BF団に新幹部のプロフェッサーなる人物がやってきた
プロフェッサーは、ヒドラゾーンという宇宙細菌を持ち込み
原子力飛行タンカーオリエント号を襲いこれを破壊
ヒドラゾーンはあらゆる物質を侵食する能力があり
プロフェッサーは、今度はジャイアントロボの
破壊を予告してきた
その夜ユニコーン日本支部はヒドラゾーンの襲撃に遭い
ジャイアントロボも溶かされたかに思われたが
アズマ支部長の機転により、見事にプロフェッサーの
企みは敗れ、プロフェッサーはアイスラー、ヒドラゾーン
と共に地獄に落ちた
「おいっ、危ないじゃないか」
少しビビリながら出て来たのは
吉川という隊員らしい
「た・・・・助けてください・・・・」
「え・・・・どうしたの?」
「お・・・・おいっ、しっかりしろ!
・・・・ダメだ、本当に死んでる」
「こっちもだ・・・・・・しかし変だな
外傷もなんにもないぞ」
「一体何があったんだ!?
わかりません・・・・夜中に目を覚まして
外を見たらこんな感じで・・・・・」
「キャッ」
「だっ・・・・・誰だっ!?
誰かいるのかっっっっ」
「こっ・・・・この化け物めっ」
バキューンバキューンバキューン
「君っ、ここは危ない!
すぐに逃げるんだっ!!」
「逃げる?
あっはっはっはっは」
「ふははははははっ、罠とも知らず愚かな男だ」
「もっと血が飲みたいわ」
翌日、現場から離れた河川敷で
放置されたユニコーン専用車が発見される
「先生、吉川の死因はなんですか?」
「それが・・・吉川隊員の死体には血が
一滴もないんですよ・・・・」
「大量出血?
しかし外傷は首に付いた小さな傷だけですが・・・・」
「ええ、それが奇妙なんです
これは何者かに血を吸い取られたとしか・・・・」
「支部長、もしかしたらこれはBF団の仕業かも」
「吉川隊員の足取りを僕たちに調査させてください!」
「うむ、いいだろう
しかしもしBF団の仕業だとしたら、我々が動いてるのを
知られるとマズい!
調査は私服で行くんだぞ」
そうしてU3とU7は、吉川隊員の足取りをたどる
調査に向かった
とりあえず、吉川隊員の車を見なかったか
途中の町の住民たちに聞き込みに回る
「さあ、知らないね」
このおっさん、前日に神社で死んでた死体のおっさんだ
おっさんの首筋には、吉川隊員と同じ傷が・・・
しかしU3とU7がそれに気付く事はなかった
「まいったな・・・・・これじゃあ雲をつかむようなもんだ」
「そうですね・・・・僕たち2人だけじゃ
時間がいくらあっても足りませんね」
「ちょっと人を捜してるんです
昨日シルバーのクラウン見かけませんでしたか?」
「何か不審なものを見たとかでもいいですよ」
「不審なものですか・・・・・・」
「そういえばゆうべ私の父が妙な叫び声を聞いたとか
言ってましたねえ」
「えっ、本当ですかっ!?」
2人は女に連れられて、女の父親に話を聞く事に
やって来たのは昨日の神社だ
「ねえ南さん、あのお姉さんここに住んでるんでしょうか?」
「そうだろうな・・・・・しかしえらく薄気味の悪い
神社だな、、、、」
「あ・・・あのぅ、昨日妙な叫び声を聞いたとか」
「ああ、聞いたよ」
「なんか妙なヘルメットをかぶった男が
襲われておったんじゃ」
「えっ、それはいつ頃の事ですか!?」
「昨日の深夜1時ごろじゃったかのう・・・・」
「しかもわしはその男を襲っておるやつの顔も
見ましたわい・・・・」
「えっ、そっ・・・それはどんなやつでした!?」
「ぐへへへへへへへへへっ」
「うわっ、こっち来んなっ化け物めっ」
「うふふふふふっ
あんたたちの血をちょーだいっっっっっっっ」
「お前たちは何者だっ」
「わしはギロチン帝王様からお前たちを殺すように
頼まれた宇宙吸血鬼ドラキュラスだ」
「そっちの坊やの血がのみたいわぁ~
おいしそうな血の匂いがするもの・・・ふふふふふふ」
「やはり貴様BF団の・・・・・」
「吉川隊員を殺したのもお前だなっ」
「その通り、お前たちもあの男と同じ目に合わせてやろう
我々と同じ吸血鬼になれー」
「ふざけんなコノヤロー」
バキューンバキューンバキューン
「はっはっはっは、無駄だ無駄だ」
「あなたたちっ、ここは危険ですっ
早くここから離れてくださいっ」
お堂の周りを逃げ回る2人だが
この時大作少年は致命的なやらかしをしてしまう、、、
「うわっ、こいつら何人いるんだっ」
「まるでゾンビ映画ですね」
「こりゃ本格的にヤバイぞ、、、、
すぐに支部長たちに応援を要請するんだ」
「こちらU7っ、僕たちは吸血鬼の大群に
襲われていますっ!
救援を求めますっ」
「きゅ・・・・吸血鬼って何よバカ作っ」
『血を吸うやつらだよっ!
BF団の化け物たちだ!!』