新巨人の星第43話「闘志に燃えた友情」Bパート | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

ノーコン克服の手助けに、父一徹から贈られた
大リーグボール養成ギプス右投用

 

しかし最初からこれに悪戦苦闘する飛雄馬

 

とにかくまともに歩く事も立つ事も難しいほど
モーレツな負荷が飛雄馬の足腰を襲う

 

そんな中、僚友の楠木捕手が年末近いのに
いまだ契約更改してないと聞かされた飛雄馬の胸に
一抹の不安がよぎった

 


1人街を歩く楠木

 


彼が訪れたのは球団事務所だった

 


目的は勿論契約の交渉だ

 


「楠木君、まあいろいろ君の希望も考慮して
ほんの気持ちだが、アップしておいたよにやり
「はあ、ありがとうございます爆  笑

しかし・・・・・

 


『アップってこんだけ!?
これじゃあただのバイト代じゃん、、、、ガーン

 


「まあ不満もあるとは思うが、我々も精一杯
譲歩したつもりだよ?
ほとんどブルペン捕手の君にはこれが
限界なんだよ・・・ぼけー

 


『ほとんどブルペン捕手か・・・笑い泣き
まあ戦力外にならなかっただけふありがたいが
これじゃあ実家で農業した方が収入あるぞ。。。』

 


「どうかね、サインしてくれるよね」
「・・・・・・・」

 


しかし結局楠木は保留してしまう

 


同じ頃長嶋監督も球団事務所に来ていた

 


「ん?
おいっ楠木じゃないかニヤリ
「あ・・・か・・・監督っ滝汗ハッ

 


「契約更改か?
勿論サインしたんだよな、いわゆるひとつの照れ

 


「い・・・いえ、保留しました汗

 


瞬間長嶋監督の表情が変わる

 


「楠木、ちょっと私に付き合え、ええ
カモンです、ハイ!

 


長嶋監督自ら楠木を説得しだすw
「というわけでですね、若手投手の育成には
君のようなですね、いわゆるひとつの
存在が必要なんですよ、ええっメラメラ

 


「特にですね、星ですよええっ!
今シーズンはノーコンでも通用しましたが
ネクストイヤーはノーグッドでしょうね、ええ
そこで君には星のいわゆるひとつの面倒を
見てもらいたいんですよ、ハイ!!
「ほ・・・星の面倒?」

 


「昔は、同じ高校の名前忘れましたけどね
星の相手役のキャッチャーがね、いたんです
中日に放出しましたけどね・・・・ええ
その代わりをしてもらいたいおねがい

 


「あ・・・・伴の事ですか・・・・
一軍でほとんど出場なかった・・・・・汗
で、来季俺には出番あるんですか?」

 


「星はですね、あの剛速球ですか?
あれが我が巨人軍には必要ですがノーコンという
制球難がですね・・・・・ズバーンがスコーンなんですよぼけー
『全然俺の話聞いてないし、、、しょんぼり

 


「あの、監督・・・・大変言いにくいんですが
俺って戦力なんですかね?」

 


「・・・・・・頼むっ、このとーりですっ!
頭を下げる長嶋監督

 


ミスターと呼ばれた男に頭を下げられては
もはや拒否する事はできない楠木であったガーン

 


『親父・・・・俺やっぱ野球辞めた方がいいのかな・・・
なんか長嶋監督星の事しかしゃべってなかった
気が、、、、笑い泣き

 


すると窓の外で今日も特訓に励む飛雄馬の姿が・・・・

 


「星・・・・あいつの頭の中には野球しかないのかな・・・
まあキャバレーのおねーちゃんやクソ高い外車や
ラジコンなんかにうつつ抜かすやつよりはマシだが・・・・滝汗

 


ドテッうずまき
大リーグボール養成ギプス右投用着用中です

 


『あんなに野球に必死になれるバカもなんかカワイイな・・・
それにあいつが大成したら、育てたの俺だと
自慢できるかも・・・・キョロキョロ

 


「よーし、こうなりゃやってみるか!
親父、家業の跡継ぎはお預けになりそうだ」

 


飛雄馬は、雨天練習場にも足を運ぶ

 


ギプスを装着しての初のピッチングに挑戦

 


しかし緩い球すらストライクゾーンどころか
とんでもない暴投になる、、、、

 


しかも投げた後必ずバランスを崩してコケる。。。

 


「くっ・・・くそぅ、他のやつにバレないように
投げるどころか、これじゃあ逆に目立つぞ、、、、えーん

 


