「俺がルールブックだ!」と豪語する
ベテラン審判の秀吉
だがここ最近は誤審が目立ち、各球団の監督選手
から抗議される事も少なくなかった
そして迎えたメッツ対中日の一戦
主審を務める秀吉の難しいストライクゾーンに
両球団の投手は苦戦
メッツ先発の岩田清志は、二死ランナー無しから
3連続四球で二死満塁に
たまらず登板した父鉄五郎だったが、満塁フルカウント
からのボール判定にさすがに激怒し、秀吉に詰め寄る
「秀吉~っ、おんどれめ○らになったんか!?
老眼鏡掛けた方がええで」
この時鉄五郎は秀吉の異変に気付く
「ひ・・・秀吉・・・おんどれホンマに目ぇが・・・」
鉄五郎は、落ちていたマスクを秀吉に投げつけ
それが秀吉に当たったが、秀吉は避けようともしない
「おい鉄っ、無駄なあがきはやめて全員守備に付かせろ」
秀吉はメッツベンチに説得に来るが、この時も
鉄五郎の方を見ていない
「秀吉、おんどれとの付き合いも長いんでわしの性格は
知っとるやろ・・・」
「そうか・・・・わかった!
お前も俺の性格は知っとるよな・・・・」
「メッツ試合放棄っ!9-0で中日の勝利!!」
なんと放棄試合を宣告( ̄□ ̄;)
これには当然スタンドのファンから大ブーイング
監督の五利になんら説明もなく、審判が勝手に
放棄試合を宣告するのも前代未聞である(^▽^;)
放棄試合は実は秀吉にとってはむしろ好都合だったのだ
『あの時俺の目は完全に見えなかった・・・・
もし試合続行してたらもっと無様な姿を晒していただろう』
「なんやと!?秀吉が辞表を出したやと」
秀吉引退の事を耳にした鉄五郎
すぐさま秀吉のもとへ・・・
「おんどれ引退するそうやのう・・・放棄試合の
責任っちゅうわけか」
「へへ・・まあ目ェがもうろくしたら仕方ないか・・・
今日はわしが先発するさけぇの、スタンドでしっかり
わしの球の音でも聴いとってくれや」
「て・・・鉄五郎、貴様気付いていたのか・・・・
それでわざと試合放棄に!?」
この試合は乱打戦となったが、鉄五郎はなんとか
試合を作って終盤まで投げ抜く
「ふぅ・・・あと1イニングや!
昨日の試合放棄のお詫びや、今日は死んでも完投するで」
って言うか、放棄試合の当事者が出場停止にならんのも
昭和50年代と言えども緩すぎる気が・・・
放棄試合ってプロ野球では、かなり重罪なはずなのに
ここで中日は前の試合、チャンスで見逃し三振に倒れた
藤尾を再び代打に出した
ちなみに原作の「コンピューター審判」にこのシーンはない
すると鉄五郎、主審に何かをアピール
「ん?なんや鉄っつあん、何か判定に不満あるんか??」
前日は鉄五郎に勝手に試合放棄され、監督として無視
される可哀相な立場である、、、(´_`。)
「おい秀吉っ!仕事の時間や!!」
鉄五郎が向かったのは、バックネット裏の秀吉の
もとだった
「勝手に引退なんかさせへんで、最後にわしの
ピッチングのジャッジしてくれや」
秀吉引退と聞いてファンも驚く
「えっ、秀吉さん引退するんですか!?」
プロ野球ファンはげんきんなもので、日頃ヤジを
飛ばしてる審判でも引退するとなると、みんな同情
してくれるのだ(苦笑)
「秀吉、ファン待たせとんねん!さっさと
グラウンドに来い!!」
過去に打球で負傷したり、急病での主審交代は
あったが、引退での審判の交代劇は珍しい
秀吉にも声援が送られた
『こんなポンコツの俺が初めて声援受けたぜ
だが判定は甘くないからな・・・』
「ガハハハハ、そうや!今のは際どいけど
わずかに外れたボールやで、秀吉!!」
これにてアニメ版野球狂の詩は終了です
ほとんど個人的な趣味に付き合ってくれた皆さん
ありがとうございました
♪泥にまみれ~て~
♪た~える~のさぁ~
今や「燃えろドラゴンズ」歌ってる水木一郎アニキの
「栄光の彼方へ」というエンディングテーマ
好きなんだよねぇ、この曲( ̄∇ ̄+)
というわけで、いよいよこれから
泥にまみれて耐えてきた男たちによる
2018年のペナントレースの開幕です
今年もまあいろいろあるでしょうが、143試合
日本一を目指して、各チーム頑張ってもらいたいと思います
勿論俺が応援するのは今年も讀賣ジャイアンツ
打倒カープの目標は当然として、ここ数年パリーグに
奪われてる日本一の座を、セ・リーグの代表として
奪い返す事を願ってます