巨人の星(雄飛編)第103話「飛雄馬よいずこえ①-1」 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

悪性の黒色肉腫の美奈の命はあとわずか
そんな中二軍の紅白戦に登板させられた飛雄馬は
最後の打者の時、スタンドに沖医師の姿を見つける

 

美奈に何かがあったと悟った飛雄馬は、そこから動揺し
大リーグボールが決まらなくなる

 

結局炎上して交代を告げられるが、その足で
すぐに美奈の元に駆け付けるが、間に合わず
美奈を失った飛雄馬の心は大きく揺れる

 


さて、普通ならすでに開幕してるはずのペナントレース
しかし今年は例のアレのせいで延期につぐ延期
巨人の星雄飛編も残すところこの回入れてあと2話です
うむ・・・まさかの「不死鳥編」突入か!
というわけで今回は雄飛編第103話
「飛雄馬よいずこえ」という回です

 


ここは美奈の葬儀会場の教会
どうやら美奈はクリスチャンだったらしい

 


「主よ御許に近づかん」という讃美歌だか聖歌が
流れてるが、歌詞は日本語

 


全員でただ聴いてるだけだとするとこれは聖歌か?
ちなみにこの年代だと、讃美歌はプロテスタント
聖歌はカトリックだ

 


美奈の最期を看取った婆さん
あんなへんぴな村の婆さんが教会とかかなり違和感
あるが、島原の乱の時代はこんな感じだったのかも
まああっちは同じ九州でも長崎だが・・・

 


沖医師の隣にいるのが美奈の両親らしい
どうも両親がカトリック教徒のようだ

 


これに付いて行けてるのかどうか、とりあえず美奈の
生前に世話になった村人たちが次々と美奈の棺に
ユリの花を添えて行く

 


これがヨーコの母親か

 


葬儀には事情を聞いたのか伴も出席
しかしこいつら葬儀で普段着・・・・汗

 


『美奈さん・・・・・』

 


『君はどうして遠い所へ逝ってしまったんだ、、、あせる

 


『俺を置いて・・・・何故一人でっっっえーん

 


『美奈さんっっっっ!応えてくれっっっっっ!!』

 


しかしもはや何も応えない美奈

 


飛雄馬の頭の中で美奈との思い出がよみがえる
『美奈さんっ、俺は君がモーレツに好きになったっっっラブラブ

 


『美奈も・・・美奈も飛雄馬さんをモーレツに・・・照れ

 


ザッパーーーーッ波

 


『あたしの耳は貝の殻、海の響を懐かしむ』

 


『うふふふふふっニコニコ

 


『あっはっはっは爆  笑

 


ここからは本編では出て来なかった美奈とのデートシーンが
結構追加される

 


こんなシーソーの場面も本編ではなかったが
楽しそうに大笑いする飛雄馬は長いストーリーの中でも
これが最初で最後かぼけー

 


美奈の服装が何気に明子ねーちゃんに似てるし・・・

 


ルミとのデートはゴーゴーとかボウリングとか都会的
だったが、美奈とのデートの場所はもっぱら山の
散策が多かったようだ

 


ルミの時には見せなかった飛雄馬の表情

 


これ見るとやはり飛雄馬の相手は美奈で正解だったか

 


そして山村暮鳥のポエムのシーン

 


今見るとこの2人のデートは不器用なバカップルなのだが
冥府魔道の道を行く2人を考えると、不思議とその
不器用さが新鮮に見えてくるのだ

 


そしてなんだか見ていて悲しくなる。。。
もう50年近く前の作品なのにそう感じさせる巨人の星は
やはり名作なのである

 


「美奈さん・・・なぜ死んでしまったのかなどと
もう未練は言うまい・・・」

 


「だが・・・あの時のように君の前に立った瞬間・・・
俺はっっっ!」

 


『あ・・・・あのぅ・・・・・えーっとその・・・びっくりあせる
また来ますっ!』

 


『星さんっ!

 


『えっ!?』

 


ジーーーーーーーッラブ
『・・・・・・・』

 


『あ・・・明日も必ず来ます!』

 


『うわぁーーーーーーーーーい音譜

 


「君の前に立った瞬間、俺は何も言えなくなる・・・
頭の中で全ての言葉が消えてしまうんだ」

 


「そして今も・・・・最後の言葉にあーも言おう
こーも言おうと考えてたのに・・・」

 


「だがこれだけは言うっ!」

 


「俺は・・・・・この別れの花と共に・・・・」

 


「君に青春の全てをあげてしまおう!」

 


「俺は誓うっ!
もう俺は、一生女の人は愛さないし、濃厚接触もしないっ!!」

 


「俺の愛は・・・・君の死と共に死んだん

だぁぁぁぁえーん

 


「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ
星よぉぉぉぉぉぉ

ぉぉぉぉぉっえーんえーんえーん

 


「美奈さん・・・俺はこのままずっとここにいたい・・・
しかし・・・・」

 


「さようなら・・・美奈さんっっっ!

 


「ううっ・・・えーん
「ほ・・・星ぃぃぃぃぃ!」

 


タタタタタタタDASH!

 


「星っっっっっ、、、、、、!!

 

ちなみに美奈とのいきさつはやはり

描かれた当時大ヒットした日本映画

「愛と死をみつめて」の影響は会ったと思う

 

愛と死を見つめては昭和30年代後半から

40年代前半に何度かドラマ化や映画化され

吉永小百合主演のが有名ではあるが

 

大空真弓や最近では広末涼子と草なぎ剛の

リメイクドラマもやってたかな

巨人の星のリアルタイム放送時にも

高橋長英と島かおりという女優でこのドラマやってた

 

ストーリーは、病院で知り合った女子高生ミコと

当時浪人生のマコ(名前がマコトなので)の恋愛もの

ミコは顔面に難病の骨肉種を発症して余命わずかになり

マコが彼女を励ますために奔走する話である

これは当事者のマコが書きとめた手記を元にした実話だ

 

さすがに巨人の星では美奈の顔面に黒色肉腫なんて

エグイ設定にはしてなかったが、共通するところは

いくつかみられる

 

昭和40年代半ばまでは、青山和子という歌手の

愛と死を見つめてのテーマ曲がよくテレビやラジオで流れてたよ

巨人の星ならさしづめ

♪ホシ、甘えてばかりでごめんネ

♪ミナはとっても幸せ~なの~

ってところか

まあどっちかといえば甘えてたの飛雄馬の方だったが

 

しかしこの壮絶な設定入れたために

飛雄馬の色恋沙汰は完全になくなり

以後地獄へ向けて一直線な展開にならざるを得なく

なってしまった笑い泣き


巨人の星(雄飛編)第103話「飛雄馬よいずこえ①-2」
につづく