甲子園大会も順調に勝ち進んだ青雲は
ついに準決勝で、左門の熊本農林と対戦する事に
しかしその前日、牧場の口から左門の
生い立ちや、弟妹たちの事を聞かされ
その悲惨な状況に飛雄馬は同情心から
勝負に非情になれなくなってしまう
今回は第38話「涙のストライク」
これは勿論原作に沿っての話だけど
アニメになると、飛雄馬の心の脆さがより
一層強調された作品になった(^▽^;)
一週間宙で停止したボール(笑)が伴の
ミットに収まると、大きく外れたボールとなった
突然コントロールを乱す飛雄馬にようやく
牧場は「あんな話するんじゃなかった(:_;)」と
後悔するのだが、今更遅すぎるのである。。。
「フレー!フレー!ほ~し~!!」
突然飛雄馬の応援をしだす牧場
『あいつもあれで俺に左門の話した事
気にしてるんだな・・・遅いけど・・・』
『ボール球をストライクに取ってもらえて
助かったぜ・・・』
飛雄馬もホッとする
『ふふっ、今のは星君命拾いしたとです
しかし次はこうはいかんとですよ!』
「うむ、この左門という男
恐るべきやつじゃわい・・・・・」
一徹も本能的に左門の怖さを感じていた
試合はまたも0-0のまま膠着状態に
ちなみにここまでの青雲打線のチーム打率は
1割台らしい(T▽T;)
「な・・・なんじゃあ?」
これを聞いた伴がマウンドに駆け寄る
「星よぉ、この勝負勝ったも同然だぞ(*`▽´*)ウヒョヒョ」
「な・・・なぜだ!?」
「今左門が何を言いおったか、ちと耳に入ってのう
なんか弟妹たちの名前呼んで、あんちゃんに
打たせてくれ~とか神頼みみたいなのしておったわいw
左門もそんなのにすがる程度だとたかが知れとるな」
しかし飛雄馬はそれを聞いて逆に動揺する
「えっ!弟と妹( ̄□ ̄;)!!」
せっかく忘れかけてたのに、また飛雄馬が
おかしくなりはじめる
「くっ・・・くそぉ・・・涙が・・・
涙が止まらないぜ、、、」
『ああ・・・僕のせいだ!
なんで僕はあんな話してしまったんだ。。。』
牧場よ・・・お前わざとやってるよね( ̄ー ̄;
「なんかさっきわしがマウンドに行った時から
おかしくなった気がするわい
たしか左門のやつが、ちよ、じろうとか・・・」
ここで初めて気付く伴
「ああっ、そうか!
お前の涙もろい性格をすっかり忘れとったわ
わしはなんちゅうバカなんだーーーーっ」
「いいよ、気にすんな・・・さっさと守備に戻れ」
↑建前
『そうだよ伴、あんな話しやがって、
お前バカすぎるわ』
↑本音
もはや左門の弟妹の幻が消えなくなった、、、
『あんちゃんにうたせろー』
『おれたちをふこうにするなー』
『おれたちはかわいそう
なんだぞー』
「アホかっ飛雄馬!何をやっとるんだ」
事情を知らない一徹親父大激怒
しかし明子姉ちゃんは冷静だった
「なんだかあの時の飛雄馬に似てるわ・・・」
それはまだ飛雄馬が小学生だった頃
明子が野犬に襲われて噛まれてしまった
野犬はあっという間にお陀仏に・・・
(飛雄馬は後にもこれで伴の飼い犬をぶっ倒す
ひょっとしてしょっちゅうやってたのか、、、)
「いやぁ、坊主助かったぜ」
保健所の職員に感謝される(^o^;)
だがその直後、この野犬の子供とか仲間が
群れをなしてやってきた
「へっ、今のやつの子供かよ
しかしこんなちっこいのなら楽勝よ♪」
「うへえ、何匹いやがるんだぁ~((゚m゚;)
坊主っ、さっきみたいに石でやっつけてくれ」
「ちくしょう、あんなチビでおそまつなやつら
なのに、親の為に力を合わせやがって。。。
涙が止まらねーよ、、、」
「姉の第六感とでも言うのかしら・・・」
「うむ・・・それならわしの第六感でも
この次の左門の打席で恐るべき何かが
起こる気がするぞ」
左門の弟妹は野犬かwww
「ほ・・・星ぃ、大丈夫か(・Θ・;)」
「ああ・・・しかし・・・」
そしてその後の飛雄馬のピッチングに異変が
急に今まで投げなかったスローボールを連投
これに熊本農林のバッターたちは
完全に調子を狂わされる
飛雄馬のスローボールは熊本農林の打線を
封じ続け、9回を終わってもなんと
ノーヒットノーラン
テレビのアナウンサーは、飛雄馬の一変した
スローボール作戦を褒めるが
「違うっ!あれはただのスローボールではないっ
何かが・・・何かが飛雄馬に起こったのだ」
実はこの試合、飛雄馬はノーヒットノーランを
達成するのだが、何故かそれは話題にはならず
「星君、わしの執念が君の執念に負けたとです」
最後左門は敗北を認めたが・・・
「左門よ・・・君の執念は負けてはいなかった!
何故ならあのライナーを捕った時」
そしてここにもうひとり、飛雄馬の異変に
気付いた男がいた
決勝の相手花形だ
さて、この回で飛雄馬は左門の折れたバットで
爪を割ってしまうのだか、よくある疑問(笑)
なんでこの状態で
親指の爪が割れるんだ?
実はこの2話ほど後に、こんなシーンが・・・
チョップでバットを叩き伏せた後、バットが回転して
爪に当たってしまったようだ
更に原作ではこの時点では爪が割れた事は
伏せられたままだ
発覚するのは、試合が終わった翌日の宿舎で
初めて明かされる