オズマとの死闘による精神的疲労で入院していた飛雄馬は
ようやく退院する事になった
その時飛雄馬は、ライバル花形左門が契約を保留
していることを聞かされる
その後飛雄馬の契約交渉の日、飛雄馬は伴と
一発サインの約束をしていたのだが
球団代表のオズマ日本球界入りの噂話を聞いて
態度が一変
突然保留を宣言し、年俸10割アップを要求する
「ほ・・・星、、、気でも狂ったか?
メ〇ラ判の話はどうなったんじゃ」
「だから気が変わったと言っただろ・・・いちいち
人の契約に口挟むな」
「しかしね星君・・・キミ、一軍を離れてた時期も
相当あったよね・・・1試合のギャラなどを
コンピューターで計算すると、10割はとても、、、」
コンピューターという言葉に更に飛雄馬は反応
「僕は機械じゃありません」
ちなみにこの頃のコンピューターは、ネットで
エロ画像見たりYouTubeで動画見たりもできず
ただの電算機の王者的な存在でしかなかった
「何だとっ」
飛雄馬の態度に代表もちょっとイラつく
そもそもアンタの余計な失言が原因だよ・・・
「僕は人間として10割アップを要求してるんだ!
コンピューターの計算などクソ喰らえです」
「星ぃ・・・・お前は国労と動労か
いい加減にせえ、大人の交渉しろよ」
国労と動労は多分今の人わかんないと思うんで
スルーして結構ですw
「それじゃあ話はこれまでです・・・・
10割アップするまで何度でも来ます、失礼」
「なんだあの若僧は、、、気分が悪い
来たけりゃ何度でも来るがいいさ、わしも6割アップ
以上は絶対に譲れん」
ついに代表もブチギレ
「すみません代表、、、あいつたまーにおかしく
なるんです・・・気にせんでください
わしからも説得しますから。。。」
部屋から出た飛雄馬を早速記者たちが囲む
「星君っどうだった?5割アップは固かっただろ??」
「だ・・・代表っ、星投手はサインしなかったんですか?」
「ま・・・まさか保留??」
「ふんっ、知らんよ
うちとしてはできるだけの誠意は見せた、それだけです」
ここで飛雄馬が現行の倍額を要求した事を知らされ
記者たちも驚く
「まったく、なんなんだあいつの態度はっ
ふざけるにも程があるわい」
完全にブチギレしてるが、何度も言うけど
あんたの失言が全ての原因なんだよ
翌日の新聞にはデカデカと飛雄馬の保留の記事で
埋め尽くされた
記者たちも讀賣に同情的で、倍額要求した
飛雄馬がガメツイと叩く
「星っ、貴様何考えとるっ」
あれ?飛雄馬横にいたの
しかし伴は交渉のたびに飛雄馬に付き添ってるのか
街はクリスマスムード一色
これがこの後飛雄馬にとって地獄を呼ぶ
「なあ、どっちだよ?
赤い帽子かぶって、ケーキ食ってドンチャン騒ぎするだろ」
「そりゃお前・・・イブの24日の夜だろ」
「そうか、あと一週間あるな!サンキュー」
「お・・おい星っ、どこ行くんじゃ?」
「俺ちょっとやる事ができたんだ、じゃあな」
♪フンフンフーンフンフンフーン
ご機嫌にクリスマスの歌を口ずさむ
お・・おい、寮の物置とはいえ勝手に壁の塗り替え
とかしていいのか、、、、
プレゼントとデカいケーキを注文
どうやらクリスマスパーティーをやるらしい
後は花形と明子ねーちゃん
伴は常に一緒にいるんでいいとして牧場は
招待せず、、、やっぱあいつ友達じゃないんだ
その頃飛雄馬の実家では
「飛雄馬のやつなんで契約更改で粘っとるんだ・・・」
『あの子には何か考えがあるんだわ・・・・・
お金の事なんかどっちでもいいはずなのに』
そしてパーティー当日
飛雄馬は注文した特大のクリスマスケーキを受け取る
しかも伴、クリスマスパーティーの事は知らされてない
らしく、「星よぉ、クリスマスパーティーやるらしいな」
と今更聞く
「なあ星・・・お前がクリスマスパーティーやって
左門や花形と仲良くしようがどうしようが
そんな事わしはどーでもええんじゃ」
「じゃがあの契約更改の日からお前はちょっと
おかしいぞい、、、」
「何があったのか、それは聞かん
ただのう、お前本当にこのままでいいのか」
「今のお前は星飛雄馬であって星飛雄馬じゃないわ」
「・・・・・・・・・・・・」
「野球ロボットとして生きる事を決意したあの星は
どこにいったんじゃあ
早く元の星に戻ってくれい」
伴もここで言ってはいけない一言を言ってしまった。。
「野球ロボット・・・・・だと・・・
それもう一回言ったらぶち殺すっっっ」
「もうええわいっ!パーチ―でもなんでも
勝手にやってろっ
わしゃもう知らんっっっっ」
「星のバカヤローーーーーーー」
伴行ってしまった・・・・・・