配偶者にDVやモラハラをした結果、離婚したいと言われている、という方からの相談を頂くことがあります。
相手の事が好きなのであれば別れたくない、復縁したい、と思う事自体は悪い事ではないでしょう。
しかし復縁したいと望むDVやモラハラをした当人の考え方はかなり悪い事が多いです。
そしてDVやモラハラをした当人は自分の考え方の何がおかしいのかには気付いてもいないですし、理解もしていません。
そもそも復縁を望むこと自体を悪い事だというつもりはありませんが、DVやモラハラをした事は反省している、二度と繰り返さない、だから許してくれないか、という姿勢は最悪だと思います。
DVやモラハラをされた側はずっと我慢してきた訳です。
そしてどうにもならなくなって離婚を決断するに至る訳です。
なんだったら恐怖や怒りなどの感情も入り乱れている状態だと思います。
そんな人が何かを許そうとしたら具体的な何かがあって時間も経過してそれが信用出来ると思えるようにならなければ許せる訳がありません。
もちろん一生許せない場合もあるでしょう。
相手がそんな状態であるにもかかわらず、口先だけで反省している、二度と繰り返さない、と言う事で許して欲しいと望むそのあり得ないくらい甘い考え方が、DVやモラハラをしていた時と人間性が変わっていない、考え方が変わっていない、という事なのではないでしょうか?
そしてそれは即ち自分がした事の悪さを本当に理解出来ていない、本当の意味で反省出来ていない、となるのではないでしょうか?
DVやモラハラをしていたことを本当に反省しているのであれば、許して欲しい、なんて自分の願望は出てこないはずです。
DVやモラハラをされた側の気持ちを考えれば自分の願望を伝えるなんてあり得ない事だと気付くはずです。
してしまった事の重大さを考えれば、許される許されない以前に自分自身からどうにか変えなければならないと考えるはずです。
それを反省している、もうしない、許して欲しい、なんて変わる事の出来ない人の考え方でしかありません。
配偶者にDVやモラハラをした結果離婚しそうになっている人は、早々に自分自身の甘い考え方を捨てる事から始めるべきです。
こちらの記事に興味のある方はこちらの記事もオススメです
クリックにご協力いただけますと励みになります