将棋界で藤井聡太八冠の独走が続く。
彼の将棋は面白い。
強いだけではなく、見る面白さが群を抜くのだ。
さて、彼の強さを支えるものにAI活用がある。
このことは、AIを幼児期から活用する将棋指しが棋才を現し始める十数年後には、藤井現八冠の座が危うくなることを意味する。
問題は、今、現在、藤井八冠とどう戦うかだ。
プロ棋士個人が、単独でAI環境を整えても限界がある。
そこで、同門の枠を超えるのは当然として、後援スポンサーを募りAI環境の差を詰めていかねばならない。
これを実現させる一派が現れるのか気になるところだが、これは困難だろう。
棋士は個人事業主である。
一匹狼は群れで狩りをしない。
しかしながら、白熱した戦いを望む一愛棋家としては後援企業とともに棋道に邁進する姿を見てみたいのである。
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