春馬くんがナレーションを担当した作品は2作品しかありませんでした。天外者のインタビューで記者の方が「将来監督をしたいですか?」のド直球な質問に「いや、僕はプレイヤーで!」と珍しく強くはっきりゆとりをもって答えていましたから、あまりナレーションの仕事を自分から進んで選ぶということはなかったかもしれないと思ったのでした。
少ないナレーション作品だから、印象的でした。


先日、聞き覚えのある番組が再放送されていました。
『君が僕の息子について教えてくれたこと』
春馬くんが確か珍しくナレーションしていたのじゃなかったかなと思い、深夜だったので録画しました。
後日、観てみると残念ながらナレーションの声は違う方でした。何故そう感じたのかを観て理由がわかりました。
私が春馬くんのナレーションを聴いたのは『自閉症の君が教えてくれたこと』の方でした。
どちらも『君』は同一人、東田直樹さんでした。
その彼の背中を押したい。そんな風に感じて出演したのかなと番組を観た私は思いました。
その『君』東田直樹さんが13歳のときに出版した『自閉症の僕が跳び跳ねる理由』は、春馬くんがナレーションを務めた番組から繋がっていきます。現在30か国で出版されて感動を呼び、新たな奇跡をおこしています。



春馬くんがいなくなってから放送があったのか、配信で観たのか覚えていませんが以前に視聴した記憶があります。
以前、放送された『自閉症の君が教えてくれたこと』は、春馬くんのとても優しい声で東田直樹さんの表情を追いながらだったのが印象的でした。ナレーションの声をYouTubeに残してくださるかたがあり、↓貼り付けあります。
今回は再放送されなかった春馬くんがナレーションをした『自閉症の君が教えてくれたこと』も再放送を是非ともお願いしたいです。

東田さんは追悼文も発表してくださっています。




https://youtu.be/O_JLEVjqG30?si=F6TiAHecbP7D8e-- 



今年は、報道でねじ曲げられてしまう志や純粋な思いがたくさんあることを絵空事ではなく、実際に起こってしまっていることなんだと、奇しくも社会が確信した年になりました。

実際に春馬くんは、チャリティーに仕事で関わり、その後も個人的に支援していました。東日本大震災後は、仕事の合間を縫いボランティアにも行っていました。1人で食事をしている子達の支援も個人的にしていたとXで知りました。

混沌とした今の社会で彼の残してくれたもの、してきた行動の大切さを感じます。

もし、春馬くんか私達の立場なら志半ばでいなくなった、その志のその後を気にしているのではないかと思います。

春馬くんの声に、荒んだ思いややるせなさをリセットして、この先私達が考えていかなくてはならないことを伝えてくれているのではないかと感じます。大きな行動でなくてもいい、思い遣りから生まれる言葉や少しの変化が喜びに繋がる。奇跡になる。

このナレーションは父性も母性も感じられる優しい真っ直ぐな声で、導いてくれているようです。「思いを繋げる」こと、私達だから出来る何かがあるのかもしれません。


アメブロの東田直樹さんのブログ

https://ameblo.jp/higashida-naoki/entry-12826166908.html 


https://youtu.be/A0fNRBCroOo?si=RwcFk4puBtnORlAG


 X,YouTube引用させていただきました。