美奈の死と大リーグボールの喪失ですっかりやる気を
失った飛雄馬
それを尻目に中日のオズマ獲得工作はついに成功
オズマの中日入りが確定した
オズマ入団と同時に中日星一徹コーチの就任も決定
だがオズマと一徹の目的が、打倒大リーグボールだけ
という理由に中日フロントは愕然とする
一方オズマの中日入団と一徹親父の中日コーチ就任の
ニュースを聞いた飛雄馬はただ嘲笑するのみであった
この飛雄馬の有り様に伴は、オズマと一徹によって
奮起する事だけが唯一の希望だと感じる
そしてそんな事は関係なく、一徹は我が子飛雄馬打倒に
ついに本物の鬼と化すのであった
飛雄馬の復活と同様に先の見えない今年のプロ野球
そんな異様なご時世の中、今回は
巨人の星不死鳥編第106話「鬼コーチ一徹の誕生」
というエピソードです
ついにオズマが日本来日
ちなみに到着したのは大阪国際空港(伊丹空港)
この当時まだ中部国際空港はできていなかったのだ
「やあ、ウェルカムオズマくん!
遠路はるばるよくぞ我が中日に来てくれたね」
「君は今日から1年間、我が中日ドラゴンズの一員だ
思う存分君のパワーを発揮してくれたまえ」
「ОK」
「あ、オズマ君
紹介しよう、この方が君の実力を一押しして
君の中日入りを熱望された星一徹コーチだ」
「なんでヒューマ・ホシの親父がここにいるのだっ
そんな話聞いてないぞっっっっっっ」
オヤジが
俺のコーチ?
ふざけんなーーーーーーーーーーっっっ」
「ファック」
バシッ
バチバチオズマを撮っていたカメラマンに八つ当たりw
「うわっ、なんだこいつーーーーーっ」
取材陣たちが慌てふためく
「いいか、俺はヒューマ・ホシの大リーグボールを
打ち崩すために来たんだぞ!
仲良くやきうごっこしに来たんじゃなぁーーーーーい」
わかんないのかこいつ。。。」
「ふっ、相当暴れたいようだな・・・・
ならいちいち時差ぼけとか旅の疲労の回復なぞ
必要あるまい」
マシン相手に快音を轟かすオズマ
ちなみにこの時お気に入りの背番号13は
小川健太郎という主軸投手が付けていたため
オズマの背番号は130だ
「ふんっ、これが貴様の言うシゴきとやらか
ウォーミングアップにもならんがな・・・・」
「へえー、さすが大口叩くだけの事はある・・・・
スゲー馬力だ」
「これだと別に星の父親がコーチしなくても十分
日本で通用するんじゃないっスか」
「ま・・・まあそれを言わんでくれ
あの人がいなかったらオズマをうちに入れる事も
できなかったんだし」
「馬鹿力だけはあるとわかったからな
それ以外は見る価値なし、やるだけ無駄じゃ」
「言葉どおりだよ
アニメの関係上大人の事情で通訳はおらんが
自動翻訳装置付と思え」
「そんな事じゃないっ!
馬鹿力だけとはなんだっ
今の言葉取り消せっっっっ!!」
「バカとは思っておったが本格的じゃのう
でははっきり言ってやろう
お前には大リーグボールは絶対打てんという事だ!」
「貴様のフォームでは大リーグボール打倒はおろか
かすりもせんと言っておるのだ」
「い・・いや、向こうからバットに当たってくるし・・・」
「・・・・・・・・」
「なるほど、わかったぞ
お前が俺のコーチになったわけがな!」
「お前のバカ息子が俺に打たれるのが
怖いんだろーーーーっ!
だから俺の完璧なフォームを壊すために言いがかりを
付けてるんだ」