憧れの世界遺産、フランスの「モンサンミッシェル」に行ってきました!
絶景に感動……する間もなく、我が家(小6女子&小3男子)の凸凹姉弟による予測不能なドラマが巻き起こることに。
子連れモンサンミッシェルのリアルな現実と、ちょっとしたライフハックをお届けします。
1. 遠くに見える聖地、足元には裸足の誘惑
「歩き始めはちょっと遠いかな?」と思いましたが、刻一刻と近づいてくる大迫力の要塞と美しい景色に目を奪われ、終わってみればあっという間。
のんびり歩いて小一時間ほどの、最高のプロムナードでした。
ふと周辺に目をやると、ちょうど潮が引いているタイミング。
すると、地元の小学生らしき集団(遠足かな?)が、当たり前のように裸足になって干潟へドロドロと入っていくではありませんか!
それを見た我が家の子どもたちが輝く目で叫びます。
「ママ!俺たちもあそこ行きたい!!」


いや待て、これから島内を登るんだ。
今ここで泥まみれになられたら、修道院どころか一歩も進めなくなる。
「とりあえず、上の修道院まで行こう!時間が余ったら遊べるから!」と、必死の形相でなだめすかし、なんとか島内へと進路を向けさせました(※もちろん、あとで時間が余るかは神のみぞ知る)。
2. 魔境のお土産屋さん:2000円のスポンジ剣事件
島内に一歩足を踏み入れると、そこはものすごい人、人、人!狭い石畳の通路が、世界中から集まった観光客で埋め尽くされています。
そんな大混雑の中、入ってすぐの場所にあるお土産屋さんで、小3の息子がピキーンと足を止めました。
彼が「これ欲しい!」と目を輝かせて指差した先。
そこに鎮座していたのは……
フランス感ゼロの「スポンジでできたおもちゃの剣」。
間髪入れず、小6の姉がそれを奪い取り、店内でいきなり戦いごっこを始める姉弟。
ちょっと待て、やめてくれ!
観光客の邪魔だ!!
ていうか、君たち。
似たようなスポンジの剣、日本の100円均一で買って数日でボロボロにした記憶があるよね?
今回のフランス旅行では子どもたちに30ユーロまでなら自分のお土産として何でも買っていいよと伝えてある。
ここで見つけてもいいよ、と声をかけると
すかさず、「じや、これにする!」と剣を差し出す

なぜ、はるばるフランスの聖地まで来て、2,000円近く(約12ユーロ)も出して買わなきゃいけないんだ。
買ったところで、今後の旅路で繰り広げられるのは100%「姉弟の流血(はしないけど)ケンカ」の未来。というわけで、もちろん即却下!です。
3. 秒で消え去る体力と、スマートすぎる入場
お土産屋さんを命からがら脱出し、修道院を目指してどんどん坂道を登っていきます。
すると、さっきまで店内で元気に剣を振り回していたはずの息子から、お約束の弾幕が飛んできます。
「ママー、疲れたーーー。もう歩けないーーー」
さっきの気力と体力はどこへ消えた!?
剣のエネルギーを少しは歩行に回してくれ!!
これ以上他のお店に捕まるとライフがゼロになると察し、ここからは他の一切のショップをスルーして一直線に修道院へ。
ここで事前の準備が火を吹きました。
修道院の入り口に到着すると、「チケット当日購入」の列は長蛇の列。しかし我が家は**「チケット購入済」の列**へ。
こちらはなんと、誰も並んでいない!
そのままスイスイと突き進み、紙のQRコードをピッとかざして即入場!
混雑をノータイムで突破できたこの瞬間だけは、我ながら完璧な段取りだと自画自賛しました。
4. 西のテラスで「鳥」を狩る鉄男(息子)
ガイドブックを開きながら、順路通りに進んでいくと、目の前に広がったのは「西のテラス」。
遮るもののない大パノラマ、引き潮の干潟が織りなす絶景は息をのむ美しさです。
我が家の鉄道オタク、通称「鉄男」の息子も、さすがにこの絶景には心動かされた様子。
熱心にカメラを構え、カシャカシャと何度もシャッターを切っています。
「お、いい景色撮れた?何撮ってるの?」
とのぞき込んで聞いてみたら、彼が一言。
「ん? 鳥。」
確かに、見返した画面にはひたすら鳥、鳥、鳥。
いや、世界遺産モンサンミッシェル関係ないんかーい!
どこに行ってもブレない彼のマニア気質に、もはや脱帽するしかありませんでした。
5. 修道院の後半戦、そして彼を救った「ジオラマ」
荘厳な修道院の中を見学していきますが、後半に差し掛かると、案の定、息子の「疲れたー攻撃」が第二波として襲来。
何とかグミや励ましで機嫌をとりつつ、ドンドン先に進みます。
すると、展示エリアの一角に**「モンサンミッシェルの歴史的変化を再現したジオラマ(模型)」**が置いてありました。
「どうせ素通りするだろうな」と思いきや、なぜか息子がここでピタッと立ち止まり、ものすごい集中力で眺め始めました。
……ハッ!もしやこれ、いつも家で見てる「鉄道模型(レイアウト)」や「プラレールの情景」に通ずるものがあるのか!?
歴史的建造物の変遷というよりは、おそらく「ミニチュアの造形物」としての魅力が彼の鉄オタアンテナに引っかかった模様。
何はともあれ、このジオラマのおかげで劇的に機嫌が回復し、後半のピンチを乗り切ることができました。
ありがとう、ジオラマ。
6. さあ、最大のミッション「ランチ難民回避」へ
無事に修道院の見学を終え、時計を見るとちょうどいい時間。
そして、絶景と戦い(?)の連続で、家族全員のお腹はペコペコです。
モンサンミッシェル島内は、お昼時になるとレストランがどこも大混雑します。
果たして、この hungry で不機嫌予備軍の子どもたちを抱え、無事にランチにありつけるのか!?
名物のふわふわオムレツにするか、それとも……?
怒涛のランチ編へ、続きます!


