巨人の星(不死鳥編)第114話「見えないスイング②-2」 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

飛雄馬と大リーグボール1号は復活した
だが飛雄馬には一抹の不安があった

 

中日コーチに就任した父一徹とオズマの存在だ

 

そんな時、飛雄馬と伴は中日戦をバックネット裏から
偵察せよと川上監督から指示される

 

そして始まった巨人中日戦
試合前、一徹コーチは記者を前にして
「大リーグボールはもはや死んだも同然」と公言する

 

そして初回の中日の攻撃時
ベンチから出てきたオズマはついに秘策の
見えないスイングを披露する

 

だが飛雄馬はそのスイングが何故打倒大リーグボールなのか
全くわからず、それ以前に花形に告げられた
見えないスイングに関する忠告も全て忘れてしまっていた

 


巨人の1回裏の攻撃はあっという間に終了

 


2回表の中日の攻撃が始まると、一徹コーチは
三塁コーチャーズボックスに立った

 


この回の先頭は四番の江藤慎一
そして次がオズマだ

 


今度はオズマ、ネクストサークルの中で
おとなしくしている

 


「おや、今度はオズマ
あの見えないスイングやりませんねえ・・・汗

 


「おそらくは初打席を前にいきり立っていたんでしょうな」

 


「しかしやらないはやらないで、これまた不気味です・・・滝汗

 


余裕満開のオズマ

 


巨人先発の城之内もオズマの視線を気にしている

 


まあ飛雄馬との初対決の時もこいつ飛雄馬にメンチ
切りまくってプレッシャーかけてたけどね(苦笑)

 


どうやらオズマにはそういう特殊能力があるらしい
城之内もそれに影響されて打者に集中できない

 


「むっ、こりゃいけませんよ・・・・
城之内、完全にオズマに呑まれてます、、、」

 


パコッドンッ

 


打球は城之内の足元を抜けてセンター前ヒット

 


そしていよいよオズマの来日初打席

 


ズンズンズンズンビックリマーク
毎度お馴染みの不気味な雰囲気

 


マウンド上の城之内も不安そうにオズマを見つめる

 


ガシッ

 


「ふっふっふっふ・・・グラサン

 


『なんなんだこいつ、、、、、汗

 


「なるほど・・・城之内、ここから見ても
動揺してるように見えます!」

 


「そりゃこれ見よがしにあんな物凄いスイング
見せ付けられてますからねえ・・・・
そりゃビビりますよアセアセ

 


『あいつ元々物凄い威圧感あったからな・・・・あせる

 


『しかも去年より一段とそれが強くなってる気がする』

 


『なんだかイヤな予感がするぜ、、、、叫び

 


城之内、なかなかサインが決まらない

 


どうやら城之内、委縮したと言うより
それに打ち勝つために強気の投球を要求したらしい

 


そしてオズマへの第一球

 


最初から決め球のシュートビックリマーク

 


オズマのインハイを狙うが
オズマはピクリとも動かず、見逃しかと思われたが・・・

 


突然少し上体を起こしたその瞬間

 


ピシーーーーーンキラキラ

 


ビシュッ
オズマのバットが消えた!

 


ガキーン ガシャーーーーンドンッ
打球音とガラスの割れるような音だけがほぼ同時に
球場に鳴り響く

 


オズマはスイングしたようだが、打球は
どこに行ったかわからない

 


「ん?
バットに当たった音は聞こえましたが、打球の行方が
わかりません・・・バックネット裏にでも飛んだか?」

 


その時外野席の照明からガラスの破片が
「お・・・おい何だよ・・・ライトが割れてるぜ・・・
あっぶねーな・・・・ガーン

 


「おい係員っ!
ライトが1個割れてるぜ
試合前に点検しとけよな・・・・汗

 


「い・・・いや、こりゃ故障じゃないぜ、、、ハッ

 


なんとオズマの打球が照明灯を直撃していた

 


「オ・・・オズマの打球だーーーーーーっ叫び
信じられねーっ!い・・・・いつの間に・・・あせる

 


後楽園は狭い球場だったが、ここまで飛ばすとなると
推定飛距離180mは飛んでる

 


この状況に観客は全員フリーズ

 


「あ・・・・あいつ本物のバケモノかよ・・・・ゲッソリ

 


ポトッ、コロコロコロコロ((((((〇

 


