第22話「折れ曲がる、日本列島」Bパート | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

九州南部が水没し、更に函館と札幌が相次いで沈没
そんな中、D計画本部を解雇された小野寺は
失意のまま東京へ帰京

 

田所にD計画本部復帰を願い出て許可された

 

その直後に今度は伊豆大島がカルデラ噴火で消滅
いよいよ日本沈没に拍車がかかっていた

 

人工衛星からの観測写真から、フォッサマグナに
異変が起こる事を察知した田所

 

予告通り、静岡県御前崎で地震が発生し
御前崎灯台に所長夫婦が取り残されてしまった

 


灯台には巡視艇とヘリが向かっていた
「よっしゃー、これで父さんと母さんは助かるぜゲラゲラ
「やったね、兄ちゃん音譜

 


「なんか海の様子が変だぞ・・・・ガーン
「えっ!」

 


その時奇妙な地鳴りが聞こえだした

 


灯台周辺の海が湧きたつ

 


まるで灯台を取り巻くように、海底から熱水が
噴き出してきた

 


「いかん、これでは船は近づけん汗

 


ヘリが灯台に近づくが・・・・

 


突然海面が爆発

 


低空で近づいたため、モロにその熱水を浴びて
ヘリ墜落、、、、驚き

 


「マジかよ、、、ゲッソリ

 


「こりゃあお手上げズラ。。。。
どうしようもないズラよ・・・」
余計な事を言う警官w

 


「どうしようもないって、じゃあうちの
両親は見殺しって事かよっ滝汗

 


「なあ頼むっ、金は出すから船を用意してくれお願い

 


「いや、金貰っても無理なものは無理ズラで、、、ぼけー

 


そこに小野寺のケルマディック到着

 


海底からは絶えず熱水が噴き出していた

 


「D計画本部、こちら小野寺!
現場に到着しましたが、海底から熱水が噴き出して
灯台に近づけません、ただ今の海水温100度!!
ケルマディックもこの温度だと無理です」

 


「おそらく海底地下に溶岩流が渦巻いているんだ
明日もう一度ヘリを飛ばすから、今日は待機
していてくれ」

 


小野寺、ゴムボートで上陸

 


順一たちはそのまま野宿してるようだ

 


「おい君、ここで何してるんだ!」

 


「灯台に両親が取り残されてるんだ・・・・
心配でここ動けねえんだよ」

 


「えっ、君は灯台の所長の息子さんかびっくり

 


「なあ、アンタあの潜水艇の操縦者だよな
金払うから、俺を灯台まで連れてってくれよ」

 


「なんだその金は?」

 


「こいつはよぉ、家飛び出して1年間
マグロ漁船に乗って貰った金だ」
出たマグロ漁船(笑)

 


「俺よぉ、大学受験失敗して親父とケンカになってさ
1年前に家出したんだ・・・・
それ以来親父に顔合わせられなくってさ
日本が沈没するって聞いて、親父に会いにきたんだけど
そしたらこんな事に・・・タラー

 


「俺、一度親父に会って一言謝りたいんだよ」

 


「そうか・・・・しかし親父さんの救出は俺に
任せてくれ!
金なんかいらないよ」

 


「こんな時順一がいてくれたら・・・・・
今頃何をしてるのかしら・・・ショボーン
「あいつの話はやめろえー

 


「たかが大学受験失敗したくらいで家出しやがって・・・むかっ
あいつは根性なしだよぼけー

 


「そ・・・そうね、、、、、」

 


その夜も灯台は予備電源で灯をともしていた

 


翌朝
「なあ、俺も連れてってくれよ」
「ダメだダメだ、あの海は危険なんだ」

 


「それなら俺は泳いででも灯台に行ってやる」

 


「おいおい、それで脅してるつもりか?」

 


「チクショー、俺はマジなんだっっっっっえーんむかっ
「あー、わかったわかった」

 


「お前マグロ漁船に乗ってたって言ったな
じゃあ点滅信号はできるか?」
「ああ、餅の論だぜ」

 


「よし、着いてこい!」
「やっりぃー----っチョキ

 


こうしてケルマディックは再び灯台に接近する

 


だが相変わらず海底からは熱水が噴き出していた

 


「やはりダメか・・・このままでは
近づけないアセアセ

 


「田所博士、灯台の周囲ほぼ360度から
熱水が噴き出してます
接近は不可能です」

 


