巨人の星(栄光の星編)第144話 「鬼の弟子・伴宙太」①-2 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

伴はついに中日に入団した

 

だが入団会見で大リーグボール2号の秘密に関しては
一切聞かないという契約条件を付けていたと言い放つ

 

更にこのトレードを決めた一徹コーチにも露骨に
反発する姿勢を見せた

 

だが当の一徹コーチはそんなのはどこ吹く風と高笑い
早速伴に練習参加を命令した

 


「ほれっ、伴っキャッチャーフライ行ったぞっ!」

 


「・・・・・・・・!」

 


ズサササササッDASH!
バシッハッ

 


「おおっ、やるじゃん伴のやつびっくり
「いいぞーナイスプレー拍手

 


「バカヤロー、何がナイスプレーだムカムカ
こんなの褒めちゃいかんっムキー

 


「えっ・・・・なんでです?」

 


「このタワケ、練習中は声を出せとあれだけ言ったのに
ずっと貝みたいに黙りこんでやがるっ
むかっ
俺を舐めてんのかグォラ節分

 


「・・・・・・・ニヤリ

 


「きっ・・・きさまぁ、やるべき事はやってるから
文句言うなだとっ!?
ふざけんなっっっムカムカムカムカ

 


「何だ?
何か揉めてるようだが・・・・・・アセアセ
「・・・・・・・」

 


「おいおい、いくらなんでもあの態度はねえよなあせる
「こんなの本当に戦力になんのかよ・・・・うーん

 


「我が中日ドラゴンズをバカにしてんのさ」
「ガチムカつくよなプンプン

 


「善玉巨人、悪玉中日ってか?
チームに溶け込む気なんか微塵も感じねえしえー

 


「もういいっ!
きさまは隅で素振りでもしてろムキーッ

 


「木俣っ、お前がキャッチャーやれ!
こんな黙んまり野郎の相手するのも疲れるわもやもや

 


「・・・・・・・・・」

 


「ほ・・・・星君、これじゃあチームの雰囲気が
悪くなるぞ・・・なんとかしてくれあせる
「うむ・・・・そう言われましてもなあキョロキョロ汗

 


「あのふてくされようはそう簡単には治らんでしょう・・・」
「ほ・・・星君っ・・・・そんな無責任な。。。。滝汗

 


「とにかくやつの心を入れ替えるには何かのきっかけが
必要ですわい
それまで待つしかありません」

「ほ・・・・星君、、、、、汗

 


「水原監督、こうなることは想定内のはず
我々が根を上げてどうするんです」

 


その夜の中日宿舎

 


「クソォ、今日の練習はひでえもんだったぜ。。。ショック
「コーチのやつブチギレて散々シゴきやがんの・・・むかっ

 


「これというのもあのクソゴリラのせいだぜムキー

 


「外人のオズマは日本語わかんねえからまだ良かったけどよ
同じ日本人のあのヤローがオ〇みたいにだんまり
決め込むとマジムカツクよなムキー
「オズマといい伴といい、どうして星コーチの
連れてくるやつは変な奴ばっかりなんだ・・・・えー?

 


「こうなったらよ、ヤキ入れてドラゴンズ魂
叩き込んでやろうぜニヤ

 


「お前もいきなりトレードで連れてこられて大変
だろうけど、すぐに慣れるさ!
まあ頑張んなよほっこり
「・・・・・・」

 


「お茶入れてやろうか?」
「・・・・・・」

 


伴無言でヤカンをひったくると、自分でお茶を
入れ始める

 


「ば・・・・伴・・・・あせる

 


「おい見たか今の」
「あんのヤロー、もう勘弁ならねえぜムキーッ

 


「おい伴、せめて礼くらい言えばどうなんだっ!」
「・・・・・・・」

 


ズズズズ真顔

 


「てめえ聞いてんのかコラ
ちょっと顔貸せやムカムカ

 


「い・・・いいんだよ、、、俺気にしてないからあせる
「そうはいかねえな!