「い・・・いや、それよりいつの間にあんな所まで
飛んだんだ・・・・全然わからなかったぞ、、、滝汗ガーン

 


「ホ・・・ホームランだぁぁぁぁぁビックリマーク
それも大ホームランっっっっっ!
スイングも見えなければ

打球も見えない恐るべき
見えないスイングっっっっガーン

 


「ふっふっふっふニヤリ

 


「あ・・・青田さん、私あの照明にぶつける
ホームラン打った選手初めて見ましたよ、、、、汗

 


「はじめてに決まっとるでしょ。。。あんなもん・・・むかっ
だいたい外野の照明灯というのは、人間の打球では
絶対届かん位置に建てられとるもんなんですよ、、、滝汗

 


「あ・・・すみません、取り乱してしまいました
しかし打球さえ見えなかった・・・・解説者失格
ですな。。。。あせる

 


ちなみに1991年にオリックスにいたシュルジー
という投手がたった1回延長戦で立った打席で打った一発が
日生球場の照明にあわや当たりそうなホームランだったw

 


来日初打席初ホームランだが、打ったオズマも
三塁コーチャーズボックスの一徹コーチも
何のアクションもなし

 


『ふん、城之内からホームラン打っても
うれしくもなんともないわい・・・真顔

 


『み・・・見えないスイングに見えない打球だとっ・・・汗

 


『と・・・・父ちゃん・・・・ビックリマーク

 


『なんて化け物を育てたんだ、、、、アンタはっ滝汗

 


『しかも打って当然って顔してやがるっっっっアセアセ

 


「うむ・・・オズマのスイングと馬鹿力の凄さは
わしにもわかったわい・・・・じゃが・・・・」

 


「あれでなんで大リーグボール打てると言うんじゃ?」
「それはこっちが聞きたいぜ・・・・汗

 


「大リーグボールは基本的にバットに当てる魔球だ
しかも第三形態はグリップエンドを狙う・・・」

 


「その状態だと見えないスイングで避ける事はできても
打ち返す事など出来ないはずだ・・・」

 


「打たれるはずはないんだ・・・・理論的に・・・汗

 


と、その時
『がっはっはっはっはゲラゲラ

 


突然現れた一徹親父の妄想が笑う
「とっ・・・父ちゃん何がおかしいっむかっ

 


「飛雄馬・・・大リーグボールが復活したそうだな
めでたい!めでたいのう・・・・ふっふっふっふ
ニヒヒ

 


「だがこれは、やがてオズマに打ち砕かれるお前と
大リーグボールに贈るわしからの最初で最後の
手向けの言葉、いわば弔電代わりよ
ぐわっはっはっは
ニヤリ

 


「うっ・・・うるさいっムカムカ
何を根拠に打てるというのだっっっ!?」

 


「なんだ、ビビったか?」
「違うっ!俺の大リーグボールが打たれるわけがないんだっ
それをどうやって打つのかと聞いてるんだっっっ!?

 


「バカかお前・・・・打てるわけがないとほざくクセに
敵であるわしに何故それを聞く?」

 


「うっ・・・い・・・一応理屈だけは聞いて
おこうかなと・・・・・あせる

 


たわけっ!
この時点でお前の負けじゃ、飛雄馬っっっっ
むかっ

 


「こちらの手の内すら読めぬお前に勝てる可能性など
微塵もないわっっっ!

 


「大リーグボールは必ずオズマによって粉砕される
クビを洗って待っているがいいわ
!!
ガッハッハッハッハゲラゲラ

 


「くっ・・・くっそーーーーーーーーっえーん
どうやって・・・・どうやって打つと言うんだぁぁぁぁ
ヒ・・・ヒント・・・・
あせる

 


「花形が言うとったんじゃろ?
もう一度やつにでも聞け」

「そっ・・・・そんな恥い事できるわけがなぃぃぃぃっえーん

 


「フッ、お前は所詮野球人形、いやデク人形だな
ヒューマホシwww」

 


「ガハハハハハハハ、家に帰って明子のおっぱいでも
吸ってるがいいわい、このバカ息子がっ節分

 


「うるさーーーーーーいっ!
わかんねーもんはわかんねーんだよっっっっムキーッ

 


「くそぉ、、、、どうやって打ち込むと言うんだっっっあせる
ついにわからずじまいの飛雄馬だった

巨人の星(不死鳥編)第115話「巨大な敵・父一徹」
につづく