巨人の星(栄光の星編)第168話 「大リーグボール3号」後編 | 野球侍SAKIのブログ

野球侍SAKIのブログ

ももクロの夢はモノノフの夢

オールスター第2戦のため大阪に移動中の新幹線の中から
突然飛雄馬が消えてしまった

 

新聞は「星失踪」と書き立てた

 

ついには川上監督の自作自演説まで飛び出す

 

飛雄馬はその頃、大リーグボール3号の特訓を
繰り返していた

 


飛雄馬失踪の黒幕は川上監督ではないかという
憶測記事が早速新聞に載った
しかしオールスター中に東映と近鉄は試合
してんのかwww

 


記事の事に関して当然記者たちは川上監督に質問攻めに
「監督ぅ、星の失踪が自作自演って本当なんですか?」

 


「そんなバカバカしい質問に答える必要はあるまいむかっ
わしは星の居所も知らないし、知らん事は答えようも
ないっ!」

 


「川上さん・・・・それじゃあ無責任すぎませんか?
星は川上さんが推薦して出場してるんですよ」

 


キッムカムカ
「そんな事はわかっておるっムキーッ
責任なら取るつもりだよビックリマーク

 


「責任取るってどうするおつもりですか?
急遽代わりの投手を選ぶとか・・・・・」

 


「もし今日の第2戦に星が現れなかったら・・・
第3戦の監督は阪神の村山君に代わってもらう」

 


「えっ!?
それはコミッショナーや正力代表は承認
してるんですか!!?」

 


「わしの独断だ!
当然そうなった場合は巨人軍の監督も辞任する事に
なるだろうね
君たちの期待通りに・・・」

 


「じゃ失礼するよ」

 


「おいおいマジかよ・・・・・・・アセアセ
「こりゃエラい事になったぞ・・・・汗

 


一方その頃飛雄馬は・・・・・
カコーーーーーーーンハッ

 


鹿威しの音に悩まされ続けていた(笑)

 


「くそぉ~カコンカコンってうるせーんだよムキーッむかっむかっ
いつまで鳴ってるつもりだコノヤロー!

 


「やめろやめろやめろー--------っえーん

 


「ぐわぁぁぁぁぁっ、毒電波だっっっっっ叫び
大リーグボール3号を阻止しようと影の組織が
動いているっっっっキィィィィィィッゲッソリ

完全におかしくなってる、、、、滝汗

 


そしてその夜、オールスター第2戦は予定通り行われた
史実では大阪球場が舞台のはずだが、なぜか甲子園
マウンド上には8回裏江夏が上がっていた

 


当時近鉄の主砲土井正博
カコーーーーーーーンドンッ

 


この試合猛打賞となるツーベースを放つ

 


カツンカツンカツンカツンランニング

 


突然飛雄馬が球場に姿を現した

 


ギィィィィィィッ
「あっ、ほ・・・・星っ!」

 


「すみません・・・ちょっと遅れました・・・・ぼけー

 


「クッ、あのアホがっ・・・・・・ムカムカ
村山監督が血相を変えて飛雄馬のもとへ

 


「ゴルァ星ぃぃぃぃっ!
おんどれどこほっつき歩いとったんやムキー
お前のせいで川上監督がどんだけ迷惑したか
お前知っとんかー---っむかっむかっ

 


「申し訳ありません
この責任はいくらでも取るつもりです・・・・」
「アホかぁビックリマーク
おんどれにどんな責任取れるっちゅうねんムキーッ

 


「村山君!」

 


「試合中だ、そのへんで勘弁してやってくれ
後でわしから厳しく注意しておくから」

 


「チッえー
「す・・・すみません・・・」

 


「・・・・・・・・・・・・」

 


飛雄馬の汚れたケツ

 


「・・・・・・・・・・・・!」

 


「おい星!」
「は・・・はいあせる

 


「お前ちょっとそのウィンドブレーカー脱いでみろ!!
「え・・・・・・アセアセ

 


「・・・・・・・・・・」

 


「どうした!
早く脱がんか真顔

 


バサッ

 


「なっ・・・・なんや、泥だらけやないか!」
「どないしたんやそれ・・・・滝汗

 


「川上監督っ!」

 


「俺に・・・・投げさせてくださいメラメラメラメラ

 


「・・・・・・・・・・・・
そうか、じゃあまずそのユニフォームを着替えろ!」

 


『オールセントラル、ピッチャー江夏に代わりまして星
背番号16、讀賣ジャイアンツ』

 


「はあっ!?
なんで江夏っさんに代えてポンコツの星なんや」
「失踪したやつが投げれんのか川上ぃぃぃぃムキー
場内から罵声が飛ぶ

 


なんとこの試合、明子ねーちゃんも観戦に来ていた
飛雄馬が投げるとは絶対思ってなかったはずなので
花形応援に来たのか?

