巨人の星(青雲編)第20話「のこりかす監督②」 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

天野部長の采配に不満を持った伴会長は
新監督捜しを本格的に始めた

 

巨人の川上監督から良い人材を紹介してもらおうと
訪れたところ、意外な人物を推薦される

 

それは飛雄馬の父、一徹だった
そこで初めて一徹が元巨人の名三塁手
だった事を知る

 


早速星家のある下町の長屋を訪れる伴会長
だが、そこで聞かされた星一徹の評判は最悪だったドクロ

 


「あの男は酔っぱらいのキ○○イですわ・・・
この間も酒喰らって大暴れで、うちの壁を
蹴って壊して行きよった・・・( ̄^ ̄)」

 


「うむむむ、こりゃ川上に一杯喰わされたわいむかっ

 


「もういい、新監督は自力で探すわいムキー
怒って一徹に会わずに帰る伴会長

 


翌日、ニヤニヤしながら飛雄馬のもとへ来る伴w
「フハハハ、お前水臭いやつじゃのう( ̄∀ ̄)
まさかお前の親父さんが・・・ぬふふふニヒヒ

「なんだ?気持ち悪いやつだなぁ汗

 


飛雄馬「それより、天野部長ガチで監督クビに
なりそうだぜ・・・しかしこの野球部じゃあ
新監督は大変だろうよショボーン
伴「え・・・そうなのか?」

 


「ふうむ・・・そんなに大変か・・・新監督」
ニヤニヤが止まらない伴www

 


「天野先生ついに監督クビだぜ父ちゃん
どっちにしろ、あんな野球部纏められる監督なんて
いないよ・・・もう最悪だね」
一徹親父に不満をぶちまける飛雄馬

 


「お前・・・自分のチームの事よくもそう
ムチャクチャ言えるな・・・汗
「だって事実だし」

 


一方伴会長は、思い当る人物に次々手を回すも
なかなか良い返事はもらえない(´_`。)

 


だいたい有名どころの指導者が無名の高校の
監督をすんなり引き受けてくれるはずも
なかった、、、ゲロー

 


断りの電話の連続で、さすがの伴会長も
困り果てていた

 


そんな中、社会人野球で有名らしい島根という
人物が一応「チームを見てから判断する」と
言ってきた
島根ってモデルは明大の島岡監督か?

 


「なんじゃあ?親父のやつ
誰か連れてきおったぞい・・・・」
「あ・・・あれ社会人野球の島根監督じゃ
ないのか?」

 


「うむ・・・このチームを半月あまりで
甲子園出場できるようにしろと・・・汗
「そうです、アンタならできるはずじゃ!」

 


「悪いですが、とても無理ですな・・・
どんな名監督が来ても、答えは同じですよ」
思いっきり断られてしまう

 


そして最後にやって来たのは・・・・

 


結局一徹親父のもとだった(^o^;)

 


これには飛雄馬も驚いたが
『父ちゃんがそんなもん引き受けるわけがない』
と内心思っている

 


伴会長は川上監督からの推薦で・・・と一徹を
褒めちぎって説得するが・・・
「伴会長、その前に仰る事が

おありなんでは?」
と一徹

 


「な・・・何の事ですかな滝汗

 


「あなたそもそもこんな貧乏長屋に住む
日雇い人夫の男などに依頼する気はなかった・・・
いろんな所に声を掛けて全て断られたから
仕方なくうちに来た・・・違いますかな?」

「あぁ・・・うぐぐ、、、ポーン

 


「申し訳ないっっっ、その通りでございますっっっ」
あっけなく認めてしまう伴会長(^_^;)


「お・・・親父ぃぃぃ・・・図星なのかよ、、、あせる
な・・・なんて無礼なマネを叫び

 


「わ・・・わしは花形モータースの社長に一泡
噴かせてやりたいのですっっっビックリマーク
あの甲子園で、花形の倅のいる紅洋を叩きのめして
やるために必死だったんです!」

 


「いいでしょう!

引き受けましょう!!」

 


「と・・・父ちゃんっっっ!?」
即座に断ると思ってた一徹がすんなり
引き受けた事に驚きを隠せない飛雄馬ガーン

 


「正気なのか父ちゃんっっっ!
のこりかすの監督だぜ!?」

 


「ああ、わかっとるよ」
「わかってないっ、わかってないぜ~父ちゃん」

 


「星よぉ、何を言うとるんじゃ?
元巨人の名三塁手の親父さんが監督なら
鬼に金棒じゃないか合格

 


「伴は黙ってろ!
お前に俺の気持ちなんかわからないぜ!!」

 


「よしっ、そうと決まればこの伴大蔵
星さんの心意気に100万出しましょう!」
「お・・・親父。。。汗

 


「ガハハハ、契約金だよ!契約金!!」

 


「私には野球の事はわからないけど、お父さんが
監督なんて素敵じゃないラブラブ
伴さんからいただいたカステラよw
飛雄馬もいただきましょうよニコニコ

 


「ふざけんなよ・・・いらないよそんなもんムキー

 


「何をふてくされとるんだ?
うん、なかなか美味いぞ」

 


「見損なったぜ父ちゃん!
あんな伴のクソ親父の言いなりになるなんて
金に目がくらんだのかむかっ

 


「そんな話はいいじゃないか
お前も一口食ってみろ」

 


「父ちゃんは・・・・伴の親父に負けたんだ・・・えーん
あんな金満親父の言いなりになった、、、えーん

 


「いるかぁー

こんなもんっっっムキーッムキーッムキーッ

 


「ひゅ・・・飛雄馬あせる

 


「父ちゃんのバカヤロー!」

 


またも家を飛び出す飛雄馬w
「父ちゃんだけは・・・父ちゃんだけは
他の大人と違うと思ってたのにぃぃぃ~えーん

 


屈辱感に打ち震える飛雄馬だった

巨人の星(青雲編)第21話「テストされる星監督」
につづく

 


さて、一徹の青雲高校監督就任の場面は原作にも
あるシーンなのだが、アニメ版だけ見てると
なぜ飛雄馬が「伴の親父に負けた」と屈辱感に
震えたのか、いまひとつ説得力がなく見方に
よっては滑稽なシーンでもあった

 


この後飛雄馬の口から一徹監督反対の理由は語られる
のであるが、「のこりかす監督」に何故あそこまで
拘ったのかはイマイチわかり難いのだ

 


ただ原作を読むとこの時点で、「まあ飛雄馬の
気持ちもわかるかな?」と思えたりする
以前にも書いたけど原作の一徹は
この時日雇い労働の疲労が蓄積して療養中の身である

 


また原作の明子姉ちゃんもガソリンスタンドでバイトは
してなくて無職

ガソリンスタンで働くのはずっと後の話

 


つまりこの時点で星家は完全無収入なのである
喉から手が出るほど金が欲しいのが本音なのだ

 


しかし他人の力を必要とせず、自力だけで学費の高い
青雲に入れてくれた父のプライドを飛雄馬は信じていた
なのに傲慢な伴親父から、のこりかす監督を札束で
引き受ける一徹にショックだったんだな(´□`。)
そりゃ、天野みたいになる一徹は見たくないもんねショック