巨人の星(栄光の星編)第133話 「大投手・金田の引退」②-1 | 野球侍SAKIのブログ

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大投手金田正一は、苦しみながらもついに
前人未到の400勝を達成した

 

そして試合後の会見で金田は、引退をほのめかす
発言をする

 

それに反応した飛雄馬は、真意を確かめるべく
金田邸に押し掛けた

 

そこで見せられたのは、長年の酷使によって曲がった
左腕だった
そして金田から飛雄馬は昔話を聞かされるはめになった

 


1969年(昭和44年)11月30日の神宮球場

 


理由はわからんが、本来この日は巨人のファン感謝デーを
神宮でやる予定だったらしいが、雨で中止に雨

 


代わりにマスコミ相手にある発表が行われることに・・・
原作では大勢の記者が駆け付けるシーンなのだが
面倒くさいのかアニメでは遅れて来た新聞社の車
のみのシーンである

 


受け付けはなんと現役選手の飛雄馬と伴

 


なんか葬儀会場の受付みたいな雰囲気だ滝汗

 


そう、これはカネヤンの引退発表の記者会見なのだ

 


カネヤンの引退に、普段から暗い飛雄馬がなおさら暗い
「星よ、そんなに落ち込むな・・・・これはむしろ
めでたい日なんじゃ」
「・・・・・・・ショック

 


会見には川上監督、カネヤン、そして正力亨オーナー(当時)
が同席していた

 


ОNも来ている

 


なお史実では400勝決めた試合の前から度々ミーティングで
川上監督がカネヤン以外の選手たちに
「金田には400勝決めてもらって引退してもらう」
言ってたらしい
したがって飛雄馬がいちいち金田宅に行って引退の真意を
聞くのはおかしいのだが、まあアニメの演出という
大人の都合があるのだ(苦笑)

 


「えー、それでは讀賣巨人軍はこれより
金田選手の引退を正式に発表いたします!」

 


意外にもこの時カネヤンまだ36歳
今ならまだまだ辞める歳ではないんだけどね
しかし36歳で400勝は凄すぎる

 


『ついにこの時が来てしまったか、、、、えーん

 


まずは正力オーナーの挨拶から始まった
実は親父さんの松太郎氏がこの約1ヶ月半ほど前の
巨人がV5を決めた日に亡くなっている

 


「本日昭和44年11月30日をもちまして、金田正一投手の
引退を正式に発表いたします!
えー、金田投手は申し上げるまでもなく日本プロ野球を
代表する大エースでありましてぇ・・・・・」

 


この間BGMには闘魂込めてが流れる
涙ぐむカネヤンえーん

 


飛雄馬もつられて泣き始める笑い泣き

 


「というわけでありましてぇ~、わが巨人軍と
いたしましては、金田投手の功績を讃え
背番号34を永久欠番といたします
!

 


パチパチパチパチパチ拍手

 


「か・・・・・金田さんっっっっっえーん

 


「カネヤン・・・いや金田さんって言った方がいいのかな
なんかいつもより神妙な面持ちでまるでルーキーの
会見みたいですね」
「金田様と呼びなさい真顔

 


会見場が笑いに包まれるが・・・・・
『みんな無理して笑ってるんだ・・・・ぼけー

 


「まあカネヤンでいいだぎゃニヤリ
それにこれからは一社会人としてルーキーだでよ
よろしく頼むわビックリマーク

 


「ところでこれまでの20年間、一番印象に残ってる
試合ってどれですか?」
「そりゃ決まっとるわ!
シゲとの初対決やねメラメラ

 


『長嶋さんとの対決か・・・・俺も覚えてるぜ
そもそもこの物語も長嶋さんの入団会見から始まったし
当時野球嫌いの俺が乱入して少年Aになるとこだったぜ・・・汗

 


「忘れもせんわ・・・・昭和33年の4月10日
開幕戦だったぎゃ・・・・」

 


「わしが入団した時は契約金50万だっただぎゃ
目の前の若造は二千万くらい貰ろうとったムキーDASH!

 


「大学野球で活躍しとったとはいえ、アマじゃ
それでもオープン戦でえろう打ちよった・・・・・」

 


「まあ調子ぶっこいとったわ」

 


『プロ舐めとったらアカンでよぉ、ちょっと
思い知らせたるでぇ炎

 


ビシュッドンッ

 


ブンッDASH!
長嶋さん、最初の1球は思いっきり空振り

 


あっという間にツーストライクと追い込む

 


『打てるもんなら打ってみろって感じだったぎゃムキー
わしゃ全盛期でシゲにキ〇ガイめいた執念燃やしとったわメラメラ

 


ビュン

 


バシッハッ

 


「結果は4打席4三振!
わしの完全勝利だったぎゃゲラゲラ

 


「っちゅうたら余裕の勝利に聞こえるかもしれんがのう
内心はシゲのフルスイングにビビっとったよ滝汗

 


「天下のこのわしに怖気づく事もなく向かってきよった
いずれこいつには打たれるかもしれん・・・・
そう思たら、俄然やったるでーいう気持ちだぎゃ
400勝も今思うたらシゲのおかげかもしれん」

 


「ってカネヤン言ってますけど、どうです長嶋さん」

 


「うーん、どうなんでしょう
カネさんこそ私のええ、育てのマザーですよぼけー

 


「確かにオープン戦では、ナイスなバッチングで
プロを少しスイートに思ってましたよ・・・ええ」

 


「大学でエイトホームランというね、本塁打打ってまして
ノーズエレクトしてましたゾウ

 


「それがいきなりフォー?食らいましたからねえ
カネさん、ストレートという直球とドロップしか
投げてなかったんですけどね、バットに全く
ロングロングアゴーでしたショック

 


「私がですね、引退する時が来たらやはりあの対決の事
言うでしょうね・・・・ええほっこり

 


「いや、チョーさんだけじゃないですよ
僕もカネさんとの初対決プロの洗礼受けましたからねあせる

 


「ええっ?
王さんもですか」

 


「僕の場合ピッチャーで入って即ピッチャークビに
なって打者転向でしたけどね笑い泣き

 


「噂に聞くカネさんは本当にすごかったです」

 


当時まだ一本足打法ではなかって王さん

 


ビシュッ

 


ブルンうずまき

 


「3回打席に入ってお情けの四球ひとつ・・・・・
あとは2つ三振取られました」

 


「そ・・・そうか!
ONあっての金田さん、金田さんあってのONなんだ・・・!!

 


「そうやってみんな自分を磨いて大きくなったんだな」

 


「花形、左門、オズマ・・・・いつもは
ムカつくやつらだが、ありがたい存在なんだ」

 


「よぉぉぉぉぉし、俺もやつらと共に男を磨くぜ炎
モーレツに燃える飛雄馬だった

巨人の星(栄光の星編)第133話 「大投手・金田の引退」②-2
につづく