大リーグボール2号の最期が近づきつつあるという不安の中
来日したSFジャイアンツとのオープン戦が始まった
巨人は2点を先制されるもONの一発で追いつき
2-2の同点で飛雄馬に登板が回ってきた
飛雄馬は消える魔球でメジャーリーガーをなで斬りに
したものの、初見のメジャーリーガーには通用しても
花形や左門、そして伴には通用しないだろうと考えていた
そんな中、土井のダブルスチールでの主審岡田の判定に
SFジャイアンツの捕手が激怒
岡田を小突いて退場処分になるという事件が起こる
実際はどうなのかわからんが、まああんな事があった
その晩の審判の家の空気は、やっぱりこんな感じなのか・・・
ちなみに本塁クロスプレーでのこの揉め事の元ネタは
気付いた人もいるだろうが、昭和44年の巨人対阪急の
日本シリーズである
土井の重盗をめぐり、岡田のセーフ判定に不服の阪急岡村捕手が
激高し、岡田を殴打し退場になった試合だ
「いくら正しい判定をしても、審判が選手から信用されなく
なったらそれまでという事だ・・・・」
「そもそも審判の判定は裁判長の判決と同じで、神聖にして
絶対でなければならんはずなのにな・・・」
「それなのになんだ、最近の選手の態度はっっっっ
無礼にもほどがあるぞ」
今になって腸が煮えくり返る岡田
どもめっ」
ついに奥さんを目の前にブチギレ
しかもこの役、岡田さん本人が声あててますw
昭和44年当時、あの日本シリーズの後で世間からも
いろいろ言われ、岡田さん本当にブチギレてたらしい
アニメの中でその時の感情爆発させたか、結構な名演技だ
ピクッ
「ええ・・・・試合が終わっても一言も口を聞かず
もう寝てしまったわ」
「まあ俺がこの仕事辞めたら、少しは気も楽になるだろう」
「・・・・・・・・」
するとカオリの枕元に置かれた「お父さんへ」という
手紙を発見
『お父さん、今日テレビでお父さんの試合を観ました
お客さんが騒いでるのも聞こえました』
『私は大リーガーが暴れだしたり、お客さんが物を
お父さんに投げたりしないか心配になりました』
『それでもお父さんは何も言わず、ひとりでグラウンドに
銅像のように立ってる姿を見て、涙が出ました』
『でも私は信じてます、お父さんが正しい判定をしたと
お父さんは依怙贔屓のない日本一の審判です
これからも頑張ってください』
「ひとつの仕事がダメな奴は他の仕事も上手く行かない
それがあなたの口癖でしたわよね」
おいおい、じゃあこの話の最初に出ていた審判辞めて
クニに帰ったやつはダメな奴なのか。。。。
カオリのこの手紙を見て、辞職は取りやめた岡田さん
「俺がこの仕事やってる限り、お前たちにまた迷惑
かけるかもしれんぞ・・・・」
デジカメ全盛の今と違い、新聞の写真は全て
自前で現像していた
「おいおいなんだよ~、これタッチする前じゃないか・・・
なーにが瞬撮のプロだ
肝心な部分取り逃してやんの」
「もういいっ、そんな写真ボツだっ」
「えっ・・・ええーーーーっ、まだ画像はっきり
出てませんよ、、、、」
キャッチャーの股間の間に入った土井の足が
ホームベースに触れていた
「違うっ!
あれはやっぱりセーフだったんだ!!
誤審じゃなんかったんだよーーーーーーーっ」
これ半分実話だけど、岡田さんにケチ付けたのが阪急ではなく
何にも知らないSFジャイアンツが悪者にされてるwwww
阪急の岡村とかこのアニメ見てどう思ったのだろう(苦笑)
「おーのー、、、、、」
SFジャイアンツの選手たちもこの記事を見てショックを受ける
いや、この人ら岡田さんの判定とは実際は全く無関係だから、、、
「お母さん、本当によかったわね!
お父さんに文句言ってた人たち息してるかしら
やっぱりお父さんは日本一の審判よね」
「そうね・・・・阪神の柴田と島野には実は誤審で
殴られるけど・・・」
「いいのよ、あなたは知らなくて
でも本当によかった・・・・ううううっ」
「お父さんさっきから3回も同じ記事読み返してるわw
よっぽどうれしかったのね、うふふふふ」
『い・・・いや、俺は最初から岡田さん信じてたけどな』
嘘つけっ
『大リーグボール2号が打たれそうだから投げたくない
なんて言ってた自分が恥ずかしいぜ、、、、』
『俺も岡田さんを見習って、自分の球で正々堂々
勝負するぜ!
たとえその結果打たれたとしても・・・・』
絶望したり希望の光で持ち直したり、今回も
忙しい飛雄馬であった
巨人の星(栄光の星編)第149話 「起(た)ち上がれ伴!」
につづく