甲子園での阪神巨人戦
巨人が柴田のツーランで2点リードするものの
その後は高橋一三と江夏の投げ合いで終盤まで2-0で
巨人がリード
しかし8回裏、高橋一三が崩れ無死満塁で花形に
打順が回る
ここで川上監督は飛雄馬をリリーフに送るが
花形は自ら見抜いたオズマと一徹の大リーグボール
攻略法をここで試すと不敵な笑みを浮かべる
ヒュュュュューーーーーッ
花形のバットめがけて大リーグボールが
唸りをあげる
すると花形、突然バットをホームベース上で止める
奇妙なハーフスイング
大リーグボールのはずが、投球はほぼ真ん中へ
花形はそれを打つ
花形はボールをとらえるにはとらえたが
一度ハーフスイングをしたため
振り遅れてしまう
「バカヤローッ、サードだっ!
サードに投げろカスぅぅぅぅぅぅぅっ」
飛雄馬が動かないのでファーストの王さんがカバーに
「どうした星っ、何をグズグズしてるんだっ」
「いやぁ、あわや同点にされるところでしたよ、、、
星のあの拙いプレーはいけません。。。」
「いや、その前の1点も星がしっかり守ってれば
やらなくてよかった1点です・・・何やってるんですかねえ」
「オラー、星ぃ~おのれはそれでもプロかぁ~ボケー」
三塁側の巨人ファンからヤジが飛ぶが
「花形ぁ、なんや今のバッティングわぁーーーっ
お前ら2人八百長ちゃうんかーーーーっ」
一塁側の阪神ファンからも花形にヤジが飛ぶ
だが飛雄馬はそれどころではなかった
『花形のやつ・・・・・・あいつ・・・・・』
『ふふっ、星君・・・・さすがにわかったはずだ
今の僕のバッティングの謎が・・・・』
「おーい星ぃ!
ドンマイドンマイ、次からは下位打線じゃあ
楽に行け楽にぃぃぃ!!」
大リーグボールを投げれば簡単に打ち取れるはずが
なぜか飛雄馬はただのストレートしか投げない
それも制球が定まらずボール球
そこに二塁ベース上の花形のヤジが追い打ちをかける
「おーいバッター、こいつはもう
大リーグボール
投げられないぞーっ!」
「星のやつ、今日はどうかしてるぜ・・・・」
自分のサインを無視して大リーグボールを投げなかった
事に内心腹を立ててる森捕手
大リーグボールなんて
簡単に打てるよーーーーっ!」
「おーおー、どーしたぁ?
それボークじゃないのかぁ!
それともビビってボールすら
握れないか(笑)」
幽霊にでも
取りつかれたかぁ
甲子園神社に
お祓いにでも行けよー
ひゅーまさーーーん」
しかし山尾のヒット性の当たりはセカンド土井の
ファインプレーによって食い止められる
「今のは土井に救われましたが、今日の星は
全然ダメですねえ青田さん、、、、」
「こりゃ代えた方がいいです」
『あっ、クソッ
ここで代えるのかよ、、、、このままなら
絶対逆転できるのに。。。』
巨人の星(不死鳥編)第117話「不気味な予感②-2」
につづく