムナーのユニット、エレクトロニックの3枚目のアルバムです。
正直言って企画ものの常で1枚目「Electronic」で終わりかと思いきや続きますね~。
1枚目はペット・ショップ・ボーイズのメンバーなどが参加してギター・サウンドとシンセを融合したニュー・オーダーの延長線上にあるエレクトリック・ポップ風の作品で、収録曲の良さも手伝い比較的良い印象をもちました。ただ「企画もの」の枠は出ていない印象があったし、何よりもジョニー・マーの存在感があまりに無さ過ぎる仕上がり。
で、続く2枚目「Raise the Pressure」が発表・・・ですが数曲の佳曲(本当、良い曲もあります!)はあるものの全体的にはエレクトリックな部分を古くさい方向から更に押し進めた感じで目新しさもなければ新鮮さも感じませんでした。この手のもので「新鮮さ」が感じられないのは致命的な事かもしれません。マーのギターは前作より良いが・・・
このユニットではこれ以上何かを産み出すことは期待できず、これでもう終わりだね~とあまり期待していなかったのですが突然にこの3枚目が登場しました。
1曲目・・なんだまた打ち込みね・・・お?だがビート感が凄いんじゃない?・・・うわ、マーがディストーション効かせたギターでワウカッティングしてるじゃん!で、そこへサムナーのへろへろの歌が・・・・う~ん、とにかくビートが重く肉感的だよ!!おおお!マーのギターもいっぱい入っているじゃないの!すごいよこれ、何がふっきれたの??続く数曲を聴いていくうちにドラム音がかなりの部分、「生」である事に気づきました。やがて真剣に聴き入る私・・・
むう~!核にあるのは紛う方無くギター・ベース・ドラムを中心としたバンドの音だぞこりゃ!強靱だ。それに大好きなマーのギターがこんなに前面に出て、いっぱい聴けるなんて・・・なんてウレシイんだ!!
それに加えて一本調子では終わらない各曲が並びます。スピード感のある「Late at night」、シングル・カットもされたエレクトリック・ポップの見本のようなニューオーダー路線の「Vivid」、格好良くリズムが弾む「When she's gone」など名曲目白押し!3枚の中では最高です。メロディラインはニュー・オーダー路線と言ってしまえばそれまでですが、二人それぞれの持ち味を出した良いアルバムだと思います。
という訳でジョニー・マー・ファンとしては久々に溜飲を下げたアルバムになりました。この後、どうなったのかな?それぞれのプロジェクトが忙しくてダメかな・・・