一人暮らしを続けていた義父が特別養護老人ホームに入って半年弱。とうとうそんな日が来ました。92歳という年齢から覚悟はしていましたが、いざとなると寂しいものです。
車で一時間少しの隣の市に住む義父は、ひとりの自由を選択して、我が家に来るのはお正月の数日だけでした。後半は病気のため入退を繰り返してずいぶんやせ細ってしまいました。せめて最後だけでも我が家に連れて来たいという主人と私の想いで、我が家から見送ることが出来ました。
三人の孫達にとっては楽しい思いでを作ってくれた大切なおじいちゃんです。火葬する前に会いたいという想いを持って遠方より駆けつけてくれました。近くに住む次男家族も来てくれました。
いつもは夫婦二人の食卓も数日は賑やかでした。
お酒が大好きだった義父の為、枕元にお酒を供えて、みんなで乾杯しました
久しぶりに会った姉弟は水入らずで語り合う事が出来たようです
孫に遺骨を拾ってもらい、見送ってもらった義父は幸せだったと思います
私達夫婦も生前は親孝行らしい事も出来ず、寂しい思いもさせたのではと振り返る事も有りますが、最後は満開の桜の中孫達の涙に送られて昇って行った義父は幸せだったと思いたいです。