巨人の星(青雲編)第33話「甲子園のVサイン」 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

甲子園出場を決めた青雲野球部
まだ代表が決まってない神奈川大会決勝を
飛雄馬と伴が偵察に行くが、優勝候補の紅洋の
スタメンに花形の名前はなかった
前日に交通事故に遭い、花形は欠場していたのだ
しかし打倒飛雄馬に燃える花形はケガを押して
根性で途中出場し、見事甲子園出場を決める
サヨナラ逆転満塁ホームランを放った

 


さて今回は青雲がいよいよ甲子園に向かう
第33話「甲子園へのVサイン」
この回は原作通りなのだが、前半は
飛雄馬の母のエピソードが出てくる∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

 


合宿から帰ってきた青雲ナインを
祝甲子園出場という横断幕が迎える

 


学校中の生徒たちも青雲野球部を熱烈に出迎えた合格

 


「えー、出発は明日の18時東京駅集合です
みんな遅れんように頼みまっさ!」

 


甲子園に向かう生徒たちの母親が息子を
迎えに来る光景があちこちで見られた

 


母のいない飛雄馬はそれを羨望のまなざしで
見つめる(T_T)

 


「おや、星君はお母さん迎えに来ないんでっか?」
「うちは母ちゃんいないんだ・・・汗
「あ・・・それは悪い事聞いてしもたな、、、ゲッソリ

 


「いや・・・いいんだ」

 


『もし母ちゃんが生きてたとしても、母ちゃんは
野球を憎んでたし、甲子園出場と聞いても
喜んでくれなかったろう・・・・』

 


飛雄馬に母の想い出はほとんど残っていなかった

 


わずかに覚えているのは、父一徹が
巨人をクビになり、荒れて帰ってきた日の事だ

 


「ウィ~ッ、ヒック、帰ったぞ~コノヤロー!」
一徹親父、玄関をぶっ壊して帰宅w

 


その一徹を怖い顔で睨みつける母
それが飛雄馬の母の記憶の全てだった

 


「飛雄馬、どうした?
母さんに甲子園出場の報告か( ̄∀ ̄)」
この日は珍しくご機嫌の一徹親父

 


「いや、別になんでもないよ・・・真顔

 


おそらく甲子園出場を喜んではくれないだろう
母を思うと、少し寂しく感じた飛雄馬だった

 


「おおっ、今日は御馳走だな」
「ええ、明日は飛雄馬が甲子園に行くんですもんニコニコ

 


「さっ、お父さん」
「ん?酒とは珍しいな」

 


今日くらいは酒断ちを破っても誰も文句は言わない
という明子と飛雄馬だったが
「いや、やっぱりやめておこう」

 


「ここで飲んだら、春江に笑われそうだ」
春江というのは、飛雄馬の母の事である

 


ここで飛雄馬は、一徹に母の想い出を聞かされる

 


まだ幼い飛雄馬

 


「まあ、また野球の絵を描いてるのね」
幼い頃の明子姉ちゃんw

 


「さっ、お母さんお薬よ」
春江はこの時すでに病床の身だった

 


そこに一徹が帰宅
「帰ったぞ、明子お土産だ贈りもの

 


「まあ、何かしら」
「うちの会社が建ててたビルが完成したんで
その祝いの紅白饅頭だ」
この頃の一徹は、ちゃんとした建設会社の
社員だったらしい(^_^)

 


「ん?
飛雄馬、何を描いとるんだ」

 


「うんとね、ボクのかんがえたまきゅうの
えをかいてるんだ(*^▽^*)」

 


その途端、一徹の顔色が変わる
「いかんっ!そんなものは描くな!!」

 


ビリビリビリ

 


「うわぁ~ん、なにするんだよ~
とうちゃんのばかぁ・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」

 


「許せ飛雄馬・・・わしは野球で母さんを
苦しめてしまった・・・お前までが野球に
狂ったら母さんは。。。。」

 


ゴホッゴホッゴホッ
「キャア、お母さんっ」

 


「は・・・春江っ、しっかりしろ!
明子っ、医者だ、医者を呼べっ!!」
この時の一徹はまだマトモだったようだ

 


しかしこの後春江はそのまま亡くなった( ´(ェ)`)
明子もその時の様子は覚えているようだ
「私がお医者さんを呼んで来た時はもう
お母さんは・・・・ショボーン

 


「初めて聞いたぜ・・・それが母ちゃんの
最後だったのか」

 


なおも一徹は春江との想い出を話す
「あれはわしが巨人軍をクビになった時だ
あの日は大雨の日じゃったよ」

 


泥酔して帰った一徹を見つめる春江

 


バシャ!

