新巨人の星第42話「父一徹の贈りもの」Aパート | 野球侍SAKIのブログ

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長嶋巨人は日本一は逃したものの、見事
最下位からのリーグ優勝を達成

 

飛雄馬はカムバック賞を受賞した

 

しかし長嶋監督は、日本シリーズで阪急に敗北
した事をモーレツに悔しがっていた

 

飛雄馬にノーコン克服できなければ使えないという
怒りのメッセージを叩きつけた

 

それに応えるため、ノーコン克服に猛特訓を重ねる
飛雄馬だった

 


第42話

「父一徹の贈りもの」

 


シーズンオフに入り、選手の契約更改の
季節がやってきた

 


この日は飛雄馬の契約更改日
奇跡のカムバックを遂げた飛雄馬に記者たちが
群がる

 


「星君、勿論一発更改だよね?」
「どのくらいアップしたの??」
「ええ・・・まあ、そこそこ・・・・ぼけー

 


「でも金額はどっちでもいいんです・・・・
とりあえず来季も巨人軍でプレーできる事が
俺にとっては感謝しかありませんから」

 


「いや、金額を聞きたいんだよ
ちなみに王さんは6500万らしいよキョロキョロ
「・・・・・・・・・汗
6500万は今の価値だと3億~4億くらいか
まあ当時はそんなもんw

 


しかし飛雄馬にとっては、ノーコン克服が
最優先事項だった

 


『今のままだと来季は必ず制球難を突かれる、、、、
なんとかしないと来年の今頃は戦力外通告
されるかもしれん。。。ガーン

 


だがどうやら今の特訓も制球難克服には
あまり効果は出てないようだ

 


「くそっむかっ

 


『まあ先の全く見えない草野球の代打屋やってた
去年に比べれば今は天国だが・・・・』

 


『ノーコン投手の汚名返上しない限り、来年の
今頃は地獄に逆戻りのケースだってあるんだ!
なんとかしないと・・・・』

 


一度はマンション住まいだった飛雄馬も今はまた
寮での生活
オフに帰る実家も取り壊されていた

 


寮に戻ると、明子ねーちゃんが・・・

 


「ね・・・・姉ちゃん!
なんでここにびっくりあせる

 


「あんたカムバックしてから一度も連絡もないし
うちにも遊びに来ないから来たのよキョロキョロ
「・・・・ゴメンショボーン

 


「私が巨人軍に復帰するの猛反対してた事
まだ根に持ってるの?」
「いや・・・・根には持ってないよ滝汗

 


「ま・・・まああの時のねーちゃんの鬼のような顔
思い出して行きそびれた事はあったけどさ
オフには顔出そうかと思ってたんだ・・・・」

 


「まあ、そんなに怖い顔してた?
でももうオフシーズンのはずだけど?」

 


「実はね、明日うちであなたの復活祝いの
パーティーやろうと思ってるのよ
お父さんも来るわ」
「えっ!?
と・・・・父ちゃんがっアセアセ汗

 


「それでね、お父さんの事で飛雄馬にも相談
したい事があって・・・・」

 


「ま・・・まさか俺に父ちゃんと一緒に暮らせ・・・
とか言わないよな、、、、しょんぼり

 


ボオッメラメラ
「ひゅ~う~まぁ~~節分

 


「(ブルッ)絶対無理だからなっガーン

 


「お父さんの面倒は私たちで見るつもりよ
ただお父さん、最近会うたびに老けて行くのが
心配なの・・・・
ちょうどアンタが右投手として復活した頃からだわ」

 


「ふふっ、息子の活躍に嫉妬する親父だからな・・・
きっと面白くないんだろえー

 


「な・・・何を言うのよ驚き
口には出さないけどきっと、アンタを応援してて
アンタの事心配してるんだわショボーン

 


「女のねーちゃんにはわかんないよ・・・・
息子の俺ですらあの親父は理解できねーし。。。」

 


「・・・・とにかくお父さんの事は私たちに任せて!
でもお父さんあの性格だから、言う事聞いてくれないの」

 


「だからあんたからお父さんを説得して欲しいの」
「え・・・・俺がかよ、、、、
ま・・・まあねーちゃんの頼みだからやってはみるけど・・・」

 


「しかしあの親父、いくつになっても偏屈者だな。。。
長屋時代も何度もねーちゃん困らせてさ」

 


「ねーちゃんはいつも謝り役だ・・・・・
あんな生活我慢してたねーちゃんを尊敬するわ」

 


「そんな事もあったわね・・・・・
今思うと懐かしいわショボーン

 


「とにかくお父さんの説得、お願いね!」
「わかった・・・やるだけやってみるよ」

 


その頃問題の一徹親父

 


何を見つめているのかと思ったら
左腕時代の飛雄馬の写真

 


「・・・・・・・・」

 


『飛雄馬っ、飯までに300球投げ込みじゃっ炎

 


『1000本ノック全部捕れるまで家には入れんっムキーッ

 


『飛雄馬っ、わしと勝負じゃっ節分

 


「ふふっ、あの頃が懐かしいわい・・・・ぼけー

 


「母さん、わしの時代は終わったよ・・・・
わしが飛雄馬にしてやれる事ものうなったわい」

 


翌日、花形家に飛雄馬が来ていた
「なあ、本当にあの人来るのかな?」

 


「あいつが老いぼれて、丸くなるとも
思えないぜ・・・・汗

 


「ちょっと、あの人だのあいつだの
お父さんの前で言っちゃダメよ驚き
「わかってるさ汗

 


ピッハッ

 


パリーーーーンドンッ

 


ギロッムカムカ

 


『俺が代打屋やってた頃、突然現れて
小石でサングラス割った時・・・・あれがあの人と会った
最後だった』

 


「去年最後に会った時も結構老けてたけど
今はあの時より老けてたって言うのかい?」
「そうね・・・まあ50代半ばには見えないわ、、、ショボーン

 


「なんかそんな父ちゃん見たくない気もするぜ」

 


しかし一応、一徹親父
花形家には向かっていた

 


ドンッハッ

 


「おいゴルァムカムカ
ちょっと前なら許しちゃやるが、今のはちと
許せねーな、爺さんよムキー

 


「ん?」

 


「ああ・・・すみませんですじゃ、、、ほほほほニヒヒ

 


「アンタっ、その謝り方なんなのさムキーッムカムカ
「よせよ、こんなジジイ相手にすんな
カッコ悪いぜグラサン

 


『かつての野球の鬼も、今は許してもらえる
ジジイか、、、、ショック

 


「?」

 


「ふふっ、何か手土産でも買って行ってやるかにやり

 


「おや?」

 


「ほほう、トレーニングジムか」

 


中ではむさくるしい男たちが
筋力トレーニングに励んでいた 💪

 


ギリッ ギリッ ギリッ

 


ジーーーーッ真顔
おいおい、勝手に入ってるぞ・・・アセアセ

 


「何爺さん?
もしかしてあんたもやりたいってのか??」

 


ギュッ

 


ギューーーーーーン
ギューーーーーーン

「お・・・おいマジかよ・・・何者だ爺さん滝汗あせる

 


「こっ・・・これじゃっ!!」
一徹親父にスイッチが入った

 


その夜花形邸

 


一徹親父は来なかった・・・・泣くうさぎ

 


「ううっ、お父さんのバカッ悲しい
あんなに来るって約束したのにっ泣
「明子・・・」

 


「いいじゃないか、あの人らしくてw」
「飛雄馬っ驚き

 


「実のところ来なくてホッとしてるってのが本音さ
ホントわけわかんない人だよ。。。ぼけー

 


Bパートにつづく