朝の8:40、私たちはパリの
「ホテル ロンドル エ ニューヨーク」
に到着した。
このホテル、とにかく立地が神がかっている![]()
![]()
![]()
目の前にメトロの駅へ続く階段があり、なんなら雨が降っても1秒くらいしか濡れないレベル。
そして、目の前の道路を渡るとRERの駅+駅ビル。中にはスーパー2軒、薬局、パン屋、マクドナルドなどが入っている。
今回、このホテルを激推ししてくれたHISの担当者さんには、帰国後にお中元でも贈りたい気分だ![]()
![]()
![]()
![]()
フロントへ進むと、受付の女性がとても親切に迎えてくれた。
すっと差し出されたのは、ホテルの注意事項がびっしり書かれた「日本語の紙」![]()
![]()
ありがたい!![]()
![]()
「おぉ…!」と感動しつつ、「もしやここ、右を向いても左を向いても日本人だらけなのか?」という一抹の疑問が頭をよぎる。
パリ旅行、最大のミッションが秒で解決
さて、今回の旅で私が密かに最も恐れていたこと。それは「帰りの飛行機がシャルル・ド・ゴール空港(CDG)を朝6:10発」という、もはや深夜なのか早朝なのか分からない鬼スケジュールである。
受付のお姉さんが空港までのタクシーの話をしてくれたので、これ幸いと相談してみた。
👩「絶対に今すぐ予約しておくべきよ!」
お姉さんは頼もしく言い放つと、何時にホテルを出れば間に合うかをプロの手際で逆算し、その場でタクシー会社に電話をかけてくれた。
英語に自信のない私はお姉さんを頼る![]()
![]()
お値段は65ユーロ。
ネットで「一律56ユーロ+配車手数料」と見ていたので、手数料込みで、目の前でお姉さんが電話してくれている。
これなら全然アリ!即決である。
デポジットで現金15ユーロが必要とのこと
現金!?
フランスはカード社会だから、一切ユーロに換金せずにきた。大変![]()
![]()
![]()
頭をぐるぐる回し、
あっ!!
母がヨーロッパ旅行に行った時の残りのユーロをわざわざ送ってくれていたんだ!と思い出す
それに救われる
なんとか現金15ユーロを払いタクシーの予約を済ませる![]()
![]()
![]()
パリに到着して早々、旅の一大不安要素が綺麗さっぱり消え去った。
心の中で彼女を「パリの女神」と名付ける。
フランス流「定員の謎」と、素敵すぎる部屋
アーリーチェックインをしていなかったのに
「あと20分待ったら部屋に入れるわよ」と女神。
ラッキーすぎる。
ロビーで20分ほど待ち、鍵を受け取って部屋へ。
私たちの部屋は3階(日本の感覚だと4階)。
女神から「エレベーターは2人までにしてね」と言われ、乗ってみて納得した。
エレベーター内の表示: 「定員4人」
現実: デカいスーツケースを2個乗せたら、人間はあと2人が限界。
うん、フランスの4人はきっと「めちゃくちゃ細くて、荷物を一切持たない妖精のような人間」を基準にしているに違いない。
大人しく夫とスーツケースだけをエレベーターに託し、私と子どもは階段で上がることにした。
でも、その階段が綺麗な螺旋階段で、「わぁ、フランスっぽい!」とテンションが上がるから結果オーライである![]()
![]()
![]()
部屋に入ると、なんと部屋が2つあり、ベッドがそれぞれ2台ずつ!
ヨーロッパは家族全員で泊まれる部屋が本当に少なくて、選択肢がほぼない中で妥協気味に選んだホテルだったけれど、大正解、いや大勝利だった。
天気予報によると、滞在中で晴れるのはなんと今日だけらしい。
のんびりしている暇はない。
スーツケースを放り投げ、私たちは意気揚々とパリの街へ飛び出そうとした
が、
ふと横を見ると、息子がベッドに吸い込まれそうな顔をしている。
👦「……ねぇ、ホテルでゆっくりしようよ」
おい待て!!
日本からのトランジットを含め、ここに来るまで計20時間ずっと移動(=座ってゆっくり)してきたはずなのだが。
そりゃ疲れたのは分かる、分かるけれども!
デジャヴである。
あれは彼が5歳の時。箱根の駅に到着するなり、
「ホテルでゆっくりしたい」と言い出したあの日の記憶が鮮やかによみがえる。
家を出てからまだ2時間。
当時の私は心の中で激しく突っ込んだ。「お前はオヤジか?」と。
電車が大好きな彼のために、ロマンスカーから箱根登山鉄道、ケーブルカーを乗り継ぐ完璧な鉄オタルートを計画した母の努力は一体なんだったのか。
あれから3年。
8歳になった彼は、何一つ変わっていなかった。
しかも、今いるのは箱根ではなく
フランス・パリ
である。
エッフェル塔もルーブル美術館もある花の都。
彼は今、自分がいる場所の価値を絶対に分かっていない!
フランスの価値が分からない男(8歳)の手を引き、私は無理やり部屋を飛び出した。
のんびりしている暇はない、強制的に市内観光へ出発だ!