仮に相手が口にした言葉であっても当事者がその言葉を口にしてしまうのは違うのではないでしょうか?
例えば婚姻関係において旦那が借金をしていた、その借金が大き過ぎて家庭に与える影響も大き過ぎて離婚したほうがお互いの為であるという場合、奥さんが気を使って厳密には違いますが「偽装離婚みたいなものだからね」と言ったとします。
この奥さんの発言は旦那さんに対して気を使う発言であり、旦那さんがそういった部分を改めてくれるのであれば再構築も考えていいという意味の発言に感じます。
しかし旦那さんがこれを真に受けて奥さんに対して「偽装離婚みたいなものだからね」と発言したとすれば、自分が悪いのに全く悪い意識を持っていない、借金に対して反省が無い、現実が見えていない、改善しなければならない事が理解出来ていない、という最悪の発言になってしまいます。
同じ発言であっても言っていい人と言ってはいけない人という人がいるのです。
落ち度がある人をかばう発言をする人はいい発言であるといえますが、その発言を真に受けて落ち度のある人が発言してしまえば当事者意識のない最悪の発言となってしまいます。
同じような事で婚姻関係においてどちらかが浮気をしたとします。
そして浮気された側が「これを乗り越えてまた頑張ろうね」と再構築を選んだとします。
しかしここで浮気した側が「これを乗り越えてまた頑張ろうね」と言ってしまえばどうなるでしょうか?
全く反省もしていない、反省もする気のない人となってしまうのではないでしょうか?
落ち度があっても反省して改善する努力をする人と関係性を続けていこうと思う人はいますが、落ち度を反省する気も無く改善出来る事が無いような人と関係性を続けていこうと思う人はいません。
こういった事が離婚の原因になるのではないでしょうか?
相手が言ってくれたから安心するのではなく、相手が言ってくれたことに感謝して自分を見つめ直す事が必要なのではないでしょうか?
こういった事が出来ずせっかく再構築のチャンスがあるのに潰してしまうという人は多いです。
自分で自分を悪い状況に追い込んでいるのです。
その事を理解出来るかどうかはその人次第ですが、理解出来ないのであれば再構築することが出来ないという事を理解する必要はあるのです。
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