 


「お前がどんな契約してんのか知らねえけどよ
お前はもう中日の一員なんだぜ
そうである以上ここのやり方を教えてやる!!

 


「なんとか言えよグォラムカムカ

 


伴、胸倉をつかまれたままいきなり立ち上がり
91番の選手はその反動でひっくり返る

 


「こ・・・このヤロー・・・・・もう許さねえからなムキームカムカ
「・・・・・・」

 


「死ねやパンチ!

 


伴これを造作もなくかわした

 


殴りかかった91番は自爆ドンッ

 


すると今度は別の選手が伴につかみかかった

 


伴にのしかかり、マウントを取ろうとするが・・・・

 


いともあっさり跳ね返されてしまう

 


「おっ、入団早々いきなりケンカかよニヤリ
「やれやれっ、そんなやつノシちまえ!!

 


伴と中日の2選手の乱闘が始まった

 


「や・・・やべえ・・・・こりゃ俺じゃ
止められそうにないぞ、、、、ガーン

 


「か・・・監督っ、大変です目

 


「なんだ騒々しい!」

 


「伴のやつが食堂で乱闘してますっっっっゲッソリ

 


「ら・・・・乱闘だとっ!?」

 


「ど・・・・どうする星君あせる
「ふっふっふっふ、これはひょっとしたら
待っていたきっかけかもしれませんぞニヤニヤ

 


「コラ、何をやっとるかバカモノっっっっムキー

 


「伴とそこの2人っ
ちょっとこっちにこいっ!

 


「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」

 


「先に手を出したのはお前ら2人だな」

 


「え・・・ええまあ・・・・・
しかし最初に伴のやつが・・・・・」

 


「言い訳をするなっむかっ
伴に謝れっっっっ!

 


「チッ・・・・・ごめんなさいっ!
「これでいいっスかえー

 


「・・・・・・・・」
相変わらず無言の伴

 


「お前ら伴は柔道の有段者だぞ・・・・・
命があるだけありがたいと思えプンプン

 


「しかし知らぬとは恐ろしい事よのう、ガハハハハハハゲラゲラ

 


「・・・・・・・・」

 


「伴っ、お前もいかん
なぜみんなと口をきかんのだ?」

 


「その態度がチームワークを悪くするのだ真顔

 


「わしに不満があるならはっきり言うてみい!!

 


「わしへの恨みをこんな形で返そうとするとは
意外に陰湿なんじゃのう
ぼけー
そうやって中日を内部崩壊させようというのか」

 


「ちっ・・・・違いますわいっムカムカ
やっと口を開く伴

 


「違う?
ではなぜだんまりを決め込むんだびっくり

 


「大リーグボール2号はまだ打たれたわけではないです
したがって、打たれるまでは秘密は生きちょります
しかしここでここの選手と話すと、親しくなって
口が滑るかもしれん・・・・」

 


「大リーグボール2号の事を聞かれるたびに急に
貝になるのもけち臭いですからのう」

 


「そんな事をするくらいなら全くだんまりを通した方が
まだ男としての仁義を通すと思い、無言の業を
決め込んだんですわプンプン

 


「なんじゃ・・・・・そんな事か・・・・
お前呆れるほどバカで単純なんじゃのう汗

 


「バ・・・バカで単純とはなんですかっムキー
わしは真剣に悩んで・・・・」

 


「ふっ、つまりお前
大リーグボール2号の秘密が完全に暴かれたら
納得するんじゃな?
なら簡単な事だニヤリ

 


「か・・・・簡単な事とはどういう事ですかの?」

 


「星君、君は大リーグボール2号の秘密を
知っているような言い方だなキョロキョロ汗

 


知ってます!
なんなら消える魔球を投げてお見せしよう真顔

 


「なっ・・・・・・なんですとっガーン

巨人の星(栄光の星編)第144話 「鬼の弟子・伴宙太」②-1
につづく