お待たせしました!
いよいよ巨人の星の解説再開します
必殺の大リーグボール2号の秘密を花形、そして
父一徹に見破られた飛雄馬
しかもそれをネタに一徹中日コーチは川上監督に
伴のトレードを打診
伴は拒否るも、結局このトレードは成立してしまい
伴は中日の選手として飛雄馬の最大のライバルと化します
しかし飛雄馬と伴で編み出した大リーグボール2号
それぞれ葛藤に苦しみます
打たれるのは嫌だが、かと言って伴一徹コーチに負けたく
ない飛雄馬
そして大リーグボール2号、消える魔球を自らの
バットで打ち崩し、親友飛雄馬を地獄に叩き落す
事にまだ躊躇する伴
今回はその続き、第150話「刺客志願」という
エピソードです
この日はオープン戦最後の試合、中日対南海が
行われていたが、中日はこの試合を落としてしまった
原因はチャンスで2打席凡退してしまった伴
飛雄馬との対決を意識しすぎてすっかり調子を
落としてしまった
一方その頃後楽園でも巨人が阪急相手に
オープン戦の最終戦を迎えていた
先発は飛雄馬
一徹コーチや花形に魔球の秘密はバレたが
パ・リーグの阪急相手にはまだまだ消える魔球は
有効だった!
だが飛雄馬の胸中は複雑だった
『オープン戦でパの阪急相手に好投しても
開幕すれば打たれる運命の消える魔球・・・・
それに意味があるのか、、、』
動揺した飛雄馬は消える魔球を投げ損ね
ライナー性の当たりを打たれてしまう
『くそ・・・この妄想癖をなんとかしないと・・・・
たとえ大リーグボール3号ができたとしても
致命的な欠陥になりかねんっ・・・・』
「くそぅ、なんでわしは肝心なとこで力んでしまうんじゃ
これでは星との対決以前に開幕一軍すら危ないぞいっっっ」
試合中、中日球場の結果を知らされる飛雄馬
試合中ベンチにラジオ持ち込んでいいのか・・・
「いや、途中出場で2打席立ったがいずれも凡退
それが原因で中日さんも負けたらしいよ」
「ああっ、伴のやつ何やってやがるっっっっっ
それじゃあ開幕一軍もヤバイじゃん、、、、」
「へっへっへ・・・開幕一軍?
チャンスを2度も貰って凡退してるようじゃあ
うちならそのまま二軍定着だよ」
『伴のやつ、せっかく出場機会が増える中日に移籍
して、俺もそれを願っていたのに、これじゃあ
全然意味ないじゃないかっ、甘すぎるっっっ』
『ま・・・俺にとっては消える魔球の寿命が少し伸びて
ありがたいが・・・・いやいや、それを思う俺も
甘いな。。。』
『貴様、飛雄馬との友情だ青春だといつまで甘えておるっ
まして大リーグボール2号を打って飛雄馬を奈落に落とす事を
悩むなぞ100万年早いわ』
『オホホホホホ、自分の青春もまともに歩けない人が
私に告白るなんて、そんな童貞君に何の興味もないわ
アッハッハッハ』
一徹コーチと明子ねーちゃんの妄想の声に頭を抱える伴
「やめてくれぇぇぇぇぇっ、気が狂いそうじゃぁぁぁ」
医者行け!
球場のサロンに戻ると後楽園のオープン戦が
中継されていた
「ほ・・・星が投げちょるのか・・・」
「へっ、ほぼ初見のメジャーリーグやパ・リーグ相手に
息かっても、開幕したら俺たちに打ちこまれる運命なのに
よくやるよな」
『んな事はわかってるぜ味噌カス野郎っ
だが今の俺には大リーグボール2号しかない!』
『それに伴とは、後楽園の花形左門との座談会で
秘密を暴かれた瞬間、伴も敵になった』
『伴はもはや敵チームの選手
そいつを打ち取る事に専念するのみだぜ』
『星のやつ・・・消える魔球に明日はない事を知っていながら
なんでお前は平気な顔で野球できるんじゃあああ』
「おい伴、見えねーぞ」
『なあ星よぉ、教えてくれ!
わしゃあどうしてもそのマネができんっっっ
余計な事を考えちまうっっっ』
「あー諸君、オープン戦も終わり
いよいよ4月10日の開幕戦を待つのみになった
相手は知っての通り憎っくき讀賣だ」
『うむ・・・いきなり巨人戦か・・・・・
やはり星は投げるんじゃろなあ、、、、』
「諸君らはすでにわしから大リーグボール2号の秘密を
聞いて消える原理は知っておると思うが
あれは消える原理を知ったからすぐに打てるシロモノ
ではない」
「そこで星コーチとも綿密な話し合いをした結果
打倒消える魔球に完璧な策を編み出した・・・・
その刺客となる選手に徹底的に秘策をさずける」