アメリカに帰ったはずのビル・サンダーは
阪神コーチに就任した
飛雄馬は前に立ちはだかるビル・カケフのコンビに
不安を感じ、打撃不振に陥る
そんな中迎えた大洋戦、ライバル左門はシピンとの
二重の構えでスクリュースピンに挑戦
だがこれもスクリュースピンにはかなわず
左門は敗北してしまう
次のカープ戦でもヒットを放ち出塁する飛雄馬だったが
ビルとカケフの幻影に怯え、スクリュースピンが
出来なかった
長嶋監督から「逃げるな戦え」と言われた
飛雄馬だったが・・・・
『今日から阪神戦かよ、、、、、
嫌な時に嫌なカードだぜ。。。。』
『やめろっ!
こんな妄想はもう腹いっぱいなんだよっ
頭がおかしくなりそうだっ』
「あっ、星さん
おはようございます」
「君はよく見かける新聞配達の子・・・・」
「ええ、今日は阪神のビルなんとかとカケフの記事が
見どころで・・・・・あっ、いけないっ」
「なんだとっ、ビルとカケフがスクリュースピンを
破ると宣言っっっっ、しかもカケフじゃなく
掛布かよっ」
「すみませんっ、そ・・・・それ誤報なんです、、、
飛ばし記事ってやつですよ・・・・はははは」
「・・・・・・・・・・・・」
「そうですよね!
うちの配達所でもみんなデタラメ記事だって
言ってます」
「君もしかして朝〇新聞の配達員?」
「いや、なんでもない
とにかく僕のスクリュースピンは絶対負けないよ」
「ホント!?
わーい、僕オールスターのファン投票
田代砲使ってジャンジャン星さんに入れちゃいます」
「何だよタシロホウって・・・・」
『ああは言ったが、ガチ不安しかないぞ、、、、
あいつらどうやってスクリュースピンを破る気だ・・・・』
「ああ、わしじゃ
今日の会食と会議は全てキャンセルしといてくれ
あと後楽園のチケット取っといてくれ」
『えーっ、何言ってるんですか常務っ
そんな事したらまた会長にっ・・・・・』
ブチッ
「じゃがこれもお前が再び巨人の星を掴み取る
ための試練なんじゃっ
これを乗り越えないと到底再び栄光の座には
たどり着けんのじゃ」
新浦と江本の投げ合いで7回まで0-0の投手戦
となったが、8回表に阪神に1点を先制されてしまう
「巨人の次の回は新浦からですな
当然代打でしょう・・・・おそらく星」
『ツーアウトか・・・・この回終わったら多分
俺が代打に出される・・・・』
「ビル・カケフは何をしてくるかいわゆるひとつの
謎ですが、受けて立ちましょうっ
ええっ」
田淵の打球はレフトへの大飛球となったが
レフト張本これを好捕
いよいよ8回裏巨人の攻撃となった
「わかってまーすね、カケフボーイ」
「非常にっ」
「うむ・・・・いよいよ飛雄馬の野球地獄
第一章の開始か・・・・」
『カケフコールならぬ、星コールに乗って
打席に星が入ります!』
『ベンチがかしこやと野球ができてまう、、、、
プロ野球が10倍楽しなってまうやんけ・・・』
カァァァァァァーーーーッ