 


『葉っぱは揺れなくなった・・・・これで
大リーグボール3号は完成のはずだが、実戦で打者に
投げてみないとわかんないからな・・・』

 


「川上はん、よう出しましたなあ・・・・・
ヘタしたらまた大炎上するかもしれんのに・・・・」
「ふふっ、まあわしの勘ってやつですよ」

 


向かえるバッターは第一戦、ヘルメット落としで
消える魔球を打ったノムさんだ

 


飛雄馬、妄想モードに突入

 


『行くぜっ炎

 


ビシャアアアアアアアアーーーーンキラキラ

 


『おおっと星っ、何故か突然の下手投げだっっっっガーン

 


「なっ・・・・なんやっ汗うさぎ

 


ボールは山なりのスローポールだ

 


「舐めんなゴルァむかっ
タイミングを合わせてバットを振るノムさんだが・・・

 


パスッダッシュ

 


「むっ!

 


『や・・・・・・やったぞっ!!

 


『大リーグボール3号の完成だっグッド!

 


「なんですかねえ星は・・・・オールスターだからって
ちょっとふざけてますよねえ」

 


2球目も謎のアンダースロー投球

 


ノムさん、これは平然と見送りボールに

 


「バッターボックスの野村もちょっとイラついてますね
あんな一夜漬けのアンダースローが通用するはずが
ありませんもんねえ・・・」

 


しかし3球目、コースはド甘なのに空振り

 


4球目も何故かバットに当たらず空振り三振

 


「チッ、アホくさしょんぼり
ノムさんバットを投げ捨てベンチに帰る
ノムさんと飛雄馬に激しいヤジが飛ぶ

 


続くアルトマンに対しても同じくアンダースローの
スローボール

 


ボールを見るタイプのアルトマンには
フルカウントまで粘られる

 


大リーグボール3号の欠点はやたら球数が増える事だ
たった2人の打者に対しただけですでに
飛雄馬は汗だくに

 


ヒュワワワワワンくるくるりんご

 


ど真ん中の絶好球にもかかわらずアルトマン空振り
これで2者連続空振り三振

 


「オーノー、ミステイク、、、ミステイクネ、、、」
怪訝な顔のアルトマン

 


受ける森捕手も首をかしげる
『なんでノムさんもアルトマンも空振りしたんだ・・・
子供にでも打てそうな球なのに・・・』

 


飛雄馬、ついに肩で息をしはじめる

 


3人目は安打製造機の張本っさん

 


しかしこれも甘い球なのに何故か当たらない

 


「おいっハリー!
なにやってる、そんな球打てなきゃ恥だぞっむかっ

 


「奇妙ですねえ・・・・今のなんかタイミング少し
外れてたとはいえ、バットにかすりもしないなんて・・・」

 


張本さん、2球目も空振り

 


「おい張本ぉ~お前八百長じゃねーのかムキー
なんでそんなクソみたいな球空ぶってんだよぉムカムカ

 


3球目もアンダースローからのスローボール

 


『や・・・・野郎っ
完全にわしを舐めとるっっっっっムキーッ

 


だがこの球も全くかすらず空振り三振

 


『おいおい待てよ・・・今の気のせいか知らんが
ボールがバットよけやがったような・・・・滝汗

 


「佐々木さん、なんと野村アルトマン張本と
一球もバットに当たらず空振り三振ですよ・・・
これはどういう事なんです?」

 


「わかりません・・・しかしこれはひょっとすると・・」
ちなみに佐々木と呼ばれたこの解説者
もしかして佐々木信也さんか?

 


三者連続三振でベンチに戻った飛雄馬
「星、一体どういうわけなんだ・・・・汗
お前を出した出したわしが言うのも変だが・・・・」

 


「今のピッチングはお前の失踪と何か関係あるのか?」

 


すると突然飛雄馬は昏倒

 


「あっ、どうした星っ!?」

 


「い・・・いかん、誰かすぐに医者を呼んでくれっガーン

 


「かっ・・・・監督・・・・・・
よろこんで・・・・ください・・・・・」

 


「星っ、何もしゃべるな!
もうすぐ医者が来るからな」

 


「だ・・・・大リーグ・・・・ボール
さ・・・3号・・・・完成しました・・・・」

 


「なっ、なんだとっ!?」

 


ガクッチーン

 


「星っ」
しかし何故か花形と左門がいない・・・・
原作では何故か花形はスタンドでユニフォームのまま
スタンドで明子ねーちゃんとこの試合を観戦していた
いや、さすがに当時でもそんな事したらヤバイでしょ。。。
巨人の星(栄光の星編)第169話 「謎のアンダースロー」
につづく