夏の甲子園出場をかけた東京都予選まで
あと数日と迫ったある日、一徹監督は
レギュラー組と補欠組で紅白戦を決行
この試合で勝った方の投手を予選の先発に
起用すると言う
レギュラー組のエース小宮は出来試合だと
抗議するが、なんと一徹がレギュラー組の
監督で補欠組の監督は天野だった
これには飛雄馬も驚くが、自分の剛速球に
自信を持つ飛雄馬は父の鼻を明かしてやると
意気込むが・・・
ここまで飛雄馬に完全に抑えられている
レギュラー組に、一徹が何やら策を与える
「父ちゃんのやつ何をするか知らないが
俺はバットにすらかすらせる気はないぜ!」
「今の指示通りにやれば、星は打てる!
名付けて"へそ作戦"だ!!」
『まあいいぜ、へそだろうがケツだろうが
俺の球を打てるわけがないんだ』
しかし当のレギュラー組の選手ですら
「あんな作戦で本当に星を打てるのかよ(´_`。)
と、懐疑的だった
「うひゃ、本当に打てたぞ!
星の球をはじめて打てた(≧▽≦)」
「ふふふ、飛雄馬よ
いい気になっておれるのもこれまでだ( ̄ー☆」
「いやぁ監督、驚きました!
アウトにはなったけど、ジャストミート
でしたよ」
「がはははは、見ろ!
星のやつハトが豆鉄砲喰らっておるわ
さあ、へそ作戦でガンガン攻めていけ!」
今度はセンター前へ抜けた
これがレギュラーチームの初ヒットだ
「やったー♪星からヒット打ったぞ~~♪♪」
思わず涙ぐむレギュラー選手
「甘いわ星っ!
本当にマグレだと思っているのか(o`Д´o)」
「お前ら、あの思い上がったバカを
へそ作戦で血祭りにしてやれ!」
「うぬぬぬ・・・へそ作戦って何なんだ!?」
焦りを隠せない飛雄馬
「星く~ん、さっきまでのドヤ顔はどーしたぁ」
「この回でノックアウトしてやるよ~♪」
「なんだ伴!この程度でマウンドまで来るなよ」
「いや、星!実はちょっと柔道部時代の
事を思い出してな・・・」
「柔道で1本やりに攻めたら逆を突かれる事が
よくあるんじゃ!
へそ作戦とやらが何かわからんが、お前の今の
ピッチングがそれに近いような気がする」
「柔道の話なんか今は関係ないだろ!
それに野球は素人のクセに、いつから
俺をコーチできる名捕手になったんだ」
「うむむ・・・それを言われると辛いんだが
俺の言う事も聞いてくれ」
「これは指示じゃなく、お前への頼みだ
次の1球はスピードを殺した球を投げて
みてくれんか?」
「なっ、頼むよ星ぃ!」
「・・・いいけど、打たれたらお前の責任
だからな・・・」
「どうじゃ!どうやらへそ作戦とやらは
遅い球には弱いらしいなw」
「ふっ、これだから素人は困るぜ
今のゲッツーこそ大マグレさ!
あんな遅い球で抑えられるなら苦労はしないぜ」
「俺は剛速球に命をかけてきたんだ!
スローボールなんて小手先の手は使いたくないね!」
「俺の剛速球を打ち負かしたのは後にも先にも
あの王さんだけなんだ」
だが三塁でも止まらず、ホームへ突っ込む
「お・・おい星よ~いくらなんでも
それはムチャだぞいw((゚m゚;)
「おい三島っ!
どこに目をつけてやがる」
飛雄馬、激高して審判に突っかかる
「何を言ってるんだ!
ボクはしっかり見てたぞ
今のは完全にアウトだ!!」
「今日の君はどうかしてる!
もう少し冷静になったらどうだ?」
「うぬぬぬ・・・」
『たしかに今日の俺はどうかしてるぜ・・・』
守備に着いてようやく冷静になった飛雄馬
『これというのもみんな父ちゃんのせいだ
何がへそ作戦だ!
もう惑わされないぞ(=`(∞)´=)』
「父ちゃん、、、、何故だぁ・・・・
巨人の星の夢をなんで潰しに回るんだよ、、、
へそ作戦ってなんなんだ~~」
思わず一徹を睨みつける飛雄馬であった
巨人の星(青雲編)第25話「汗と涙の背番号1」
につづく
まあ、とにかくこの回の飛雄馬は
他人を気遣う優等生の今までの飛雄馬から一変
凄い嫌なやつなのである
このシーンなんかガチで伴の事バカにしてるし。。。
野球やると性格変わるタイプなのかな
おまけに過去の栄光(?)に浸ってるし
そりゃまあ世界の王さんと対決したのは
自慢したくなるだろうけどさ(^o^;)
しかしやはり残念なのは、
牧場のこのシーン、アニメでは新聞部の三島に
取って代わられてる事だな・・・
アニメではこのセリフ、病院で飛雄馬に言ってるのだが
説得力から言えば原作の方がある気がする
三島も青雲編では準レギュラー的ではあるのだが
別に飛雄馬とそんな親友でもないし、審判としての
素質があるというような場面もなく
こいつにこれやらすなら、いっそ「スケッチブックの秘密」の回で
牧場ではなく三島に審判させてた方がこの回の
前ふりにはなる
しかし飛雄馬への熱い思いを漫画にしようとした牧場と
ただスクープ記事のために飛雄馬を追い続ける三島・・・
言われて飛雄馬が反省するのはどっちかと
いう事なんだよね。。。( ̄ー ̄;