先に謝っておきます。
今日のブログは完全な愚痴になります。
探偵って因果な商売だな、と思う事がたまにあるのですが、今日またそう思う事態に遭遇してしまいました。
プライベートでも仕事でも電車に乗る事があるのは当然の事なのですが、ごく稀に電車の中で良くない行為をしている人に気付いてしまう事があります。
痴漢などは満員電車の出来事なので遭遇する事はないのですが、今は誰でもスマホを持ち歩いているので盗撮を見つけてしまう事があるのです。
盗撮を堂々とする人はいないのでコソコソと隠してする訳ですが、探偵という職業柄どうしても気付いてしまう事になります。
普通に考えれば注意をすればいい、盗撮されている人に伝えればいい、鉄道警察に引き渡せばいい、となるのですが、尾行中等どうしても目立つ行為が出来ない、失尾するような行動が出来ない、という場合に限って盗撮を発見してしまうのです。
業務中なので自発的行動は出来ないですが、もし誰か気付いた場合には証拠があった方が良い為、盗撮現場を撮影したりするのですが、結局誰も気づかないので何も起きる事はありません。
その結果盗撮されている人は盗撮されている事に気付かず、盗撮している人はまんまと盗撮を成功させてどこかに行ってしまいます。
今日またそういう事がありまして、尾行自体は成功して業務に関しては何の問題もないのですが、盗撮を見逃した事実がどうしても罪悪感となってしまい、業務が成功したことを素直に喜べません。
いっそ気付かなければこんな気持ちにならないのに、とは思うのですが、人の仕草を観察するのは探偵としての初歩の初歩ですから今後も気付かない事はないだろうと思います。
気付いた時がプライベートであれば問題はないのですが、また業務中だったら憂鬱だな、と思ってしまいました。
何でも気付いてしまう探偵って仕事としては正しいのですが、因果な商売だと思います。
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