現在、日本時間で深夜の2時。
私は今、フランス・パリへ向かう途中の北京国際空港にいます。

北京で5時間半のトランジット
日本時間22:00〜3:00

時計の針は完全に「草木も眠る丑三つ時」を指しているわけですが、私の脳内は完全にバッキバキの覚醒状態です。

なぜかって

いろいろと、ツッコミどころが多すぎるからです。

悲報:我が家のモバイルバッテリー、北京る

​すべては、北京に到着してすぐの手荷物検査で始まりました。

係員のお兄さんが、私のモバイルバッテリーを厳しい目で見つめ、こう言い放ったのです。

​「トゥー ハンドレッド、ノー。ワン ハンドレッド、オーケー」

えっ?えっ?えっ?びっくりびっくりびっくりびっくりびっくり

​「トゥー ハンドレッド、ノー(200Whはダメ)」
「ワン ハンドレッド、オーケー(100Whならええで)」

​無慈悲な英語(?)の洗礼。

我が家の頼れる相棒(200Whの強者)は、無情にもその場で強制連行・没収となりました。

後で調べると中国の飛行機には160wh以上のモバイルバッテリーの持ち込みほ禁止されていましたえーんえーんえーんえーん

なんせ、今回の目的地は中国ではなくてパリラブラブラブ

フランスのことは調べていても中国はただのトランジットだとだとしか考えていなかったチューチュー

しかも日本〜北京はANAだったし

パリに着く前に、まさかの文明の利器を失う。

ありがとう、お前のことは忘れない。

みんなも中国でのトランジットの時は、バッテリーの「Wh(ワットアワー)」を死ぬ気でチェックしような……!


カオスすぎる深夜の搭乗ゲート

​命からがら(?)手荷物検査を抜け、5時間半という「ちょっとした小旅行」レベルのトランジット時間を潰すべく、乗り継ぎゲート近くのベンチを確保。

​とりあえず、なんとしてでも体力を回復せねばニヤリニヤリニヤリ

子どもたちも、深夜の空港という非日常にテンションがMAXに跳ね上がっています。

「いいから!とにかく横になって!目を閉じて!!」と、半ば脅迫に近い英才教育(?)を施し、なんとかベンチに並んでゴロゴロさせることに成功。よし、これで私も一眠り……




​できるわけがなかった。

​右隣のゲート:「ドバイ行き」のフライト。深夜とは思えない、お祭り騒ぎのような大盛況っぷり。うるさい。

​左隣のベンチ:地鳴りのような大イビキをかいて爆睡する見知らぬ大人。

​ドバイの喧騒と、おっさんの大イビキの協奏曲。

ここは本当に、これから芸術の都・パリへ向かうための中継地点なのでしょうか。


突如始まる、深夜の脳内国際情勢会議

​ベンチに横たわりながら、ふとスマホを見る。

……あ、そうだ。

そういえば今、イランとアメリカの関係ってどうなってたっけ?

「ホルムズ海峡の上空、本当に飛んで大丈夫なん!?」



そういえば、日本発のツアーは全部中止になってた気がする。



「……待って、隣のゲートから乗る人たちは大丈夫なのか?」


自分の国なら戦争してても帰るか。。。?



​深夜の変なテンションも相まって、頭の中は一気に『朝まで生テレビ』状態。



モバイルバッテリーを失い、ドバイの騒音に包まれながら、世界の平和と我が家の安全をガチで祈る深夜2時半。感情のアップダウンが激しすぎて、もう逆にハイになってきました。


​いや、心配はそれだけじゃない。


日本の航空会社は、ロシア・ウクライナの戦争が始まってからロシア上空を大きく避けて、南回りとか北極回りで遠回りして飛んでいるという。


​しかし、私が今から乗る予定なのは「エアチャイナ」。


直前に仕入れたネットの情報によると、彼らは今でもロシア上空をガッツリ一直線に横断して飛ぶらしい。


​「……え、大丈夫なん???」


​「ロシアと中国は仲良し(同盟国)だから、エアチャイナなら撃ち落とされる心配

はなくて安心!」


というネットの書き込みを信じるしかないけれど、一般市民の感覚からすれば「仲良しだからって、戦争中の国の上空を突き抜けるの、スリルありすぎん???」である。


もちろん、ロシア上空を一直線で飛んでくれるので10時間半という破格の短時間でパリまで行ける


日系やヨーロッパ系だと14〜15時間かかるという噂


メリットはあるとはいえ、間違って撃ち落とされる可能性も無きにしもあらず


ここはもう祈るしかない


右からはドバイ行きのどんちゃん騒ぎ、左からはおっさんの大イビキ、そして、目の前のエアチャイナ。


スマホのバッテリー残量は風前の灯火。


そして頭の上には、ホルムズ海峡とロシア上空の二大国際サスペンス。


​感情のアップダウンが激しすぎて、もう逆にハイになってきました。これ、映画の主人公か何かのシチュエーションですかね?



​次なる戦いへ:目指せ、花の都パリ!


​さあ、このカオスな北京滞在もあと少し。


ここからさらに、10時間30分のロングフライトが待っています。



​もはや「体を休める」というミッションは半分諦めました。


とにかく、何事もなく無事にパリの土を踏むこと。それが今の唯一の目標です。


それでは、行ってきます!!