「ストライク入ってくれっっっっえーん

 


なんとか少し的に近い所にには行くようになった

 


「ハアハア・・・100球投げてやっとシートには
当たるようになったぜ(苦笑)」

 


「でゃあああああああっメラメラ

 


ギシギシギシギシッ

 


ついに的の真ん中に命中

 


「や・・・やった
やっとストライクだ笑い泣き

 


しかしその後は1球もシートにすら
当たらなくなった。。。

 


「チッ、真ん中に行ったのはマグレかよ、、、
あと何百球投げればいいんだっショック

 


「よう星っ、頑張ってるなっにやり
「く・・・楠木さんっガーン

 


「俺も正月休み返上してお前に付き合うぜっ!」

 


「さあ、投げて来いっ」
「は・・・・はぁ・・・・しょんぼり

ありがたいんだけどありがた迷惑とも思う飛雄馬笑い泣き

 


「い・・・いきますよあせる
「おうっ!

 


ビュゥゥゥゥゥゥン
「・・・・・えびっくり

 


「おいおい、緩い球なのに暴投って
前よりノーコンになってねーか?」

 


「す・・・すいません
(だってこんなギプス付けて投げてるし、、、泣)」

 


楠木にギプスの事がバレないように投げれば
投げるほど全くミットに球が行かない、、、、

 


「星よ・・・・お前ふざけてんのかむかっ

 


「い・・・いえ、そんな事は、、、、、アセアセ
やっぱりありがた迷惑に思えて来た
飛雄馬だった笑い泣き

 


「おーいっ、少しはマトモなとこ投げろよっムキー

 


「お前あんだけ足腰鍛える特訓してたのに
なんで前より悪くなってんだよ、、、、あせる
逆に足腰悪くしてるんじゃないのか?」

 


「ち・・・違いますっ」
ビューーーーン
「・・・・・!」

 


バシッハッ
「やめだやめだっムキーッムカムカムカムカ

 


「お前いい加減にしろよっむかっ
せっかく特訓に付き合ってやってんのに
やる気ねーのかよ節分ムカムカ

ついに楠木がキレて飛雄馬に詰め寄る

 


「やる気ねーんなら俺はもう帰るぜっ
お前を見損なったよムキー
「・・・・・すんませんショボーン

 


「事情は言えませんが、俺も本気でやってるんです
今は何も言わず付き合ってください、、、」

 


ギシッギシッギシッピリピリ

 


「?
おい、今なんか変な音しなかったか・・・・
お前の膝のあたり・・・・」

 


「き・・・気のせいですよ・・・・汗
俺には聞こえませんでしたよキョロキョロアセアセ

 


「あっ、何するんです楠木さんっ
いやらしい事はやめてくださいっガーン
「うるさいっビックリマーク
ちょっとお前ズボン脱いでみろっ真顔

 


「あっ・・・何だこれっ!?」

 


『ついにバレてしまった、、、、、ショック

 


「うぎぎぎぎぎっ、あ・・・足がっえーん

 


「一歩も動けんぞこれ、、、、、タラー
お前こんなの付けて投げてたのか滝汗

 


「お・・・俺には無理だわ、、、、
なんなんだよこれは・・・・こんなの
売ってるのか?」

 


「親父の手製ですよ・・・
なんか原始的すぎて恥ずかしくて
隠してました、、、笑い泣き

 


「お・・・親父さんってあの中日でコーチしてた
怖いおっさんか!?
オズマとか伴育てた・・・なんかスゲーじゃん驚き

 


「ええ・・・まあ
楠木さん、この事は他の人には内緒にしてください」
「なんで?
恥ずかしがる事ないじゃん」

 


「まあどうしてもって言うなら黙ってるけど
こんなの付けてキャンプとかやったら長嶋監督や
コーチが発狂するぜ
戦力外通告されるかもしれん、、、ガーン

 


「戦力外・・・・・そういえば楠木さん
契約更改がまだだとか・・・・」

 


「明日にでも球団事務所行ってサインするよ!
惚れ直したぜ星っデレデレ
「楠木さん・・・・びっくり

 


「長嶋監督からお前の教育係やれと言われた時は
正直ふざけんなとも思ったが気が変わった」

 


「これから俺とお前は一蓮托生だ!
地獄の底まで付き合ってやるよウインク
「楠木さんっ
ありがとうございますっ笑い泣き

 


こうして飛雄馬と楠木の絆が生まれた
つづく

 


次回

第44話「始動!宿命の星・花形」