少し時間もたち、ようやく書く気になりました。
劉慈欣の「三体」ですよ。
読む前の風の噂では「超」名作!ともう絶賛、高評価の嵐。
あーこれ、いつ文庫化されるんだろうと待ちに待ち、文庫版発売と同時に購入、ワクワクしながら読み始める。
読了。、、、、そして、かなりの肩透かし。
これ、そんなに面白いか??、、、どこが?
SFはハードからファンタジー系までかなりの冊数読んでいるつもりですが、これはとりあえず残らない方のグループ入り。
何故に「賞」の嵐、、、まさか忖度?と思ってしまう。
なぜなら最近、洋画でも多いじゃないですか。
意味の良く分からない某に対する礼賛が。
スポンサーなのでしょうか。
財布握っている所は強いなあやっぱり。
「三体」は調子に乗ってしまい、文庫でも決して安いとは言えない2作目まで既に入手。我ながら踊らされてるなあ。
結局2作目は積読になって手が伸びないままです。
ただ、3部作では2作目が一番面白いとの評もあり、まだ少し期待できるのかもしれませんがどうなのだろう。
まあいつかは読むと思います。
思い返せば「三体」の文庫化が待てず、同作者の短編を先に読み、少し違和感を持ったのが疑念の始まりかもしれません。
正直、あまたあるSFの大作・名作と比較した場合、「三体」は比肩できるような作品では無いと思っています。
ホーガンを引き合いに出すことも信じられないし。
まあ、そこそこの良作が過剰な評価と演出と忖度で一気に化け、
大きくマーケットを動かすに至った、というのが真相なのではないでしょうか?これ仕掛け人は誰?
一部、内容に触れます。
例えば、物語を大きく動かす警部の人物描写、性格を含めた造形の陳腐さときたら。
ストーリ上、非常に都合よい動きをするキャラクタで、こいつ一人の行動が変わると全ての歯車が狂ってしまう物語構成。
出てきた途端に興ざめするやつです。
このペラペラ代表に象徴されるように、とにかく登場人物がしょうもないオンパレード。
中身がない。記憶に残らない。個性がない。
ペラな人間同士がからむことからドラマが生まれる訳もなく。
とにかく面白くないのです。
注目されているような文革の描写もこれでは何も語っていないのと一緒なのでは?だから何?となってしまう。
買えるとすればSF的なアイディアの部分だけ。本来SFはそれで良いのかもしれませんが、そこもそれほど驚くべきものではないと感じてます。
結局、作品に対して絶対的な評価が点数で出るものではないので、最後は個人の趣味の領域を出ない「価値」しか残らないのかもしれません。
少なくとも自分には全く合ってない感が満載でした。
とにかく話中に心揺さぶられる箇所が全くなかったです。。。
まあ、そうは言っても。
結局のところ、好きな人はそれで良いのですよね。
それにしても。
たった一カ月先のことも分からないのに、そんなに先の約束なんて出来ないな、と、いつも思ってしまう。
もし約束するならやはり守りたいし。
存在が儚くて朧で危うい。
この、どこにも楔が打てない感じ。
たとえ打てたとしても、今度はそこから手を離してしまい本体の方がどこかへ流れて行ってしまう。
昨日はそうだったはずなのに、今日はもう違う感じ。
そう思い込んでいただけで昨日も本当はそうだったのではないのかもしれない。
あやふやさ。
満載ですわ。
またもや音楽の話じゃないですね、、、
ほんとつまらないブログ。こんなん誰も読まんわ。