今日から本格的に大腸がんの抗がん剤治療のことについてお話しますね。抗がん剤治療と聞いて、どんなイメージをもたれますか？考えてみてください。
髪の毛が抜けるつらい吐き気もう終わりだと思われるかもしれません。昔の医療現場やテレビのイメージでそんなイメージが植え付けられているかもしれません。
私も同じイメージをもっていました。高校生のときに、ドラマで病室のトイレで、嘔吐しながら抗がん剤治療をうけている場面とてもショックを受けたのです。
ところが、医者になって現場にでてみると実際は違いました(ちなみに医者になったのは、ちょうど10年前です)。正確にいえば、お薬が進歩して、そのような状況ではなくなっていたのです。
日常生活を送りながら、仕事をしながら、入院しないで通院しながら抗がん剤治療ができるようになったのです。
私が担当している患者様も、働きながら通院されている方が大半です。
最も高齢の方で80歳の方もいらっしゃいます。若い方と同じように、元気に通院しながら治療を受けています。
とはいうものの、副作用に個人差があるのも事実です。通常の薬の量で副作用が強くでることもあります。そのようなときも、吐き気止めの薬の工夫、抗がん剤の量の工夫、吐き気のでにくい食事の工夫、投与期間の工夫をします。
そうすることにより、大半の方は日常生活を送りながら抗がん剤を続けることができます。
一部の方は、副作用を減らすことができないために、薬の変更を余儀なくされることもありますが。将来的には、風邪薬と同じような感覚で
“がんの薬を２－３日飲んで、家でやすんでいたら治りますよ”
といえるような時代になればいいなと思います。
この記事は現役の医師が書いたものです。抗がん剤を推奨している奴が
将来的には、風邪薬と同じような感覚で
“がんの薬を２－３日飲んで、家でやすんでいたら治りますよ”
といえるような時代になればいいなと思います。
だとさ、、、風邪と癌を一緒にするんじゃねーよ。
癌の薬を飲んで2.3日休んでいたら治りますよ?
、、、、な訳ねーだろ!!
このような医師がいる限り、そんな時代はやってきませんよ。