「いや、どこかに隙間があるはずだ
それを捜すんだ」

 


「隙間ったって・・・・・・汗
「あっ、小野寺さん、あれ隙間じゃないか?」

 


一部だけ熱水が出ていない部分があった

 


ケルマディック、その隙間をギリギリ通過

 


「よし、熱水突破したぞ合格

 


ケルマディック浮上

 


「あなたっ、潜水艇だわ」
「ああ、しかしあれでどうやって・・・・」

 


「姉ちゃん、あんな潜水艇じゃあ灯台まで行けないぜ
周り全て断崖絶壁で、上陸できねえ、、、」

 


「こりゃあ次のヘリが来るまで待つしかないな」
「でもその前に地震が来たら・・・・汗うさぎ

 


「せっかくここまで来たのに、これじゃあ上陸どころか
接岸もできんぞ・・・・」

 


だが小野寺、断崖のあいだに若干低い岩場が
あるのを発見

 


「こうなりゃ一か八かだ・・・・メラメラ

 


「な・・・・・何するんです?」
「俺にひとつ考えがある」

 


「小野寺君っ、ケルマディックじゃどうしようもない
ヘリが用意できるまで待つんだ」

 


『田所さん、そんな時間はありません
ヘタしたらこれが最後の交信になるかもしれませんが
最後の手段に賭けます』

「おい、何をするつもりだ!」

 


ケルマディックのハッチが開き、順一が顔を出す

 


「あっ、順一だぞ!」
「ええっお願いハッ

 


「順一・・・・あんなに日焼けしてたくましくなって・・・照れ

 


順一、発光信号で何かを伝えるキラキラ

 


「オ・ト・ウ・サ・ン・オ・カ・ア・サ・ン
イ・マ・マ・デ・シ・ン・パ・イ・カ・ケ・テ・
ス・ミ・マ・セ・ン・イ・マ・タ・ス・ケ・ニ・
イ・キ・マ・ス」

 


「あの野郎っ!」
「順一ー-----っニコニコ

 


「よし、ワイヤーを発射するぞ!

 


ビシュッドンッ

 


コロンくるくる

 


所長、このワイヤーを引っ張る

 


どうやらこのワイヤーを灯台にくくりつけるらしい

 


所長、必死で灯台にワイヤーをくくり付ける

 


くくりつけ完了

 


ケルマディック、そのワイヤーを伝って
灯台に近づく

 


やがて岩場に接近

 


岩場を登り始めた滝汗

 


ケルマディック上陸www

 


そのまま灯台まで登って行く

 


「お・・・小野寺さんっ、これってただの
座礁じゃあ・・・・タラー
「黙って見てろ!

 


そんなアホな(爆)

 


「あなたっ」
「・・・・・どうやって海に戻るんだろう。。。凝視

 


「お父さんっお母さんっ、順一恥ずかしながら
戻ってまいりました笑い泣き

 


こうして二人を一応救助

 


案の定ケルマディック、座礁したまま動けず。。。

 


「順一君のお父さんですね、とにかくシートベルトを
してください、ここからモーレツに揺れますから」
「えっ?」

 


ここでまた大地震が発生
ケルマディック、これにより横転して海に落下w

 


それと同時に灯台も海中に沈み始めた

 


ケルマディック、そのまま急速度で海中に沈む
というより引き込まれていく

 


「ぬぉぉぉぉぉぉっ、ワイヤーを切らないと・・・叫び

 


だがワイヤー切断スイッチに手が届かず、、、あせる

 


ケルマディック、きりもみ状態でどんどん沈下していく

 


非情ブザーが点灯ピリピリ

 


なんとかワイヤーの切断に成功

 


ケルマディック、やっと安定

 


「よしっ、これで大丈夫だ!
浮上開始!!」
お母さんもはやヘロヘロ・・・・チーン

 


ケルマディック浮上
まあこんなの現実にはあり得ないのだが(苦笑)

 


「D計画本部、二人の救助に成功グッド!
『このバカモノがっ、ムチャしやがってムカムカ

 


陸では弘二とサチ子が手を振っている

 


こうしてムチャクチャな救助作業は終わった

 


しかし日本列島は中部地方に大きな亀裂が生じ
真っ二つに折れ曲がった
これにより陸上の交通手段は完全に失われた

 


つづく