新巨人の星Ⅱ 第1話 「明日の栄光をつかめ!」 Aパート | 野球侍SAKIのブログ

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今回から始まる新巨人の星Ⅱ
これの放送開始は1979年の4月
1年続いた新巨人の星の続編となるが、話数は
たったの23話で終わる
この約半年前に発生した江川事件が影を落とした
影響は否めないだろう
なにせあの事件で、巨人の人気はガタ落ちし
11球団のファンから叩かれてる中での
厳しいスタートだった・・・・

 


物語は昭和53年(1978年)のシーズンから始まる

 


前年の昭和52年(1977年)のシーズンは丸ごと
カットされ、原作で昭和52年に起こった出来事が
昭和53年に凝縮されている

 


この年、飛雄馬はおそらく160キロは超える豪速球で
開幕から連勝を続けていた

 


無印や新では、大リーグボール以外は
ほぼストレートしかなかったのだが
Ⅱになるとスライダーやフォークも投げていた

 


160キロのストレートに加え、それら変化球が混じると
当時150キロで最速投手と言われた中日小松より上

 


当然他球団で飛雄馬を打てるバッターは
ほぼ皆無の無双状態であるニヤリ

 


また当時は、一応先発ローテというものも
確立してはいたが、エースが時にはリリーフに立つ
という事もまだあった時代である

 


第1話
 「明日の栄光をつかめ!」

 


「ぬほほほほ、星のやつゼッコーチョーじゃないかにやり
親友の活躍に伴もホクホクであるw

 


「おっ、止めてくれビックリマーク

 


「おーい、星ぃぃぃぃぃぃぃ!

 


「伴・・・・なんだよ突然あせる
「と・・・突然じゃと?」

 


「なんか長嶋監督に似て物忘れが激しいぞい
今日は我が母校青雲高校野球部の
創立10周年の日じゃ!
ОBとして行く約束しとったじゃろうが」

 


「ゲッ・・・・あれ今日なのかよ・・・・・滝汗

 


というわけで伴と一緒に母校へ

 


もはや伝説となってる母校のОB飛雄馬の
来訪に後輩たちは大歓迎

 


あっという間に飛雄馬はサイン攻めに遭う

 


「おいおい、わしも準優勝した時の女房役じゃぞい
しかも元中日の四番になった事もあるんじゃが、、、笑い泣き

 


後輩たちに相手にされず、仕方なく校長に挨拶に
向かうと、何故か校長室の前に
ガラの悪そうな生徒がたむろグラサン

 


「なんだよおっさん?」
「お・・・・おっさん、、、、
お前らわしが誰じゃか知らんのか」

 


「とにかくそこをどけっ!!
わしゃ校長に用があるんじゃムカムカ

 


すると校長室の中には、ひときわデカイデブが
凄んでいた

 


「よう校長よぉ、アンタレスリング部が
インターハイで優勝したら、部費を上げてくれると
約束したよなムキー

 


「ああ・・・だから上げたじゃないか、、、アセアセ

 


「ふざけんなーっ、たった3000円ってなんだよゴルァ節分ムカムカ
「い・・・いやそれはね・・・・ショック

 


「や・・・野球部の部室拡張工事とか
マシンの購入にお金がかかってだねえ・・・・・」

 


「おいっ、野球部なんてここ何年も予選敗退じゃねーか
こっちはインターハイ優勝してんだぜムキーッ
随分扱いが違うじゃねーか!
「くっ・・・苦しいよ丸目くん、、、、ゲッソリ

 


「やめんかいっムカムカ

 


「なんだよおっさん?
てめーにゃカンケーねーだろ
すっこんでろやむかっむかっ
「わしゃここのОBじゃ」

 


「ほれ、あの写真で準優勝の旗(夏の大会にそんなもん
ないのだがw)
持っちょるのがわしじゃ」

 


「ヘッ、昔1回だけ甲子園に出て
優勝できなかったやつの事なんか知るかっ」
「なんじゃとっムキー

 


「そんなもん過去の栄光じゃねーか
偉そうにするなおっさん」
「きっ・・・・貴様ぁ~ムキーッ

 


「おいっ、わしは野球部の後援会長しとるんじゃぞ
貴様のような図体ばかりデカイバカに
過去の栄光だとか言われる筋合いはないわいっ!!

