巨人の星(雄飛編)第72話「めかくしのバッター②」 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

球質の軽さをライバル左門に見破られ、開幕戦で
予告ホームランを浴び、そのまま失踪してしまった飛雄馬

 

それを心配する親友伴は、飛雄馬の事が心配で
練習にも身が入らない

 

そんな中、突然飛雄馬が練習終了後無人の
多摩川グラウンドに舞い戻ってくる

 

禅寺で新魔球のヒントを得たという飛雄馬は、早速
伴をバッターボックスに立たせ秘密特訓

 

だが飛雄馬の投げる球はことごとく伴の体を直撃する
さすがの伴も飛雄馬に文句を言うが、これこそ
大リーグボールの第一歩だと聞かされ
飛雄馬に全面的に協力する事を誓った

 


練習後あまりの痛さに寮の医務室に行くと
「お前何の練習しとるのか知らんが、全身酷い打ち身で
炎症おこしとるぞ、まるでキ○○イ沙汰じゃムキー
と怒鳴られる

 


「コーチと寮長にわしから言ってやろうか」
という医師を必死で止める伴
『この練習は秘密なんじゃいあせる

 


勿論医師の忠告なんか無視
また翌日も無人のグラウンドで謎の練習

 


すると飛雄馬
「今日はマスクの上から目隠ししてバッターボックスに
立ってくれ」
とまたしても謎の要求をする

 


「め・・・目隠しじゃと!?
わしはクロちゃんじゃないぞい・・・・・滝汗」と
不安を覚えるが、とことん飛雄馬に付き合うと
言った手前

 


すんなり言うとおりにする伴

 


「伴、突っ立ってるだけじゃ意味ない
ボールの気配を感じて、避けるなりバットを振るなり
してくれビックリマーク
と更にムチャな要求をする飛雄馬

 


「ボ・・・ボールの気配を感じるじゃと?
そんなマネできるくらいならわしはとっくに一軍選手
じゃわい、、、、」

 


しかし結局言う通りにするしかない伴
初球は空振り

 


2球目はバットを振った後に顔面直撃

 


前日と同じく、飛雄馬の球を体に受けるだけの
繰り返しとなる

 


「もう見てられないや、、、、このお兄ちゃんたち
絶対キ○○イだ。。。。」

 


その後も容赦なく飛雄馬の球は伴を直撃

 


すでに前日の練習でボロボロの伴

 


「のう・・・・星よぉ・・・・・
疑うわけじゃないが、わしはこんなんでお前の
役に立っとるのかのう、、、、
笑い泣き
だんだん不安になる伴

 


「立ってるさ・・・・だが肝心の俺の方が
全然ダメなんだ。。。。」

 


『あの時禅寺の和尚の言葉・・・・』

 


『打たれまい打たれまいとする心の時ほど脆いものはない
逆に打ってみろ、いやどんどん打ってくれと思った時
道はひらかれるのじゃ』

 


『あの言葉を聞いた時、ほんの少し
大リーグボールが見えた気がしたんだが・・・・』

 


「あれはただの幻だったのか、、、、」

 


伴にただ球をぶつける事しかできない自分にいらだつ

 


「クソー、大リーグボールなんて所詮夢だ
幻だったんだ
えーん

 


そのままマウンドにへたり込む飛雄馬
おいおい、ここまで必死に付いてきた伴の立場は
どーなるんだ、、、、

 


ベリッ

 


「お・・・おい、こりゃ昨日より酷くなっとるぞ!」
驚く医師

 


その時たまたま医務室の前を通りかかった飛雄馬

 


医師の怒鳴り声で思わず覗き見目
「これ以上こんな事続けると、プロ野球選手としての
生命が終わってしまうぞ!」
という医師の言葉にハッとわれに返る

 


部屋に帰った伴に飛雄馬は突然謝りだす
「スマンかった、お前がそんな酷い事になってるとは
全然知らんかった、、、もうこんな練習止めよう」

 


「どうしたんじゃ・・・・急に」
「今医務室の前で聞いてしまったんだ・・・・ショボーン

 


「ガハハハハ、あの医者は大袈裟な事で有名なんじゃ
わしの体は柔道で鍛えておる、あれしきの事
なんでもないわい」
と強がる伴

 


「まあ気分転換にテレビでも見ようぜ」
スイッチを入れると・・・

 


映ったのはあの速水だ
どうやら甲子園からの阪神巨人戦の実況中継らしい

 


『うぬぬぬ、こんな時に一番見たくないドブネズミかよ、、、ゲロー

 


しかも実況のアナ
『開幕で打たれた星投手と違い、速水の足はホンモノです
この快足でスタンドを沸かせる将来有望な選手です』
と飛雄馬に追い打ちをかける

 


この試合も代走で出場

 


飛雄馬のライバル花形とのツーショット

 


「花形さんよ、あんなポンコツの星より
これからは俺をライバルと見た方が利口だぜニヤリ

 


「僕のライバル?君が・・・・・ふっ真顔
鼻で笑う花形

 


これにイラッとする速水ムカムカ

 


いきなり走り出す

 


二塁は楽々セーフ

 


しかもキャッチャーからの送球が逸れる
  

これを見てすかさず三塁へ!

 


ドヤ顔速水ニヤニヤ

 


この後の浅いレフトフライで速水タッチアップ

 


キャッチャーヒゲ辻(辻佳紀)に返球された時には
すでに速水はホームベースを駆け抜けていた

 


「す・・・すごいっ・・・あいつ人間としてクズだが
ちゃんと戦力になってやがる。。。」
   

「それに引き替え、この俺は、、、、、ショボーン
またもヘコみはじめる飛雄馬

 


「待て星っ、ちょっとあれを見てみろ」
伴が指さす

 


画面には速水をバカにしたように笑う花形

 


「花形っっっ・・・・・汗

 


「草野球から始まった君とのライバル関係・・・」

 


「君はこうして一軍スタメン出場なのに、俺はテレビで
君の活躍を見せられる立場、、、、情けない・・・
情けなさすぎるっっっっ」
気にしてるの、そっちかい!

 


速水の足で1点を取った巨人だが、その裏の花形

 


軽くレフトスタンドへホームラン

 


『巨人の投手は三流すぎて物足りないと、花形選手は
日頃豪語してるだけの事はありますっ』
と煽る実況アナ(蛯原かよ)

 


速水が足で苦労して取った1点をあざ笑うかのような
花形の一発

 


ここで突然飛雄馬の前に花形の幻影が登場
「星君、早く僕の前に姿を見せたまえ!
僕のバットを封じてみたまえ!!」

 


「ぬぉぉぉぉぉぉっ、花形が俺を呼んでいるっ!
勝負しろと呼んでいるっ!!」

 


「たとえ幻とわかっていても、俺は大リーグボールの
特訓を続けるしかないのだっっっえーん

 


「ほ・・・星ぃぃぃぃぃ」
伴には当然花形の幻など見えていない(笑)

 


「伴っ、練習だ!すぐに練習だっ!!」
さっきまで伴の体を気遣っていた事など
すっかり忘れる飛雄馬

 


「おうっ、たとえ死んでも
わしは悔いはないぞい!」

 


そしてまた飛雄馬の球を体で受ける、、、、

 


『伴っ、こらえてくれっ、勘弁してくれ』
心で伴に謝罪しながらまた球をぶつける飛雄馬であった

巨人の星(雄飛編)第73話「謎の特訓」につづく