オズマとの死闘の末意識を失った飛雄馬は入院する事に
しかもその病院に突然オズマが現れ
「俺もお前も野球しかできない野球ロボットだ」と
言われショックを受ける飛雄馬
だがどうあがいても野球しかできない自分を知り
結局は野球人形として生きる事を決意した
というわけで、今回は巨人の星雄飛編第92話の
「折り合わぬ契約」というエピソードです
ようやく巨人の星も半分が終わりました
しかしあと90話も残ってます、、、、
冒頭からオズマの出てくる悪夢w
「お前は俺と同じ野球ロボットなんだよ!」
鏡に写った自分の姿がオズマそっくりになってる
のを見て驚く飛雄馬
いつの間に持ってきたのか、飛雄馬の手にバット
ま、夢なんてそんなもんなんだけどね
「俺じゃないっ俺じゃないっ俺じゃないっ俺じゃないっ
俺じゃないっ俺じゃないっ俺じゃないっ俺じゃないっ
俺じゃないっ俺じゃないっ俺じゃないっ俺じゃないっっ」
「お前のために今日は車を呼んであるんじゃ
荷物はどこだ?」
しかしなんと飛雄馬の私物は布団だけ
「何を甘えちょるか
ただで荷物運んでやるんじゃからありがたいと思え」
「だから今のうちに言ってるんだよ
ううっ、さぶいさぶい」
「がはははははは」
それには契約更改の記事が
この時長嶋さんの年俸は4000万
まあ今の価値だと3億~4億ってとこか
王さんは3600万円
ちなみに当時のサラリーマンの初任給って
2万円とか3万円の時代だ
「わしの月給の何倍じゃあ?・・・・・」
余談だがОNの年俸は税抜きの手取りで発表されてたようだ
実際はこれの倍くらいは貰ってたとか
おかげで他の選手の年俸がなかなか上がらなかった
「ところで星よぉ、お前の契約更改はいつじゃ?」
「さあな・・・ただ新年はスッキリして迎えたいから
年内には・・・・」
「そうかぁ、わしも金の交渉などした事ないからのう
書類出されたらメ〇ラ判をポーンと押すだけじゃ」
メ〇ラ判とは、まあ今は放送禁止用語だが
要するに書類に目を通さず適当に判を押すという意味だ
「星ぃ、お前も巨人の星と呼ばれた男じゃ
金の事なんか気にせず、一発更改じゃよな」
勝手に決めるな伴。。。。
「そうだな、メ〇ラ判をポーーーンとなw」
と、この時は本当にそう思ってた飛雄馬
「思えば他球団からの莫大な契約金を蹴って
巨人の入団テスト受けた時から、わしはお前を
見込んじょった
金の事でファンやわしをがっかりさせんでくれよ」
だから勝手に決めるな伴
「あいつらもっと給料上げろとずっと粘っちょるわ
ルーキーでたいした成績も残しちょらんクセにな」
だからお前が言うなよ伴
「ふーん・・・・」
飛雄馬の足もとに落ちた新聞にも左門の契約交渉の
記事が載っていた
そしてここは大洋の球団事務所らしい
「左門君、チミが星投手からホームラン打ったのは
大リーグボールが出る前の話じゃないか」
「だから、来年はその大リーグボールば打つために
給料上げて欲しかとです」
「わしのバットば、兄弟たちの生活がかかっとり
ますけん、納得いくまで判ば押しましぇん!」
一方こちらは花形の契約交渉
「いや、せやから大リーグボール打ったの評価して
50%アップや言うとんねん、何が不服や
だいたい君の家ごっつ金持ちやろ?」
「あれは父の財産です
それにプロ野球選手は年俸が高額であってこその
一流選手だと思いますが」
「い・・・いや、せや言うても倍額はないで、、、
うち阪神やで?」
「そんな事言ってるから優勝できんのですっ!
年俸が上がれば、選手はそれに応えるために努力
しなければならないっ!
僕は自分をそんな状態に追い込みたいんです」
「僕は、個人的にも大リーグボールだけは絶対
打たなきゃならない宿命を背負ってるんだ」
「そりゃわかっとるけどせっしょうやで。。。
わしかて契約更改の是非で生活かかっとるんや、、、」
そしていよいよ飛雄馬の契約更改の日を迎えた
巨人の星(雄飛編)第92話「折り合わぬ契約①-2」
につづく
さて、ここで訃報です
すでにニュースで皆さんご存知かと思われますが
ボヤキ解説でおなじみの野村克也氏がお亡くなりになりました
謹んでご冥福をお祈りいたします