第7話 泣くな勇気さまよう魔球!7-2 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

プロ野球女性投手第1号の水原勇気は、ついに魔球
ドリームボールを完成した
一方ドリームボールの発案者武藤兵吉も、プロ入り10年目に
して一軍入り、初打席を初ホームランで飾った
そして武藤と水原の初対決
ジャストミートと思われた武藤のバットは、水原の
謎のボールに空を切る



試合終了と同時に取材陣は古葉監督のもとに
「監督ぅ、武藤選手にインタビューさせてください
最後の球、噂のドリームボールですよね」

 


悪いが、それは勘弁してやってください
今の武藤は相当のショックを受けています
とてもインタビューには答えられないですよ

 


武藤はまだ三振に打ち取られた姿勢のまま動けず

 


「こりゃダメだな・・・水原に直接聞くか」

 


アホかお前ら~ムキー

 


大事な決め球の秘密バラすやつがどこにおるんじゃ!?
そんなもんお前らの目ぇで判断したらええやろ
帰れヴォケむかっ

 


鉄五郎に一蹴される取材陣

 


山井はこの試合の主審の恩明寺の所に取材に

 


「恩明寺さん、見たんでしょ?水原のドリームボールウシシ

 


ドリームかクリームか知らんが、私は武藤が
空振りしたからストライクの判定下したまでだよ

 


「いや、しかしあなたはドリームボールの球筋を
見たはずだ!」
食い下がる山井

 


「ドリームボールはホップして沈む・・・それは
どういう落ち方をするんです!?」

 


しかし恩明寺は、なかなか口を割らなかった

 


さすがはプロの審判だ・・・・
守秘義務は守り通すって事かショック

 


その頃カープの選手が乗ったバスもマスコミに
取り囲まれていた
「古葉監督!ドリームボールについて一言!!」

 


「うるさいマスコミだな・・・おい、バスを出してくれ」
え・・・えっ、でも武藤がまだ・・・( ̄□ ̄;)

 


武藤を置いたまま出発するバス

 


武藤はあの調子じゃあもう使い物にならん
明日から登録抹消だな( ̄ー ̄;

 


『ふっ、ドリームボールか・・・そんなもんあるかいな』
ちなみにこれ江夏さんです

 


武藤はまだ呆然とバッターボックスに立ち尽くしていた

 


わしのバットは確かに水原のボールをとらえていたんだ
にもかかわらずバットはかすりもしなかった
なぜだ!?

 


フォークのようにも見えたが、あれはただのフォークじゃない
しかしどんな落ち方をしたか、全くわからんかった滝汗

 


その頃後楽園球場

 


ほう、水原って子ドリームボール投げたんですか
「そうなんですよ、世界の王さん

 


こりゃ打てなかったら喝ですなニヤニヤ

 


うーん、そうですねぇ~
ところでドリームボールってのはいわゆるひとつの
どういう変化球なんですか?
私ミスタープロ野球のナガシマです、はい~( ̄▽ ̄)

 


いゃぁ、それが中継のカメラも入ってなくて我々もどんな
変化したのかよくわからんのですよ、、、

 


高田「なんだ、それじゃあどうしようもないじゃ
ないですか」

 


うふふふ・・・こりゃペナントレースが面白くなって
きましたよ

 


その夜のプロ野球ニュースもドリームボールの話題で
はじまった
さすがに佐々木信也さんの声は本人ではなかったがw

 


あら、水原さんついに登板したのね・・・

 


「え~、残念ながら試合の様子は中継がなかったので
ドリームボールの映像はありませんが、相手は
昨日のヒーローの武藤選手だったようです」

 


えっ、うちの人が・・・・!?

 


水原は見事武藤選手を三振に打ち取りました
ノブ子はこれに少しショックを受けた

 


翌日登録を抹消された武藤は一足早く広島に帰らされた
水原はわざわざ見送りに

 


武藤さん、一度お会いしたかったんですラブラブ

 


お・・・おう、水原か汗
わしはまた二軍だよ・・・お前のせいで

 

 


ついにドリームボールを完成したんだな
お前ならかならずやれると思っていたぜ

 


だがな、俺に言わせりゃあの球はまだまだ甘いぜ
次に対決した時は必ず打つからな!

