調査が無事一旦終了した。
そして、依頼をしたいと思っている弁護士事務所へ電話をし、相談の予約をした。
電話をした時、先生は居なかったが、事務員の方に伝えると、先生から電話が。
弁護士さんに対する私の勝手なイメージは、敷居が高く、先生も気難しそうなお堅いものだったが、電話で話した先生は、とても明るく親しみのある話し方をし、でもしっかりと私の話を理解し、私の話で足りなかった事などを的確に聞いてくれる先生だと思った。
そして数日後に事務所で話をすることになった。
外へ出ることが肉体的にも辛く、髪はボサボサ、化粧もする気にならない、廃人のような私でしたが、そうは言っていられない。
今日は子どもが帰ってきたら、実家へ泊まりに行く日だ。
別居まであと数日。
私は週末、実家で過ごすことができていなかったら、倒れていたのではないかと思う。
旦那の帰宅状況をつけ始めてから、「旦那に見つかってはいけない物」を隠す生活がスタート。
旦那が帰宅したときは、安全な場所に隠してあるとはいえ、それらの物を旦那が見つけてしまわないか、常に旦那の行動を把握していなくてはならない。
深夜私に気づかれないよう、静かに入ってくる旦那にも気づかなければ、何をされるか分からなかった。
昼も夜も寝ることができたとしても、心配になり、すぐに目が覚め、うとうと…の繰り返しで、眠ることができなかった。
これ程まで眠ることができなかったのは、私の人生ではじめての事で、睡眠の大切さを思い知った。
実家では、旦那に隠しているものも見られる心配もないため、本当に安心できた。
子どもたちを両親に少し見ていてもらい仮眠し、2時間経っていたことにとても感動した。
本当にこの時間を両親にもらえたことで、私は助けられていた。
週末、そんな実家で過ごしていた私と子どもたち。
旦那からLINEがきた。
クズLINE「今日何してるの?」
私LINE 「お祭りに行くよ。」
クズLINE「どこの?何時に帰ってくるの?お父さんとお母さんは?」
私LINE 「(このクズ、今日はいつも以上にやたらと聞いてくるな。実家に来て両親と話をするつもりか…今はまだ話すことないから接触したくないな。)〇〇のだよ。何時かはわからない。父母も出掛けるって言っていたよ。」
クズLINE「わかった。何時に帰ってくるの?」
これはもう絶対に今日来るつもりだ。
Tさんに連絡をする。
私 「旦那が今日実家へ来ようと考えているようです。私の両親と話をするつもりのようです。」
T 「今はまだできるだけご主人と接触しない方がいいから、君のご両親も帰りが遅くなるが何時になるかわからないと伝えて。」
私 「わかりました。」
私達はその日、出掛けていた。
すると旦那から着信が。
何度も。
………。
今まで私が出ないからといって、何度もかけてきたことはない。
もしかして、今家に来ているのか?!
私がいるのは実家から30分ほど離れた場所で、旦那の行動範囲外の場所だ。
子どもたちに分からないよう、両親に今日旦那が来ようとしていることを伝える。
旦那からの電話には出なかった。
するとLINEが。
クズLINE「今どこ?何時に帰ってくる?」
2時間後、
私LINE 「ごめん。気づいてなかった。今子どもたちと買い物へ行っていた。父母は出掛けていて、夜遅くなるみたいだけど、何時になるか分からないって。」
クズLINE「わかった。」
わかった…のか?!
夜遅くに子供を連れて出歩いている、など後々言われると面倒なので、一緒にいましたが、両親と別行動をしており、なおかつ両親の帰宅は遅いと伝える。
そしてみんなで夕食を食べ終え、お風呂に入り、子どもたちを寝かせる準備をしている時に、再び旦那からの着信が……
怖い……
何度も…
気づかなかったフリをしよう…
電話は切れた。
良かった…
と思ったら、
「ピンポーン」
やばい。
旦那が……来た。