巨人の星(栄光の星編)第139話 「花形・左門の執念」①-2 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

伴のトレード問題は解決したかと思われたが、中日
星コーチは諦めておらず、飛雄馬の不安はつのる

 

もし大リーグボール2号が打たれたら、戦力としての価値を
認めていない巨人から伴が放出される恐れが残るからだ

 

実際花形左門は、打倒消える魔球の秘策を編み出しつつあった

 

飛雄馬は伴を打者として鍛えるため、鬼の特訓を開始

 

しかし二代目一徹と新聞に書きたてられたのを見て
一徹コーチは「わしのために伴をわざわざ鍛えてくれておるわ」
とほくそ笑む

 

そんな中、中日はオズマからの手紙をきっかけに
新外国人選手をアメリカに探しに行くと一徹コーチに伝えた

 


記者連中を集めた中日球団代表は
水原監督と一徹コーチに届いたオズマからの手紙を
得意げに見せた

 


「へぇー、オズマからの手紙ねえ・・・・
でもこんなの見せられても英語わかんねーし、、、汗

 


「ふふっ、それならノープロブレムだ
中身はカタカナで書いてある
とにかく読んでみてくださいニヤリ

 


「あっ、ホントだ!
全部カタカナだぜニヤニヤ

 


「えーと、ボス監督さん長い間お世話になった・・・」

 


『おれハ、オカゲデあめりかニ帰ッテ各段ニ腕ヲアゲ
今しーずんハ3番ノ座ヲ約束サレタ音譜

 


『スルト、ちーむめいとノやつラカラ
日本ニ行ケバ、おれノヨウニ腕ガ上ガルト思イコミヤガッタノデ
おれハ言ッテヤッタ』

 


『日本ニ行クダケデハだめダ!
中日どらごんずニ入リ、イッテツ・ホシこーちカラ指導ヲ
受ケナケレバだめダトプンプン

 


『シカモイッテツ・ホシハえきせんとりっくナ男ダ
生半可ナ気持チデハ、相手ニモサレナイダロウト
ソレデモ日本ノ中日ニ行キタイト言ウヤツガ続出シテ
トテモ困ッテルゼ(ワラ)』

 


『ソレカラ、コッチニ戻ッテカラモひゅーま・ほしノ
消エル魔球ノ打倒策ハチャント考エテ研究シテルヨ
今度ひゅーま・ほしト顔ヲ合ワセタラ
必ズ勝ッテ見セルゼニヤリチョキ

 


「そうヒューマ・ホシに伝えてくれ、グッドバイ・・・・
へぇ・・・・・」

 


「どうかね、感想は?」

 


「か・・・感想はって言われましても、オズマは
感謝してるんだな・・・ってくらいっスかねえ・・・キョロキョロ

 


「おいおい、何年記者やってるんだ君は?
我が中日に来たいって選手が大勢いるって言ってるんだよ
しかも有望な選手が」

 


「えっ!?
じゃあオズマクラスの新外人獲るって事ですか!?

 


「その通りだ!
実績だけのロートルじゃなく、前途有望な若手選手が
うちに来ることを希望してるって事だよ!
それをただ黙って見逃す手はあるまい
そこで水原君を渡米させてだね・・・・」

 


「だ・・・・代表!
私はまだ渡米するとは、、、、あせる
「ん?」

 


「水原君、何を言っとるのかね君は?
変な選手獲るよりは全然良い話じゃないかウインク

 


「変な選手獲るよりは・・・・って・・・・
じゃあ伴捕手のトレードは完全になくなったって事
ですか!?」

 


「そんな事は断じてないっ!
伴のトレードは必ず実現させるっ」

 


「ほ・・・・星君っガーン

 


「代表と内密の話があるんでな・・・・
マスコミ諸君は出て行ってもらおう真顔

 


「えーっ、そりゃないっスよ星コーチアセアセ

 


「うるさいっムカムカ
消え失せろマスゴミどもムキー

 


退室させられるマスコミ
「チッ、なんだよあのおっさん汗
「まあいつもの事だけどよ。。。笑い泣き

 


なんか重い空気の三者会談

 


「・・・・・・・・・・真顔

 


「・・・・・・・・・・ぼけー汗

 


「・・・・・・・・・・滝汗

 


「わかった!
じゃあ伴捕手を獲って、新外国人も獲るって事で
どうかね?」

 


「それは構いませんが、わしは伴以外に興味はありませんので
新外人の面倒は見る気もありませんよえー

 


「い・・・いや、それでは意味がないじゃないか、、、あせる

 


「なら新外人など獲らん事ですな真顔むかっ

 


「でもね星君・・・・伴選手のトレードは
思いっきり巨人さんに断られとるんだよ、、、、笑い泣き

 


「だからそれはわしに任せてくれと言っとるではありませんか
わしが獲れると言ったら獲れるんですっ!!

 


「いや、そうは言うが君ぃ・・・・万が一伴選手
獲れなかったら、うちの補強は完全に失敗じゃないか。。。
そうなったら私の責任にも・・・・」

 


「あんたの責任?
ふっふっふっふ・・・・・ニヤニヤ

 


「星君、ここは代表の気持ちも汲んでやってはくれんか?
実際伴も新外国人も獲れなかったじゃあ、わしも困る・・・」

 


「わかりました・・・・それでは期限を決めましょう!
その期限の間にわしが伴を獲りなければ、新外人でも
なんでも獲ってください!
勿論わしがそやつの面倒も見ましょう真顔!

 


「そうか・・・・で、期限っていつまでかね?」

 


ビシッ!!

 


「え・・・・さ・・・三ヶ月?」

 


「おいっ、なんて言ってるんだ?」
「シッ!」

 


三日です!
三日経って伴が獲れなければわしの負けで結構真顔

 


「み・・・・三日?
そんなんで本当に・・・・・・滝汗

 


「男に二言はないっ!
とにかく三日しかありませんでな、すぐに行動開始せねば
失礼しますぞ」

 


ガチャッハッ
「ひっガーン

 


「・・・・・・・・・真顔
「あ・・・・あの・・・・なんスか、、、、滝汗あせる

 


「お前・・・・ちょっと顔貸せ!

 


「え、、、、、、、お・・・俺・・・・叫びガーン

 


連れて行かれる記者

 


「お、なんだなんだ!?」
「俺らは無視かよっ笑い泣き

 


「聞きたいことがあるなら代表に聞いてくれ真顔
「・・・・・・・・汗

 


記者が連れて行かれたのは近所の喫茶店

 


「えっ、俺に花形と左門の動向を探れって言うんですか?」

 


「まあ探偵みたいなマネをさせて恐縮だが
君自身にも興味深いネタが取れると思うぞニヤリ

 


「へへっ、わかりました!
居所をつかみ次第ご連絡しますよニヤニヤ

 


「ふっふっふっふ、あの二人の秘密特訓を掴み
それを川上監督に教えてやれば、いいのだニヤ

 


「あとは自動的に伴はわしの手中に落ちるわい
ふははははははゲラゲラ


巨人の星(栄光の星編)第139話 「花形・左門の執念」②-1
につづく