 


「なっ・・・何をするんだ春江っ
びしょ濡れじゃないか!」

 


「元々びしょ濡れで帰って来たのに
今更同じ事でしょ」

 


「さっ、早く服を脱いで」
「は・・・春江・・・わし
巨人をクビになったよ、、、笑い泣き

 


「わしが全てを賭けて編み出した魔送球が
認められなかった・・・わしはもう終わりだえーん

 


「まあ・・・でもあなたにはまだ第二の人生が
あるじゃない
そんな事で自暴自棄になるなんておかしいわ」

 


「う・・・うるさいっ!
女のお前なんかに野球に命を賭けた男の気持ちが
わかってたまるかっむかっ

 


「わかります!
だって私は、その男の妻ですから」

 


「わしはその時から深酒はやめたよ」
って、初期の頃は結構酒飲んで暴れてた
気がするが・・・・(・Θ・;)

 


「飛雄馬を巨人の星に育てるきっかけは
春江の最後の言葉だった・・・」
「えっ!?」

 


死に際の春江は箪笥の中にしまわれていた
あるものを一徹に見せた
「こ・・・これは( ̄□ ̄;)!!」

 


それは、子供用の巨人のユニフォームだった

 


「あなた・・・あなたが魔送球を認められず
巨人をクビになった時から、飛雄馬の運命は
決まっていたのです」

 


「あなたの第二の人生は、飛雄馬をあなたの代わりに
巨人の選手に育てる事、星一徹の血が流れてる以上
それがあの子の運命なのよ」
「は・・・春江っ!」

 


「わかった!
わしの命に代えても、飛雄馬を立派な巨人の選手に
育ててみせるぞ!!」

 


「おねがい・・・しますね・・・」
ガクッ

 


そして春江は星になった
その星とは、一徹が飛雄馬に「あれが巨人の星だ」と
教えていたあの星だ

 


「嘘だっ!」

 


「父ちゃんは俺を騙そうとしている!
母ちゃんは父ちゃんのせいで野球を憎んでたはずなんだ」

 


「母ちゃんは、俺が甲子園で活躍すればするほど
俺の事を憎んだに違いないんだっっっ!!」

 


「おだまりっ飛雄馬っ」
ビシッドンッ

 


明子は箪笥からある物を取り出す

 


それは母春江が作ったあの子供用のユニフォームだ

 


「ああっ!そ・・・それずっとうちにあったけど
母ちゃんが作ったものだったのか!?」

 


「お前は覚えちゃおらんだろうが
それを着て母さんの墓参りに行った事もあるんだぞ」

 


「し・・・知らなかった・・・・汗
俺ずっと母ちゃんは野球を呪ってるとばかり・・・汗汗

 


「母ちゃん・・・俺、甲子園でも頑張るぜ!」

 


そしていよいよ甲子園へ出発の時が来た

 


0系新幹線キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!

 


東京駅には、やはり息子を見送る両親の姿が
目立った

 


伴の親父も駆けつける

 


そういや伴のお袋さんってどうなったんだ?

 


飛雄馬にとっては辛い仕打ちであった

 


そこに明子姉ちゃんの姿が!
飛雄馬には明子姉ちゃんが天使に見えただろう(^▽^;)

 


「姉ちゃん、来てくれたのか♪
で、父ちゃんは・・・・・」
「・・・・・」

 


「そうか・・・でも来なくてよかったよ」

 


この後飛雄馬は物凄い暴言を吐き、少なからず
明子もショックを受ける(´・ω・`)

 


そして新幹線出発の時

 


ホームの片隅に父一徹の姿が

 


「あっ、父ちゃんっっっ!」
口ではムチャクチャ言っても、やはり飛雄馬は
嬉しかったようだw

 


一徹、何故か鬼の形相でVサインメラメラ

 


「父ちゃん、必ず甲子園で深紅の優勝旗もらって
くるぜ!」

 


巨人の星(青雲編)第34話「甲子園大会はじまる」
につづく