 


「お・・・おい伴君・・・よさんか!
丸目君も・・・・・タラー

 


「いや、わしも約束しといて守れなかったのは悪かった
レスリング部の部費の事は、再検討しようショボーン
「チッ、覚えとけよおっさんえー

 


「何ですか、あのデブはっ」

 


「レスリング部の主将で2年の丸目太と言います
とにかく手の付けられないワルで、うちの
番長なんですよ・・・」

 


「あいつ2年生・・・しかも主将ですか・・・びっくり
しかし青雲も随分ガラが悪くなりましたなぁガーン
「い・・・いや、面目ない、、、、笑い泣き
「ウホンッ」

 


「そういや昔、柔道部に似たようなのがいたよねキョロキョロ
毎日野球部の練習邪魔した生徒が・・・」

 


「うっ・・・・こりゃ痛いとこを、、、汗
しかしわしゃあんなガラは悪くなかったですぞい。。。」

 


そして野球部創立10周年の式典が始まった
「えーというわけでありまして・・・」
お決まりの好調のながーい挨拶

 


『では続きまして、わが校のОBで現在は
巨人軍で活躍中の星飛雄馬さんから、諸君らに
挨拶があります照れ

 


「お・・・おいっ、本当に俺ダメなんだよこういうの、、、
お前が代わりにやってくれよ。。。滝汗
「何を言うとるんじゃ!
後輩たちはお前がしゃべるの待っとるんじゃぞ」

 


『え・・・・こんちは
ジャイアンツのほ・・・星飛雄馬です・・・・
本日はお日柄もよく・・・ガーン

 


するとそこにまたレスリング部が乱入

 


式典で大暴れするピリピリ

 


「コラ丸目っ、こりゃ何のマネだ」
「決まってるだろ、俺たちゃ練習に来たんだよ」

 


「れ・・・練習って、今日は式典のために
体育館は使用禁止にしたはずだぞ」

 


「うるせーっムカムカ
どいつもこいつも野球部野球部野球部だ
いつまで過去の栄光にしがみついてるんだよ、ヴォケムキーッ

 


「あ・・・あいつっ、丸目とかいうやつじゃな」

 


「お・・・おいっ伴っあせる

 


『過去の栄光にしがみつく・・・確かにそいつの
言う通りだよ』
「なっ・・・なんじゃとっガーン

 


『昔とうちゃ・・・いや、父に言われた事がある
勝って栄光を掴んだその瞬間から負けがはじまると・・・』

 


「はあっ?」

 


「星よ、こいつはただの嫌がらせに来たんじゃ!
こんなやつ相手にする必要ないぞいっむかっ

 


『いや、彼の言う通り、過去の栄光にしがみつくより
常に明日を見据えて前進する事が大事なんだ!
俺もそれが言いたかった』

 


飛雄馬のこの言葉に、在校生たちは感激した笑い泣き拍手拍手

 


「くそっ、なんかシラけちまったぜえー

 


「巨人のピッチャーかなんか知らんが、いい気に
なるなよっむかっ
「別にいい気になってなんかいないさ
君とは違うし真顔

 


「こ・・・コノヤロ~
ガチムカつくやつだぜムカムカムカムカ

 


その後飛雄馬と伴は野球部の練習を視察

 


「なんか懐かしいのう・・・昔を思い出すわいにやり

 


「このグラウンドでがむしゃらに汗を流し
練習に励んだ日々を・・・・笑い泣き

 


「お前ただ練習の邪魔してただけじゃないか・・・キョロキョロ
「おいおい、そりゃお前と知り合う前じゃい・・・滝汗
お前とバッテリー組んでからはちゃんと
練習しちょったじゃろうが、、、、」

 


「ふふっ、それより今年の野球部はどんな調子なんだ
甲子園は行けそうなのか?」

 


「いや、まあそこそこやってはおるがのう・・・
なんせ他に強い高校が山とあるし・・・」

 


「まあな・・・予選を勝ち抜くには
生半可な練習じゃ難しいからなあ・・・・ぼけー
「じゃあどうすればええんじゃ?」

 


「そうだなぁ・・・まず桁外れの選手がひとり欲しい
グイグイチームを引っ張って行けるようなやつ・・・」

 


「そいつは無理に探す必要ない・・・・・
すでにこの学校にいるからなキラキラ

 


Bパートにつづく