巨人の星(不死鳥編)第120話 「飛雄馬への予告」②-1 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

大リーグボールを一徹オズマコンビに打ち砕かれた飛雄馬は
オールスターも辞退し、自宅に引き籠っていた

 

そんな弟飛雄馬を心配し、飛雄馬にオールスターに
出るべきだったのではと言う明子

 

だが飛雄馬は「俺はもう死んだんだ」と言い放つ

 

明子は飛雄馬をここまで追い込んだ父一徹に
恨み事を言うのであった

 


タクシーで帰宅中の伴

 


すると何かを発見
「あっ、運ちゃん止めてくれっ!」

 


駆け寄ったのはガソリンスタンド

 


「あ・・・・明子さんっ何をしちょるんじゃ滝汗

 


「あら、宙太さん照れ

 


「宙太さんじゃないぞい、こんなとこで何をしとるのか
聞いとるんじゃ汗

 


「何って、見てのとおりアルバイトよ音譜

 


「明子さん、大リーグボールが通用しなくなったとはいえ
星はクビになったわけじゃないし、だいいち
星の給料は今シーズン一杯は支払われるはずじゃ!
何も明子さんがこんなところで・・・・ショボーン

 


「うふふ、別に生活苦で働いてるわけじゃないわ」
「じ・・・じゃあなんで?」

 


「そうね、まあ自分のためかしら
あんなコンクリートの塊みたいなマンションで一日中
じっとしてるのも疲れるから」

 


「飛雄馬がナイターで出かける時だけ
ガソリンスタンドで働く事にしたの」
飛雄馬ナイターに行ってるのか?

 


『うむ・・・わしが星の親父さんなら親子三人
一家団欒で暮らすがのう・・・なんで星のうちは
それができんのじゃろ・・・あせる
まあ親父が一徹だからね

 


キキッハッ
あっ、この髪型は・・・・

 


「いらっしゃいま・・・ああっびっくり

 


車に乗っていたのは花形と左門だ

 


「は・・・花形さんちゅー
こいつらオールスターの帰りか

 


「明子さん、なんであなたがこんなとこで・・・・」
「昔の夢かしら・・あたし働くのが好きなんです
働くって素晴らしい事だわ照れ

 


『素晴らしいのはあなただ明子さん
星君との生活で少し痩せたか、また一掃に美しくなった・・ラブ

 


「おんや、あんたもしかして・・・星君の・・・」

 

「ええ、姉の明子です
始めましてチュー

 


「グォラーーーーーっお前ら、わしの明子さんに
勝手に話しかけるなヴォケムキーッ

 


「だいたい今の明子さんの前でオールスター帰りの
チャラチャラしたトロフィーとか見せて
心が痛まんのか!残酷すぎるぞい!!」

 


「残酷?
別にニヤリ

 


「なんだ、伴豪傑も賞品ほしいなら、ちょっと分けて
やってもいいぜ
ボンカレー1年分にオロナミンC1年分
どれでも持ってっていいぞ、はっはっはゲラゲラ

 


「いらんわ、アホーーーーーッムカムカムカムカ

 


「ガソリン入れたらとっとと帰れムキー
「ちゅ・・・宙太さん、、、ガーン

 


「伴豪傑・・・もしかして僕が星コーチの
大リーグボール打倒策の秘密を知りながら教えなかった事を
根に持ってるのかな・・・ニヤニヤ
「アホかっ、そんなもん今更根に持っても遅いわヴォケ!」

 


「じゃあ遅くない情報をひとつ
明子さん、星君に伝えてやってください」

 


「この花形は信じて待つ!
大リーグボール2号と勝負できる日が来る事をメラメラ

 


「この左門も同じですたいっメラメラメラメラ

 


ヴォォォォォォン車DASH!

 


「うぬぬぬぬ、大リーグボール2号じゃとっ!
わしが先に考えてた事を・・・・・・ムキー

 


「ええいっ、カッカしてきよったわいっ
星よぉ、今頃どこをほっつき歩いとるんじゃい」

 


実家のボロ長屋に来ていた

 


「いつの間にここに・・・・
そうか、生まれ育ち鍛えられたこの長屋を体が
覚えていたと言う事か・・・・」

 


「表札もそのままという事は、父ちゃんここを
引き払ったわけじゃないのか・・・汗

 


トウチャンノバカ

 


「ふふっ、トウチャンノバカ・・・か」

 


ガッシャーーーーーーンドンッ
出たちゃぶ台返し
しかし実はこれが2回目

 


「なんでギブスを外したっ
寝る時以外は外すなとあれほど言ったはずだっ節分

 


「さあ付けるんだ」
「いやだーいやだぁぁぁぁぁーーーーっえーん

 


「ね・・・姉ちゃんっっっっあせる

 


「わしの家でわしの言う事を聞かんやつは出て行けっむかっ

 


追い出される飛雄馬

 


「開けてーーーーっ、開けてくれよぅーーーあせる
ねえちゃーーーーんえーん

 


この時飛雄馬が懐から出した匕首(あいくち」で
玄関の柱に掘ったのが、この「トウチャンノバカ」
だったが飛雄馬、いつも懐に匕首忍ばせてたのか・・・・
カッターナイフというものがあまり一般的では
なかった時代、鉛筆削り用に文房具店でこういうの
確かに売ってはいたが、、、

 


「あれから10年か・・・今改めて父ちゃんのバカと
言わせてもらうぜ」
10年前なら飛雄馬7歳くらいだが、回想シーンの飛雄馬は
何故か声変わりしていた(笑)

 


「我が子を谷底に付き落とすライオンはまだいい・・・
しかし完全に息の根止めたらなんの意味もないじゃないか、、、
親子2人で目指した巨人の星の夢を自ら叩き壊す親が
どこにいるんだよ。。。笑い泣き

 


と、その時玄関に鍵がかかってない事に気付く飛雄馬

 


そっと家の中を覗くと・・・

 


「ゲッ!と・・・・とうちゃん!?」

 


『まあオールスター中だから別にここに戻ってきていても
不思議ではないが、今や時の人だぞ・・・・
なんでわざわざこんなあばら家に・・・・汗

 


「母さん・・・・わしを許してはくれまいな・・・」

 


「我が子の夢をぶち壊す親など・・・鬼と罵るかもしれん」

 


「そりゃそうじのう・・・今のわしのやり方は
愛のムチなどというレベルの物ではないからな・・・・
今のわしはあいつに負けられぬ執念の鬼なのじゃ節分

 


「しゅ・・・執念の鬼?
何を言ってるんだ・・・・父ちゃん・・・・滝汗

 


「い・・・いや、これが父ちゃんの本音なのか・・・」

 


「何故負けられぬか、わかるか母さん?」

巨人の星(不死鳥編)第120話 「飛雄馬への予告」②-2
につづく