ドカベン 第32話 「見たか!男岩鬼の悪球打ち」Aパート | 野球侍SAKIのブログ

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夏の高校野球選手権神奈川予選

一回戦の明訓対白新の試合は、白新が初回に
4点を先取

 

その後も2点を加え、6点差の白新有利な展開に
徳川監督は、キャッチャーを山田に代え
里中山田の1年生バッテリーに全てを託す

 

6点ビハインドの明訓は、殿馬のリズム打法で
不知火のパーフェクトを破り、これをきっかけに
満塁からの山田のランニングホームランで
4点を返した

 

そして4-6の9回表、二死二三塁で再び
山田対不知火の対決を迎えた

 


第32話 

「見たか!男岩鬼の悪球打ち」

 


気合を入れて打席に向かう山田

 


「うぐぐぐぐぐ・・・・ムキーッ

 


「監督っ、この場面こそワイが代打で
出るべきやで
すぐ審判に代打岩鬼言うてください!!

 


「うるせー、黙って見てろべらんめぇムカムカ

 


いよいよ山田対不知火
最後の対決

 


初球は外に大きく外す

 


不知火、ボールの判定に
不満を漏らすが・・・

 


実は勝負すると見せかけた
敬遠だった

 


これを読み取った明訓の応援団から
不知火に罵声が飛ぶむかっむかっむかっ

 


『うむむむ、これでは明訓の負けたい・・・
しかし不知火・・・これでは小林と
同じたいっ節分

 


結局山田は四球で一塁に歩く

 


「ぐぐぐぐっっっ節分むかっ

 


「おいグォラクソ監督っ
おんどれ勝つ気ぃあるんかいっムカムカ

 


「うるせえーよ、このバカっムキームカムカ
バスッドンッ

 


「なっ・・・何さらすんじゃ、、、アセアセ

 


「スタンドのみなさーん、うちの監督は
アホですっえーん
天才男岩鬼を無視して敗退行為
やってますんやー!

 


「・・・・・・・・・」

 


「こんなバ監督ほっといてええんでっかっ
すぐに監督解任の署名しまひょムカムカ
「おおっ、そーだそーだ!!

 


『明訓高校、山岡君に代わって
ピンチヒッター岩鬼君!

 


「え・・・・・・びっくりハッ

 


「いやぁ、こんな名監督
見た事おまへんわニヒヒ

 


「言ってる事が180度変わりやがった・・・タラー

 


「ぬぉぉぉぉぉぉぉっっっ炎

 


ポコンハッ
「あれっ!?」

 


「よっしゃー
やっと真打登場やでゲラゲラキラキラ

 


「岩鬼君、がんばってニコニコ

 


「なっ・・・夏子はーーーーん酔っ払い

 


「見ててくださいっ!
男岩鬼、夏子はんの期待に
必ず応えまっせーーーっメラメラ

 


「来やがれっフチカっっっムキーッ

 


「ふんっ、弱い犬ほどよく吠えやがるニヤリ

 


「あっ、ちょっとタイム」

 


「ふんっデレデレ、ふんっデレデレ、ふんっデレデレ

 


「打てーーーっ、岩鬼っニコニコ

 


「ふふん、夏子はんには負けるけど
そこそこのベッピンがワイを応援
してくれとるでデレデレ

 


「おいっ、早く打席に立ちたまえ!

 


「あっ、すんまへん
ベンチにおったからまだこの辺が
あったまってまへんのや」

 


「チッ、これだからあいつと
野球やるのは嫌なんだズラ・・・えー?

 


岩鬼、漸く打席に立つ

 


『おやっ、こっ・・・・これはっ
ホームランの予告かっガーン

 


『ふざけんな、この低能野郎っむかっ

 


初球ど真ん中

 


「うぉぉぉぉぉぉーーーっ炎

 


「いや、ボールやな」
バシッハッ

 


「ストラーーーーイクっグッド!

 


「ま・・・待てや、クソボールやんけっむかっ

 


「何を言っとるんだ君・・・
今のはど真ん中だぞ滝汗あせる

 


『アカン、三流の審判には今のが
ストライクに見えるんや、、、、笑い泣き

 


『こいつストライクゾーンが何か
知らないみたいだな』

 


「こいつにストライクなんか
投げる必要ないぜ」

 


「うひゃあ、絶好球やっニヒヒ

 


「岩鬼っ、ボール球だっ
振るなっ!

 


「なぬっ、、、、アセアセ
バシッハッ
「ボールっ」

 


「土井垣っ、汚いぞっムキー
「別にサイン盗みや、球種教えてない
今のは独り言だニヤリ

 


「あの野郎っ、根性腐ってるぜタラー

 


「どえがきっ、おんどれアホかっムキーッ
あんな絶好球振るなって、何考えとんねんっムカムカ

 


「ぜ・・・絶好球?」

 


『あっ・・・そういう事かっ!
忘れてた』

 


『しかし不知火がクソボール続けるとは
思えない・・・
なんとかそれを投げさせる方法は・・・?』

 


バシッハッ
「ストラーーーイクツーグッド!

 


「ああっ、なんやねんこのクソ審判っえーん

 


『マズい・・・最後の1球がストライクゾーンに
来たら三振だぞ、、、』

 


『そうだ、この手しかないひらめき電球

 


山田ここでタイムを取る

 


『ん?
山田君二塁ランナーの土井垣君に
何やら話してます
三塁ランナーの殿馬君も来たぞ』

 


「太郎・・・何をするつもりじゃ?」

 


「やーまだっ、何をコソコソ
やっとんねんっムキー

 


『俺を精神的に揺さぶる気か?

俺にそんな手が通じるかっニヤリ

どーせ岩鬼は三振だ!

 


不知火、4球目のモーションに入る

 


その瞬間、殿馬がホームに全力疾走ダッシュ

 


不知火、それに気付き反射的に大きくウエスト

 

「ホームスチールとはふざけるなっムカムカ

 


「ガハハハハッ、絶好球やっニヒヒ飛び出すハート

 


ガツッハッ

 


グワラグワラ

ガキーーーーーンドンッ

 


打球はたちまちセンターのフェンスに直撃

 


まず殿馬ホームイン

 


土井垣も続いてホームに還り同点

 


山田も三塁を回る

 


「どけっ、中継は俺がやるっ!

 


不知火、懸命のバックホーム

 


ホームに突っ込む山田DASH!

 


山田、キャッチャーと交錯

 


タイミングはアウトだったが
キャッチャー落球

 


『セーフっ、セーフだっ!!
明訓土壇場で逆転だーーーーっびっくり

 


「いいぞーおにいちゃーぁぁぁぁんチュー

 


『明訓9回表、岩鬼君の
タイムリーツーベースで3点を入れて
逆転ですっ!

 


「バ・・・バカなっ、俺が岩鬼なんかに
打たれるなんてっ、、、ゲッソリガーン
ショックを隠せない不知火
つづく