 


えっ!?

 


自惚れるなよ、水原ぁ
今程度のドリームボールじゃあ一流のバッターなら
必ず打たれるビックリマーク

 


もっと練習しろよ、水原
「は・・・はいっ」

 


じゃあな、水原!!
次の対決を楽しみにしてるぜ

 


厳しい事言われちゃった・・・・σ(^_^;)

 


『何が甘いもんか・・・あの球は全然甘くなかった』

 


『しかしああでも言わなけりゃ、俺が惨めだった、、、』
プロ入り10年目にしてやっと這い上がった一軍
それがたった2打席でまた二軍に逆戻り・・・
だが、プロ野球界ではリアルにある事なのだ

第7話泣くな勇気さまよう魔球!7-3につづく


さて、武藤さん水原から喰らった、たった1度の三振で
二軍に落とされちゃいましたけどね(苦笑)
前記した通り、現実のプロ野球でもよくある事なんですよ

 


中には、一軍登録されても一度も出番なしで1週間で
二軍落ち、そのまんま現役生活終えた辻内のような
ケースもままあります( ´(ェ)`)
まあプロ野球界は厳しい世界です、、、あせる

 



ただ辻内は現在サラリーマンやりながら女子プロ野球の
コーチにも就任してまだ良い方かもしれない


引退後にもっと悲惨な目に遭った選手も大勢います笑い泣き

ケース1 チョ・ソンミン(趙成珉)

韓国アマチュアでエースとして活躍したソンミンは、1996年
巨人に8年契約で入団
150キロ超の速球とスライダーが武器の投手でした

 


入団した翌年の1997年後半から抑えとして頭角を現し
当時ストッパー不在に悩んでいた巨人の救世主となります

 


翌1998年からは先発ローテに入り前半戦だけで6完投3完封で
7勝をあげ、当時の巨人のエース格にまで成長

 


しかしその年のオールスター出場がソンミンを地獄に
叩き落とします
肘の不調を訴えたソンミンを、首が斜め70度くらいに
傾いてる事
で有名な某老害監督(この時はコーチ)が

そのまま続投を命じ
肘が悪化、(自分のチームの守護神大魔神佐々木は温存)
ソンミンはそのまま長期欠場の末巨人を退団してしまいます、、、

 


巨人時代の2000年に、韓国の有名女優と結婚
帰国後韓国プロ野球界での復帰を望むものの、どこからも声が
かからず仕方ないので韓国でシュークリームチェーン店経営に
乗り出すが、そもそも商売なんてした事がない元プロ野球選手が
そう簡単に事業で成功するはずもなくすぐに撤退

 


2004年には、妻へのDVで逮捕され執行猶予付で釈放されるも
妻とは離婚
ちなみにこの元嫁は4年後に自殺してしまいますガーン


その後2005年にやっと韓国プロ野球で復帰するものの、パッとした
活躍もなく3年で自由契約に(´_`。)
引退後は、解説者やインストラクター、韓国プロ野球のコーチ
などをするが、2013年1月6日に愛人宅で首を吊って

自殺してしまう
まだ39歳という若さだった(´・ω・`)

 


チョ・ソンミンは、当時かなり期待してた選手で
あのオールスターでの一件がなければ、本当に巨人のエースに
なってたかもしれなかっただけに残念だったねえ、、、

 


一説では、オールスターはソンミンの方から続投の意思を見せたとも
言われているが、日本球界に入って2年そこそこの外人選手だ
痛いからといって「誰か代わってくれ」とは言えるはずがない
周りは日本球界でも一流の先輩ばっかりだからね
あの事件以降Gon藤が大嫌いになったわ(`×´)

ケース2につづく